2015年を振り返ってみる

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このエントリが、今年最後となりそうです。

今年もいろいろありました。

仕事は順調。いまのところは。大きな枠としての社内ではいろんな勢力争いみたいなことがあって、傍目にもいかがなものかとは思うのですが、そこを気にしだすとストレスしか溜まらないので積極スルー。

自分が所属するグループの中では、明確な課題をちょっとずつ削って、数年後を見据えつつ準備を進めています。実務的には、無駄な会議がずいぶんと減って楽になった。部下もしっかりやってくれているので、たまにトラブルが発生すると自分の出番なのでちょっと嬉しかったり。

いつ何が起きるかわからないので警戒は怠らず、いざというときに慌てないような体制を崩さないように、来年もやっていきたいと思ってます。


家庭では、子供が4歳になりました。いわゆる可愛さのピークはもう過ぎてしまったようだけど、これから教育のことだったり、将来のことを考えてやらねばといったところか。

家人がフルタイムの仕事を辞めたので、彼女も今後どうするか、どうしたいか、きちんと話合っていかねばならない。


個人的にはそろそろ真剣に、体重を落とさねばならない(切実)。手始めに、ビブラムファイブフィンガーズを常用するようにして、体質改善を図るとしよう。あと筋トレ。走ったりはどうせしないから、とにかく筋力を取り戻したい。子供の抱っこ、ツライ。


最後に、今年出会った素晴らしい音楽をご紹介しておきたい。どれもこれも、私と波長が合う人であれば買って損はないものばかり。保証します。

来年も、どうぞよろしく。

EELS & PEANUTS/Soggy Cheerios

カーネーションの直枝政広とワールドスタンダードの鈴木惣一朗によるユニットの二枚目。1曲め「あたらしいともだち」から、二人がこれまで培ってきた音楽の素養に圧倒される。「うつくしいとしること」は、鈴木惣一朗の母親が亡くなったとき、その心情を直枝くんに送ってできた曲。落涙を禁じ得ず。

EELS & PEANUTS
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Soggy Cheerios
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楕円の夢/寺尾紗穂

昨今では文筆家としても評価が高いが、このアルバムは文句なしの最高傑作。拙ブログでも度々紹介していますが、いま最も高い次元で音楽を創っている1人である。年末恒例の、永福町ソノリウム公演に行けないことが、とてもとてもツライ……。ぜひライブ音源を販売してほしい。

楕円の夢
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寺尾紗穂
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少女歳時記<冬>/ESTACION

地元浜松の大先輩、Soggy Cheeriosの鈴木惣一朗氏と、千葉県は佐倉市が生んだ奇跡の美声、南壽あさ子の限定ユニット。南壽あさ子さん、珍しい名字ですね。これで「なす」と読むらしい。ココロに染み入るような、静かでいてとてもリッチな音は、まさにこのクリスマスの時期にエンドレスで聴きたい。今後、春、夏、秋とアルバムを出す計画があるようだ。年明けにタワレコ渋谷店でイベントあるそうなので、まずはそこから。

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少女歳時記<冬>

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ESTACION
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Alone in the Universe/Jeff Lynne’s ELO

どっこい生きてるジェフ・リン御大が新作を出した、それだけでもう最高です。1曲め、When I Was A Boyの出だしで、キュンキュン来ます。オッサンのハート鷲掴み。もうねー、この人は本当にいい仕事します。見た目も本当に変わらんなー。最近、ブライアン・アダムスの新作プロデュースもしたらしくって、そちらも入手せねば。





CHABO/仲井戸麗市

渋公での45周年ライブ、最高でした! 古井戸復活〜RC〜そしてソロ、そしてこの最新作は、ボ・ガンボスなんかで有名なDr.Kyonのプロデュースで、若々しいブルース・ロックが弾けております。「僕らのビッグピンクで」では清志郎の魂をビンビン感じます。こんなカッコいい65歳が、日本にいるだなんて!

CHABO
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仲井戸“CHABO”麗市
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しずかなクリスマス

子供の保育園のクリスマス会で聴いた曲がとってもよくて。調べてみたら、作詞作曲のお二方は、そのスジでは大変有名な方のようですね。

親バカ全開で、うちの子含むマーガレット組の歌唱を貼っつけておきますが、ググればいくつかちゃんとしたのが出てきます。

クリスマスが好きな方も、そうでない方も、良き日となりますように。


https://vimeo.com/149932231

しずかなクリスマス
(新澤としひこ作詞 中川ひろたか作曲)

ひつじかいは ひつじとねむる
しずかなクリスマス
くつみがきは こいぬとねむる
しずかな クリスマス

百年むかしから 百年みらいまで
千年むかしから 千年みらいまで
遠い空に 星がまたたく
しずかな クリスマス

マッチ売りは はだしでねむる
しずかなクリスマス
人魚姫は あぶくにとける
しずかなクリスマス

百のものがたりが 百年くりかえす
千のものがたりが 千年くりかえす
遠い窓に あかりがともる 
しずかなクリスマス

自然薯掘り顛末記

もう2ヶ月ちかくも経ってしまったが、10月末に自然薯を掘りに行ってきた。いくつか前のエントリに書いたとおり、会社の近所のラーメン屋の親父にうまく言い包められて誘われて、新潟県は魚沼まで。

クルマ利用の前夜発ということで、関越をブーンとドライブして未明に魚沼はずれの炭焼き小屋に到着。この炭焼き小屋は、ラーメン屋の親父が懇意にしている農家の持ち物ということで、自由に使って良いことになってるそうな。

2~3時間ほど仮眠を取ると夜が明けた。が、天気は雨である。どーすんだろうと思っていたら、小屋の持ち主のサトーさんがやってきた。御年75歳ということだが、じつにカクシャクとしておられる。見ると立派な羽釜を携えており、「新米炊いてきたから食え」ということらしい。朝から銀シャリをパクつきながら酒を飲む。


なかなか雨が止まない中、こりゃー沈殿かしらと諦めムードであったが、午後になると多少雨脚が弱くなり、どうにかいけそう。泥だらけになること必至ということで、全身ツナギの防護服を渡される。長靴を履き、スコップと鉄製の突きん棒を持ったら、いざ藪漕ぎのスタートだ。

酒を飲みながら小屋周辺でレクチャーを受けたのだが、とにかくまずは芋の葉を見つけねばならない。だが、ちょっと山の中に入るとそこらじゅうにある。芋だらけである。よく似たハズレ芋の葉っぱもいっぱいあるが、見分け方は簡単なのですぐに覚えた。

やはり問題は、掘ることそのものだ。

芋の葉っぱを見つけたら、そいつを辿ってどんな地形から伸びているかを確認する。平らなところのは、却下。掘らない。いや、掘ってもいいんだけど、大層難儀になるのだ。狙い目は、斜面から生えてるヤツ。これだと、平らな地形に比べて掘る土の量そのものを大幅に減らすことができるというわけだ。

だが、一筋縄ではいかないのが自然薯掘りである。芋を傷めないように周りから掘り起こしていくわけだが、地面の下は砂場ではない。そこかしこに、大小硬軟さまざまな岩が隠れており、こいつを鉄製の突きん棒で割りながら掘り進めることになる。

雨に濡れ、ゴアのような高級素材ではない防護服の内側は汗でムレムレ。30~40分かけてようやく1本ゲットとか、そういうペースでオジサンたちの気勢も上がらない。

ちなみに初日は4名で掘ったが、収穫は10本にも満たなかった。早々に諦め、炭焼き小屋に戻りイノシシ鍋を喰らい、酒を呑む。うーん、何しに来たんだか状態である。

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翌日。帰りもあるので時間はそうそう取れないなか、サトーさんが目星をつけておいてくれたエリアに移動すると、果たしてそこは自然薯天国であった。土も柔らかで、大きな石もほとんどない。ガーッと2時間近く掘りまくって、どうにか形にはなった。ついでに沢筋でミズを発見。季節はずれではあるが、適当に摘んでベースに戻る。

集めた自然薯は人数分に大まかにわけて、マタギ勘定。ジャンケンで買った順に取っていく。そこそこの収穫にはなり申した。

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帰路、サトーさんのお宅に寄り、オッチャンたちが新米(魚沼産コシヒカリ)を譲り受けていたので、じゃあアッシもと30kgの玄米をオーダー。後日送ってもらうことにした。

あんまり考えてなかったのだが、自宅近辺には精米所がない。しかたがないので、1万円少々で家庭用精米機を購入。

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届いた玄米を精米し、自然薯でトロロを作り、食べてみた。

ううむ、この歳になって初めて知ったが、精米したてのコメの、なんと美味いことよ。トロロもネバネバパワーがふつうの山芋とは段違い。家族全員が、トロロごはんバキュームと化してしまった次第。


それにしても。

オッサンたちのパワフルさを見るにつけ、まだまだ老けこむ年齢じゃないなーと反省しきり。体力の上がり目がないのは重々承知だが、徐々に生活改善して、いずれは上ノ廊下、なんちゃらピンガと相対したいものだ。うむ。