父入院の報

秋分の日の三連休、懲りずに飽きずに葛根田に行ってきたんだけど、その直前に入った父入院の報。

急に息切れがして病院に行ったら間質性肺炎との診断を受けた。わかりやすく言えば、美空ひばりや八代亜紀と同じ病状のようだ。

思えば20代の頃、葛根田に初めて行ったとき、祖母が亡くなった。下山後に自宅の留守番電話をチェックしたらやたらと留守電が残っており、祖母の危篤から臨終、葬儀の日取りを知らせる電話がいくつも入っていた。

結果的に自分は祖母の葬儀に間に合わず、檀家の寺の和尚も(なぜか)ハワイに旅行に行っており、代理の和尚がお経を上げてくれたそうだ。それ以来和尚は「ワシらはA級戦犯だでのう」と顔を合わせるたびにカラカラと笑っていたものだ。

同じことが繰り返されるかもなあ、とも思ったのだが、それよりも「多分大丈夫だろ」という直感が勝った。


結果としては、抗生物質は効き目がイマイチだったものの、ステロイドがそれなりに効いたようで数週間で退院できる目処が立ったようだ。

とはいえ、これは単にカウントダウンの先延ばしに過ぎない。齢90を越え、まだまだ元気だと思っていたがついにその時がやってきたようだ。

ある日突然ポックリ逝ってくれるのが理想だと、常々考えてはいたが、話はそう簡単なものではなさそうだ。


とりあえず、まだまだ入院は続くそうなので、その世話を一手に引き受けている母親の負担を減らすべく、しばらく実家の浜松に赴き、必要なときだけ東京に出社する二拠点生活をすることにした。


あ、葛根田の記録やなんかはそのうちまた。

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