日曜日。札幌の伯母が東京に滞在しているということで、府中までムスメの顔を見に来てくれた。
ちょうどいいやと、花見がてらの散歩に繰り出す。まずは腹ごしらえと、近所のタイ料理屋「スイタイ」に行き、パッタイを。ランチタイムはなかなかの混雑で、軌道に乗ってきたみたい。よっしゃよっしゃ。
その後、ホコ天のけやき並木を歩き、大国魂神社へ。ここの枝垂桜を前菜として、東郷寺を目指す。
道中、さまざまな花が咲き誇っており、いちいち伯母に名前を尋ねる。すべて即答できるのは、さすがお花のセンセイをやってるだけある。もちろんワタクシは、聞いたそばから忘れてしまうのだが。
今年はアチコチで聞かれるように、春の花の開花が遅れている。通常ならソメイヨシノの一週前が見頃の枝垂桜も、一斉に花開いており、なかなかの見応えである。
東郷寺は、東郷平八郎の没後に建立された寺で、映画「羅生門」のロケが行われたという大門で有名。枝垂桜とのマッチングがすばらしい。
「さくら」つながりということで、夕餉はブリの照り焼きと「さくらごはん」。米一合に対して、酒と醤油をそれぞれ大さじ1ずつ加えて炊いただけのものなのだが、自分にとっては故郷の味なんである。
浜松祭りで支給される昼メシが、このさくらごはんのおにぎりで、なんとも言えないなつかしさがこみ上げる。たまに食べると美味いんだよなあ。
伽藍の軒天越しの桜。
構図、お見事。
傾いてるし、収まりきってないのがね〜。マジでかいし。
広角レンズが欲しくなる。