葛根田川いつものルート2024初秋 day2

6:30起床、10:30出発。

よく晴れた。火を熾し、コーヒーを淹れて朝飯を作る。その間もMくんは出合近辺でテンカラを振っているが、釣れんボーイ。まぁなんちゅうか、まだまだキャストの練習が必要的な。

のんびりパッキングしてたら、下流からベテラン感あるフライフィッシャーなおじさんが単独でやってくる。ちょっと会話をしたのだが、ここまでアタリは見られなかったとのこと。日帰りで大滝まで往復するらしい。

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葛根田川いつものルート2024初秋 day1

地熱発電所のゲート前で降りると、軽トラが1台。さすがに連休最終日ともなるとこんな感じか。

荷物の整理をしてパッキング、足回りの準備を整えていたらもう11時30分。今日はかかっても3本なのだが初心者もいることだし、若干焦る。焦るのだけれども、急いだって仕方がない。天気を選んで入渓したおかげで、雲ひとつないスカッ晴れなのが有難い。

11:43スタート。

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葛根田川いつものルート2024初秋 day0

うーむ。ボンヤリしていたら1年すぎてしまった。かなり忘れている部分も多いのだけど、府中の酒場界隈でうるさい人がいたので重い腰を上げて書いてみることにする。

2022年の秋も、禁漁期前の9月で計画を立てた。だが二度の三連休がことごとく台風の餌食となり、結局10月にズレ込んだのだった。

今回もまた、台風には相当悩まされた。当初は連休前から入ろうと思っていたのに、いちど中国大陸に上陸した台風が、秋雨前線に誘われるように鋭角にカーブして列島をノロノロと進むという嫌がらせ(元旦の地震で被災した能登に、またしても甚大な被害をもたらした)。

天気予報とにらめっこしながら、三連休最終日に入渓することにして、カイシャには「連休につなげて有給2日いただきまーす」と告げた。いてもいなくても変わらない、空気のような存在を目指して生きております、ハイ。

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刑務所からカロリーハウス

例年のこの時期は、北海道に行くことが多かった。子供の秋休み(というのがある学校だった)を利用しての旅行なわけだが、中学生になったので秋休みは消滅。今年は地元で過ごしている。

ちょうど、府中刑務所の文化祭があるってんで、冷やかしがてら行ってみた。

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大将と語らった夜

夏前のことなので、けっこう時間が経っているんだけど下書きを見つけちゃったので投稿しておく。


当サイトでも度々登場しているびぜん亭の大将から電話がかかってきた。こんど所沢で1週間だけ店を復活させるから食いに来い、あと畑も手伝え、という内容。

ところざわサクラタウンにあるラーメンWalkerキッチンで、びぜん亭の予定が入ってるのは知っていたので、なるべく混まない平日に行きますよ、と。

なんでも、弟子筋の人気ラーメン店主たちが日替わりで手伝いに来るとか。さすがの人望だ。

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ギリギリ馬込川

2024年の8月末、信じられないほどの遅さで日本に襲来した台風10号(サンサン)は、結果的に見れば拍子抜けというか、事前の情報に比べれば勢力の衰えも早く、西日本の温泉巡りをしただけの迷惑な台風であった。中止になったイベントも多かったしね。

ただ、九州に接近する際に発生した線状降水帯により、関東や東海地方にハンパじゃない量の雨が降ることになった。

各地でも増水被害が出ており、ちょうど実家にいた8月28日未明は、近所の川が決壊寸前まで水位が上がっており、スマホのアラートが鳴りっぱなしだった。

氾濫危険水位をオーバーしている

自分が幼い頃は川の決壊はそこそこの頻度で発生しており、子供的には楽しい思い出でもあるのだが、さすがにこのレベルまで水位が上がって、さらに雨も止む気配がない。

ただ、外の様子を見るとまだそこまでではない。道路の脇に水は溜まっているが、なんとか持ち堪えている様子。

念の為、ゴミ袋に水を入れて土嚢代わりにして玄関前に置けるよう用意すべきかと、酒を呑みながらボンヤリ考えていたのだが、徐々に水位が下がりつつあるとの情報もあったので寝床に潜り込んだ。

翌朝確認したところ、こんな感じである。

最高で370cmくらいなので、おそらくここまでなら床下浸水はないのだろう。それを知ることができたのはよかった。今後、遠隔地にいても判断基準にはなる。


翌日、なんとか予定通り動いていた新幹線に乗り帰京。駅への道すがら、川の様子を撮影したのがこちら。

水位は下がったとはいえ普段に比べればかなり多い

水害は怖いからね。気をつけようね。

葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 ふりかえり

代表画像は、大石沢出合すぎの巨大な落石。1年半で、ここまで崩壊している。改めて、山も沢も生きている。


葛根田では、入渓日の何時に行動をスタートするかが大きなポイントとなる。それを強く再認識する遡行であった。大石沢までの三本を1日のどこにハメるか、ということだ。

朝一番の新幹線で行くとなれば、盛岡着が08:44なので、即タクシーに乗れば10時前後のスタートとなる。大石沢出合には13時頃の到着となろう。

遡行日まで雨が続いて増水しているようなとき、とりあえず滝ノ上温泉まで行って、午後になって水量が落ち着くようなら入渓して大石沢まで行く、という切り替え方もできる。

今回のように盛岡に前泊したり、深夜バスであれば、6〜7時くらいのスタートが見込める。これなら、中ノ又沢出合以降の、もっと奥まで行くことも可能だ。実際、通常のプランであればC1は北ノ又沢出合というパーティーが多いからね。

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葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 day2

何時に行動を開始すれば、温泉に間に合う時間に下山できるか。まあ10時に出れば余裕っしょ、と酔っ払いながら話していたのだが、予想以上に(というか通常モードか)モタモタして、10:38出発となった。

朝から雨だったのである。ツェルトとブルーシートで、なんだか南部曲がり屋みたいなL字状の屋根になり、適当に寝たのだが、朝雨が降って顔が濡れて目が覚めた。

そこからノロノロしながら珈琲を淹れて、ラーメンを作って食って、パッキングしてるうちに小降りに。水は濁ってないし増水もしていないものの、雨具着て行動かなーと思うと心底憂鬱だったが、これなら大丈夫。雨具はザックの上のほうに入れるよう指示して、パラパラと小雨降る中、行動開始した。

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葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 day1-4

大滝でまったり過ごしたので、大石沢出合に戻ったのは15時頃。ツェルトを張って、薪を集める。その後、タケノコを採りに大石沢右岸のヤブに潜って、岩魚を捌く。

やっぱり1人で全部やるのと2人でやるのとでは全然スピードと効率が違うね。薪も1人2往復で十分だったし、岩魚はほぼKちゃんが全部やってくれて助かった。

これ、1人だとけっこうツライんだよなあw

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葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 day1-3

大石沢出合でザックを置いて荷物整理。大滝ピストンに不要なものをまとめて、上からツェルトを掛けておく。後続者が来るかわからないけど、とりあえずの場所取り。

こっからは釣りモード全開。2人ともテンカラ竿を手に遡行する。Kちゃんの竿は、和竿だけあって雰囲気が佳い。綺麗なもんだ。

大石沢あたりから、ジャブジャブ歩いていると岩魚が走るようになる。ただ、どうしたわけか食ってこない。いやじつは薄々感じてはいたのだが、昨年の同時期に比べると羽虫がまったく飛んでいないのだ。そのせいもあるのだろう、やけに渋い。

沼ノ沢出合あたりの小さな落ち込み(よく泳ぐところ)でようやく食ってきたが、焦って早合わせしたせいで痛恨のバラし。くぅ。

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葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 day1-2

歩きながらおしゃべり。滝ノ上温泉のこととか、発電所のこととか。Kちゃんは興味がありそうでないような、ビミョーな反応だったが地熱発電所を見たのは初めてらしく、キョロキョロしている。日曜日だからか作業をしてる人は見かけなかった。

いつもの林道屈曲点から入渓。今回はサクッと本流に降りられた。


最初の一本はゆっくり目で歩く。必ず水を汲む右岸の枝沢でザックを下ろし、体調チェック。特に問題なさそうだが、いやあKちゃん、オレが言うのもナニだけど腹出過ぎだろうw

今回Kちゃんはルアーとテンカラの二刀流(実は自分もなのだがそれは後述)。テンカラ竿は和竿で継ぎも少なめなためか、仕舞寸法がやたらと長い。1mくらいあるんかな。転んで折らなきゃいいけど。

ほどなく丑首に到着。一本取る。

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葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 day1-1

入渓前夜、晩飯は駅前の寿司屋に入った。腹いっぱい食って呑んで、それでもお会計は1万円ちょいとかなりお安い。握りもよかったけど、ホヤが美味かったなあ。新鮮なものをいただいたが、これまで食ったホヤは何だったのか的レベル。三陸の初夏を漫喫。

そして翌朝、駅前からタクシーで滝ノ上温泉へと向かうのだが、その前に人と待ち合わせをしている。コンビニで朝飯を買っていたらケータイに着信。イカ釣り師匠のKちゃんからである。

実は今回は単独ではなく、Kちゃんと二人旅なのだ。

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葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 day0

昨年の沢に行ったエントリでも書いているはずだが、今年の沢は盛岡でのチャグチャグ馬コを入渓前か下山後に絡める日程で組もうと思っていた。

とはいえ確実性が高いのは、やはり入渓前。年明け早々には安いホテルを確保するという気合の入り方で準備を進め、盛岡に前乗りした次第。

そうそう、チャグチャグ馬コのクラファンもあったのに気づいたので、些少ながら参加したんだよね。ポロシャツもらえるコースで、送られてきたのが上の画像のものである。子供を参加させられる権もあったけど小学3年生くらいまでの制限アリ。ま、しゃーないw


盛岡駅には昼前に到着。駅前広場ではさんさ踊りなんかで盛り上がっている。まだ馬コたちが駅前にくるのには時間がある。まずはホテルに荷物を預けて繁華街へと散策に。

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多摩鹿

とある休日、久しぶりに自転車で遠乗りしようと八王子まで出かけた。道の駅やらを堪能したあと、さて帰るかと多摩川沿いを走る。

カミさんが久しぶりだったせいか、かなりバテており、若干フラついたりもするので「ゆっくりでええぞ」と声をかけながらどうにか府中近辺にまでたどり着いた。

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遭難を悼む

パキスタン北部のカラコルム山脈で遭難事故があったと聞いた。

アルピニズムはその性質ゆえ、常に命の危険と隣り合わせとなる。だからこそ価値があるのかもしれないが、臆病な自分は常に自分の身をそこから遠くに置いている。

山は好きだけれど、自分が好む山は国内外のアルプスの稜線ではなく、山と極力一体化できるような低山をむしろ選んで生きてきた。

彼らには畏敬の念を抱きつつ、結局のところ異なる人種と思っている。

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磐田市小学生一斉観戦授業2024

この日は必ず現地で見ると、心に誓っていた。

その催しが毎年開催されているというのは知っていた。ただコロナで無観客、声出しナシという期間があったため、2023年に行われたザスパ群馬との試合をDAZNで見ていて、かなり面食らったのだ。

試合内容よりも、画面越しに響く、子供たちの声援に感動してしまったのである。

その試合の模様や、裏方として頑張ってくれている磐田市職員に密着した動画を見て、とにかくナマで見たい、見るしかないと思うに至ったわけだ。

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地元の天丼屋

故郷の浜松には、地元ではちょっと知られた天ぷら屋、ていうか天丼屋がある。天錦(てんきん)という店で、天丼の味そのものも旨いのだが、親父がタネを揚げるとき指を天ぷら油に突っ込むパフォーマンスがあったりで、色んな意味で楽しめる店なのだ。

浜松祭りの前日、街中のミニシアターで映画を見ようと思い立ち出かけた。その前の腹ごしらえに数十年ぶりに天錦で天丼喰おう!と立ち寄ってみた。

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追憶のチャーシューメン

初めて一人で飲食店に入り、注文をして会計までしたときのことを覚えているだろうか。

私の場合、それはおそらく小学生高学年の頃。場所は近所の蕎麦屋で、小遣い銭を握りしめて食べた「かけそば」だった。

実を言えばその蕎麦屋の娘さんは同じ小学校の同学年だったりもして(仲が良かったわけじゃないけど)、同じ町内ということもあってか心理的ハードルはそのぶん低かったものの、店頭のサンプルをを食い入るように見て金額を確かめて、恐る恐る中に入りビクビクしながら注文をした。それが、最も安価であったかけそばで、おそらく当時は200円前後だったのではないかと思う。


緊張のせいだろう、味はよく分からず。とにかく一心不乱に食べ、手汗でベトベトになった小銭を差し出して逃げるように店を出た。

そんな思い出がありながらも、こちらの蕎麦屋で蕎麦をいただいたことはほとんどない。ヘタをすると、このときのかけそばが唯一かもしれない。

なぜなら、ラーメンがとても美味い蕎麦屋だったからだ(またラーメンの話ですみません)。

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味を守ることの難しさ

高校生の頃、友人に「うまいラーメン屋がある」と連れて行ってもらった。いまも有楽街にある「かに道楽」の向かいの、ちょっとコ汚い店構えが印象的だった。

それが「みやひろ」との出会い。

浜松での青春時代は、カレーといえばボンベイ、ラーメンなら断然、みやひろだった。ちなみにボンベイについては過去も何度か書いているのだが、実はみやひろについてのエントリは皆無。そこには、ちょっとした歴史的経緯も影響している。

ああ、あのカレーをもう一度でいいから食いたい…
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ヤマハの隣にスズキあり

ヤマハスタジアムに行く経路としては、近年では「御厨」というJRの駅ができたこともあり、東海道線で御厨で下車して歩く、というのが定番になりつつある。

その道すがらは、ヤマハ発動機の工場群を抜けていく。このへん一帯はヤマ発関係の施設がいっぱいあって、ヤマハスタジアム自体も、もともとはヤマ発のグラウンドだったわけだしね。

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鹿島往訪ノ記その2

中華屋を出て、鹿島神宮へと向かった。

境内は休日の昼時ということもあって人出もそれなりというか、けっこう賑わっていたな。全体的に、雰囲気があっていい神社だよね。歴史もあるし。

なにしろ成り立ちは皇紀元年(紀元前660年)というから、オイオイとツッコミたくなるくらい昔からあるのだよなあ。

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鹿島往訪ノ記その1

2024シーズンのJ1日程が発表されたとき、真っ先にチェックしたのはジュビロのAway戦で専スタの会場だ。特に関東近郊で行ったことのないカシマスタジアムと日立台にはぜひとも。

というわけで、3/30に行われたアントラーズ×ジュビロの試合に行ってきました。

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甲府の夢は俺の夢

そう、俺とオマエと大五郎。

じゃなくって、Jリーグも2024年シーズンが始まってもう3節が終了。

J1は例年にないダンゴレースだとか名古屋が暗黒だとか町田が安定の町田だとか話題には事欠かないが、そのあたりは追って書くとして、とにかくヴァンフォーレ甲府のACL挑戦についてなにか書いておかずにはいられない。

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