寸止めで泣けず……映画『ターミナル』

年末で実家に帰っている間、特にやることもないし家にはネット回線もないので、自然と駅近くのシネコンに足が向いた。一般の映画館より料金も高いんで地元では人気が薄いようだが、ケータイで指定席が事前購入できるってのは楽ちんだよなぁ。

『ターミナル』(2004年 スティーブン・スピルバーグ監督)

トム・ハンクスとスピルバーグ。以前なら「エ〜」とか言って素通りするような組み合わせだが、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は印象良かったし、CMも大量投下中、しかも感動作(?)らしいってこともあり、実は楽しみにしていた。年をとったせいか若い頃よりもさらに涙もろくなっており、この映画にもそれを期待していたのだ。

政治的な事情やなんかで空港に足止めを食らうということは、そんなに珍しいことではないのかもしれない。トランジット時のトラブルとかも、意外とあるもんだ。だが数週間、数ヶ月、さらには「住む」ともなると、もう立派な物語。この映画は、実際にシャルルドゴール空港に住んでいたイラン人がモデルのようだ。

東欧のクロコウジアからJFKに降り立ったビクター・ナボルスキーは、祖国で勃発したクーデターにより、パスポートが無効となってアメリカに入国することができず、ターミナルで足止めをくらう。警備局に支給されたミールクーポンをなくしてしまい、腹をすかせたナボルスキーは、カートのデポジットで25セントが戻ってくることを知り、ターミナル中のカートをかき集める。こうしてまずは「生活」の基盤を得る。

出世欲の強い警備局長は、ナボルスキーのような人間にうろつかれると自分の査定に響くと、あえて警備にスキを作り、空港から抜け出せるように仕向ける。その後は、不法入国で警察に引き渡せるからだ。だが、ナボルスキーはターミナルにとどまる。そして空港職員との交流や、渡米した秘密、そして果たされるべき約束とは……。

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新年快楽

年末は、追いすがる仕事を振り払うようにして実家に逃げ、その後香港へと潜伏。

数年ぶりの香港は、かなり様変わりしていた。空港から九龍へと向かう道でも、笑っちゃうほど高層マンションが増えている。あとビクトリアピークより高いビルが建っていたり、東尖沙咀なんていう駅ができていたり(これは新路線か)。それでも、東京ではあり得ない活気はそこにいるだけで刺激を受けるし、相変わらず大量の排気ガスで街の空気は悪いとかあるけれど、スターフェリーものんびりしてたしまあいいか、と。

今回は、裏香港島まで足を伸ばしてパンダと戯れたり、島めぐりをしてカニエビを喰ったり、電脳街を冷やかしたりしながら、ボケーッと過ごした。意外と寒かったなあ。

というわけで、今日から社会復帰。今年もよろしくお願い申し上げます。