本当はあまり気が進まなかったのですが、MLBの開幕戦を東京ドームに見に行ってきました。
なんで気が進まなかったかというと、この手の試合はどうにも居心地が悪いというか、ふだん野球観戦をしない人がいっぱいやってくるので、フラストレーションが溜まることが多いのです。
そういう意味ではスタンドの空気は案の定だったのですが、随所にメジャーっぽいプレイも多々あり、それなりに楽しんできました。東京在住なのか、海外の方も多くいて、ヤンチャにはしゃいでたのも印象的。
130キロ台のストレートを見て「さすがメジャーは球が速い!」とご満悦だった方々は、ぜひこれを機会にNPBの試合をナマで見ていただくといいかも。鳴りモノ応援には閉口するかもしれないけれど。
さて、なんでこの試合を見に来たかというと、カワサキが出られるかもしれないと思ったから。
結果的にはスタメンはおろか、代走や守備固めですら出場機会はなかったのだけど、イニングの合間のキャッチボール(所定位置まで全力疾走!)やベンチ前の屈伸(監督へのアピール??)など、随所に「らしさ」がにじみ出ておりました。
上の写真をそれぞれ拡大したのが、こちら(単焦点カメラしか持ってないので!)。
日本人の多くがメジャーで結果を出せてない昨今、じつは最も活躍する可能性が高いのはカワサキだと思っています。
なぜかというと、環境適応能力がハンパないから。
日本にいた頃から、その端正なルックスとは裏腹に、ファンの間では「ヤバキャラ」と認定されていた彼ですが、たびたび報道されているように、英語しゃべれなくても気にせず会話したり、すでにすっかり溶け込んでるご様子。
通訳がいないと意思疎通ができないようでは、やっぱりダメ。また、話しかけられるのを待ってるようでもアカンでしょう。要はコミュニケーション能力。それがないと、いかに実力があっても、長い目で見て結果を出すことは難しいのではないかと思います。
でもこれって、一般社会でもおんなじだよね。実践するのは難しいけど。
というわけで、実際にプレーを目にすることはできなかったけど、心の中ではしっかりエールを送ってきましたよ、と。
そんでもって帰ろうと水道橋に行ったら、ホームにイチローがいた。
ユニフォームがオールドスタイルの選手は、基本好き。
ロッテ岡田とか、檻グッチーとか、巨人はあんま、だけど矢野とか。
川崎もイチローもそうだけど、野球に対する取り組み方が
真剣な選手が多い気がするのよ。
ていうかさ、あの「足が長く見えるかと思って」っていう感じのパンタロンスタイルはどうかと思うよねー。