信州上田を往く〜別所温泉いいところ

カミさんとコドモを埼玉に預けに行った。3月以来なので、爺婆も大喜びである。水入らずで過ごしたかろうと思い、今回はタッチ&ゴーで、そのままひとり上田へと向かう。高速道路って本当に便利だ。

宿は、上田盆地を見下ろす位置にある別所温泉に取った。宿に着くなり展望のよい露天風呂に浸かり、遠くの山並みを眺めながら心身ともに弛緩。遠くを見やれば浅間はもちろん四阿山も望むことができる。

四阿山といえば、遠い遠い昔、山スキーで計画を立てるも、入山前夜に酔いつぶれそのまま帰京したという、うすら昏い記憶もあるが、そんな人生の汚点も今となっては懐かしい。うむ。

風呂をあがり、浴衣に草履で散策すると、映画にもなった「愛染かつら」のモデルとされる桂の巨木があった。映画の主題歌は、「花も嵐も踏み越えて」でおなじみですな。そんなことは抜きにしても、なかなかの威容。巨木マニアとしてはたまらんです。

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しかしアレですな、ひとりで温泉宿ってのもなんだか手持ち無沙汰というか、退屈です。料理の上げ下げに時折やってくる中居さんと他愛もない話をしながら、冷酒をチビチビ舐め舐め、過ごしました。

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翌朝は、宿のそばにある安楽寺というお寺に散策。ここには、八角三重塔があるのですな。本堂の裏手の杉木立の間を登って行くと、見えて来ました。なるほどこれはすばらしい。

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鎌倉時代末期にできたというから、1000年も前にこれだけのモノを釘一本使わず建ててしまうというのは、やっぱり昔の人ってのはすごいよなあ。首が痛くなるまで、仰ぎ見た。

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「信州上田を往く〜別所温泉いいところ」への2件のフィードバック

  1. たまには1人になりたいと、
    いざそうしてみれば、意外と淋しく
    結局、家族を道連れにする。

    あ、俺のことね。

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