まっこと素晴らしき景信茶屋@高尾山

高尾山に行くのならば、ぜひとも足を伸ばして景信山まで行くべきである。以前にも書いたことがあるが、山頂の「景信茶屋」が、ここに立ち寄らずして何が高尾山か、というくらい素晴らしいのね。

[後日追加記事]
高尾山はもう秋なのさ

高尾山(リフト終点)〜景信山までは、途中小仏城山を越えつつ、チンタラ歩いて2時間くらい。高尾山、小仏城山どちらも、山頂は手前に巻き道が付いているので、混雑しているときなんかはスルーするのがよい。

小仏峠まで来たら、あとは20分程度の急登で景信山頂に着く。

到着したら、まずはビールを飲もう。缶ビール。これに追加して、「山菜の天ぷら」もオーダーだ。1皿たったの300円なので、喧嘩しないよう人数分頼むべし。ビールで乾杯したら、揚げたてにハフハフしながら食らいつくのだ。なめこ汁に目がいくかもしれないが、いまは、まだ我慢だ。

山菜とはいうものの、厳密にはもちろん異なる。季節が合えばタラの芽だのコシアブラだのあるのかもしれないが(詳細は不明)、基本は(そのへんで採れる)野草だ。なに、おいしく食えるから心配することはない。何の草なのか聞くのは野暮ってもんだ(もちろん、おっちゃんかおばちゃんに質問すれば親切に教えてくれるゾ)。

さて、ビールに天ぷらを堪能したら、いよいよなめこ汁だ。だが、ここでふたつの選択肢があることを忘れてはならない。まずは、シンプルになめこ汁(250円)を頼むパターン。もしこれに、コンビニで買って来たおにぎりでもあれば、相当幸せな気分になれる。

もうひとつは、なめこうどん(500円)だ。これは単純に、うどんを湯がいてどんぶりに入れ、なめこ汁をドドドッとかけたもの。なめこ汁が巨大になって、うどんと薬味(ネギ等)がトッピングされたと思えばよろしい。もちろん、おにぎりとの組み合わせは殺人的な美味さだ。

単なる汁か、うどんか……空腹具合に合わせてチョイスしていただきたい。

なお景信茶屋のなめこは、自家製ということもあって、東北の山奥で供されるような、とてもワイルドかつ素朴でコクと味わいが深いなめこである。昨今、きのこ類は、雪国まいたけを筆頭とした工場による生産が主流になってしまった。それ自体は決して悪いことではないのだが、ホンモノのなめこというのは、スーパーの袋入りで売られているような、小粒でサイズが揃ったものではないのだ。高尾山〜陣馬山の間にはいくつか茶屋があり、なめこ汁も食べられるが、おそらくここ景信茶屋以外は、こうした工場生産のなめこを使っていると思われる。空腹で死んでしまうというなら止めはしないが、頑張って景信茶屋まで我慢することを強くおすすめする。

ついでに言うと、味噌も自家製なんだよね。そこに、これまた自家製の柚子を効かせてくれる。小屋を営む青木さんは、麓(裏高尾)で農家をやってるそうで、週末になると家族総出で茶屋の手伝いをしにくる。昔は小さな女の子がかいがいしくお手伝いをしていたが、今は中学か高校かな?

でね、日曜日に行ってきたんですよ、高尾山。

15時30分、景信茶屋着。周囲が閑散とする中、へたり込むハイカーが。

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そう、営業は15時までですからね!!

途中、片付けをする小屋の主人とすれ違った。このモーター付き台車で、険しい登山道の荷揚げをしているんだねえ。

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「まっこと素晴らしき景信茶屋@高尾山」への4件のフィードバック

  1. ミシュランに騙されたガイジンやら、生足ニーソのハミ肉ギャルやらいっぱいおったけん、ダイジだ。

    晴れてれば景色は最高だけど、3月すぎると花粉もすごそう(昨日もけっこう飛んでたと思う)。

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