王さんのナマラスト

関東遠征最後とあっては行かねばなるまいと、重い腰を上げて幕張に。武蔵野線一本で行けるんだが、相当な遠回りなので1時間半くらいかかるんだよなw でも道中爆睡できるので、いつもコレ使ってます。

この日のスタンドは試合開始前ですでに超満員。マリーンズもCS出場がかかってたのと、やはりオレみたいな客が相当いたのではなかろうか。

さて試合は例によって点を取れる気配のないホークスが淡々とアウトを量産。いつも泣きそうな顔をしている和田くんもさすがにこらえきれず、里崎にタイムリーを浴び、いつの間にかの0-4というスコア。6年連続二桁勝利はたいへん厳しくなったけれど、まあいつかは途切れるものなので諦めましょう。

最後に王さん得意の神代打(田上の代打ツーラン、しかも初球)を見ることができたので満足。また、いろいろと不運なことがあった清水直が勝ったのでよかった。試合終了後、王さんはヒロインに気配りしたのか、レフトスタンドまでは行かず、ベンチ前で手を振って球場全体におじぎして、静かにダッグアウトに消えていった。

いや本当におつかれさまでした。

9回表のこと。先頭の森本が長打を放ち、ノーアウト二塁。ここで小斉、松中と続くところで王さんは二人を呼んで何やら話をしていた。2点差だったから、もう思い切って大きいの狙え的な、「サインはホームラン」っぽい感じだったと思う。

で、小斉は力んだのか平凡な外野フライ。松中は、フェンスまであと少しという特大popを打ち上げたんだけど、トボトボとベンチに戻ってきた松中に対して、なんと王さん、打撃指導を!

ほんの10秒とか20秒とかいう長さだったけど、身振り手振りで「思い切って叩き付けないからこすっちゃうんだよ」みたいな(妄想ですよもちろん)。まあ、神妙に聞いてる松中も不憫だが、こんな状況でもそういうコミュニケーションするかあ、と、感心した。おもしろい人だなあ、やっぱり。

あと、これは書こうかどうか迷ったのだけど、まあ書いとこう。

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ありがとう王さん

ついうっかり、根本さんに騙されて連れてこられたんだよね。でも万年Bクラスのチームの監督になってくれたばかりか、14年もいてくれてありがとう。何度も優勝にまで導いてくれてありがとう。

日本シリーズのたびに「パ・リーグの意地を」と頑張ってくれてありがとう。特に2003年はシビレました。パ・リーグのレベルは低いと言ってた解説者どもを見事に黙らせてくれましたね。ホークスでの2度の日本一はどちらも同じ敵将だったというのも因縁でしょうか。本当に対照的な引き際ですね。

WBCシャンパンファイトでの掛け声、「諸君は最高だ。今日は思いっきりやろうぜ!」は最高でした。あのときの福留をはじめとして、神の領域ともいえる代打策を何度も見せてくれてありがとう。その何分の一かが継投策に活かされればと思うと残念でなりませんが。

池の鯉に指を吸わせて「フェラチオみたいだね」なんて言ったり、家の中でフルチンで歩いて娘に変態扱いされるとか、面白いエピソードをたくさんありがとう。想像を絶する巨根だそうで、娘さんたちには相当なトラウマになったみたいですね。

江川の空白の一日で読売側の人間として唯一マトモなことを言ってくれてありがとう。眉間のしわ、ピッチャー鹿取をありがとう。

1977年9月、756号。小学四年生だった私も、リアルタイムで体験できました。毎晩テレビにかじりついてたのに、中継前に打っちゃうなんてひどいよ。でもありがとう王さん。50年間おつかれさまでした。

まだ死んじゃったわけじゃないので、強い気持ちで切り替えて静養していただいて、ぜひまた元気な姿を見せてください。

仕事の合間に

青山で打ち合わせがあり、ちょっと時間があいたのです。

「神宮でも行く?」

「メシがてら行きましょうか」

ってことで7回くらいに球場に到着。やきそばとビールを調達してスタンド最上段に陣取る。風が気持ちよかった。

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記者団に囲まれて球場を後にする王さん。神宮で目にするのも最後なのかどうか、果たして。

その後はみっちりと仕事。久しぶりに生観戦したなー。