WBCトロフィー展示中@幕張

小雨降る中、幕張へ。

悪天候に平日のナイトゲームなだけに、久しぶりに人の少ないマリスタを満喫。だが、ある一角だけは人がごった返していた。

それは、コレ。

R0012310

写真撮るにも15〜20分待ち。まあ、みなさん試合そっちのけで並んでました。千葉での展示ということもあって、俊介のユニフォームも。メダルはふたつあったので、なんだろうと思ったんだが、あとで見たら俺が「寄り」で撮ったのは2006年のものでした。

R0012308

大行列ゆえ、さすがにじっくりと撮影することもできず、早々に押し出され、スタンドに戻る。試合のほうは、うーん、なんというか、田中将大すげーわ。今江がバントを決めていれば、というのはあるが、9回なんかは150キロ越え連発してたしなあ。センターからホームへの風が強かったけど、昨日のは俊介の友達とは違うコだったようだ。四球連発してたし。

R0012321

あと、確かに言われてるように、ビールがエビスだけ径が微妙に小さくて笑った。価格は600円ナリ。ねえちゃんの愛想よさは、相変わらず水準高いと思う。イカスミ焼きそばとチーズステーキを食ったが、いずれも微妙な味であった。

R0012320

しかし、マリーンズはフロントが相変わらずgdgdだなあ。いくらなんでも開幕直後に次期監督の話って、ありえないにもほどがある。西村は地味な割にはいいとは思うんだが、それは別の話(個人的には、小宮山監督が見たい。「リリーフ俺」してほしい)。夕刊フジにこんなこと書かれてるようじゃ、あかんやろ。

球春来たる

夕方、ホワイトボードにNRと書きなぐり、青山のデザイン事務所のKさんを訪ねる。特に急ぎの仕事というわけではないのだが、あれこれ打ち合わせして、その後メシがてら飲みに行きますか、というパターンだ。

仕事があらかた済んだところで、楽天の快進撃やWBCの話題やらで盛り上がる。

「そういや今日のハムロッテ戦は唐川と多田野だよ」
「唐川は見たことないんですよねえ」
「多田野といえば、超遅球だよねえ」
「札幌は遠いなあ」
「いや〜じつは今日は水道橋開催なんですよねえ」
「えええええ」

というお約束のやり取りをしたあと、食い物を調達して現地へ。どうせ飲むなら球場で、ってことです。ゲートではハラタツの等身大蝋人形(?)がお出迎え。なんか、2階の自由席とか閉鎖されてるのね。ガラガラすぎる。やっぱり、ハムはすっかり北海道の球団になったんだなあと実感。

R0012195 R0012199

ビールはこれで800円。マリスタもひどく小さくなったそうだが、プレミアムモルツとはいえ、こんなもんだったかなあ。

R0012201

試合のほうは、初回のやらかし(見てないけど)と継投ミスが響いてロッテ大敗。多田野は終始危なげなかった。超遅球は見られず。唐川は、牽制で刺したりマウンドさばきは貫禄あったが、将来を考えたらあそこで降ろすのはもったいないと思った。オーダー的には、これで西岡が戻ればベストだな。ケガ人が少ないのが珍しい。中継ぎから後ろは、相変わらずの課題だなあ。

R0012206

里崎のチャントが、妙に爽やかになってないか? あと井口のも、なんか軽快で尻がムズムズする。ていうか井口が妙に馴染んでて笑った。

終わってみれば非常に大味な試合だったが、8時半に終わったのでまだマシか。gdgdで22時オーバーとかは勘弁ですからねえ。

それにしても、この時期に球場で観戦できるとはな〜。来週も行くけど。

V2

R0012070

新宿の映画館でパブリックビューイングに参加。いちばん後ろの列でコッソリ見てたけど、テレビ局の取材がいくつか入ってた。ニュースとかに出て会社にバレちゃったらヤバいんだけど、大丈夫かなあ……(笑)。

映画館だと大画面ってのはもちろんのこと(スクリーンだからね!)、音響がよくて、けっこう感動した。とはいえほとんどは、歓声に掻き消されていたけれど。サッカーだと客が暴れるだろうから無理だろうな。野球ファンはそれに比べると、まだおとなしい。

ていうかそんなことはどうでもよくて。

やっぱり韓国は強かったし、原采配も疑問符がいっぱいあったが、野球の面白さ、恐ろしさ、とにかく醍醐味を、思う存分味わった! 細かい感想とかモロモロは、今日はどうでもいいや!

もう仕事途中だけどほっぽりだして、帰ってビール飲む! そんで遅ればせながらテレビのハシゴだ! ペナント開幕が本当に楽しみだぜ!

日本代表、第2回WBC優勝、連覇おめでとう〜!

R0012088

↑たぶん、ダルと城島が抱き合ってるところ


vl2_113156

vl2_113157

↑ポジスレの画像職人もイイ仕事しとった!

決戦前夜

あぶさんが、ついに現役引退するそうだ。

思えば、私が初めてプロ野球というものを意識したのは、まさにこの漫画だった。ちょうど南海ホークスが強かった頃、ついでに言えば野村が現役で、キャッチャー兼監督というのにもシビレたものだ。小学生が、ビッグコミックオリジナルなんて読んでたわけだから、相当ませてたもんだ。

あぶさんといえば思い出深いエピソードがあって、日米野球で代打で出て、ホームラン打つっていう話。ベロベロに酔っぱらってバッターボックスに入る景浦に対して、アメリケンが「おいおい酔っぱらいかよ」みたいな反応を見せる中、見事豪快にスタンドイン。まあ、いつものパターンなわけですが。

そのとき、「オレは、お前らの吐くツバのほうが気に喰わない」みたいなセリフを呟くわけです。

いまになって冷静に考えてみると、酔っぱらって出場するほうもどうかと思うけれど(笑)、日本人のメンタリティをとてもよく現してると思う。

日本では、どんなスポーツでも、それを行う場、グラウンドや競技場に対しては、必ず畏敬の念を抱き、最大限の敬意を払うべし、と教えられる。だから野球少年はグラウンドに入るとき、帽子を取って一礼する。それくらい大事で、神聖な場所だという刷り込みがある。よく考えてみれば「甲子園の土」なんて、ただの土なのに、それが甲子園のグラウンドの土であるということだけで、そこらの花壇の土とは雲泥の差があるわけだよね。

最近だと、プロの国内選手でも、グラウンドにツバを吐いたりするシーンを見かけたりはするけど、見ていて、やっぱり気持ちのいいものではないよなあ。

何が言いたいかというと、韓国が勝ったからってマウンドに国旗を突き立てるなんてことは、日本人的なマインドとしては絶対的に許されざる行為なわけです。神聖なるグラウンドで何てことをするか、と。就中、マウンドで。だから、みんな腹を立てる。

だけども、ああいった行為に対して、何かが穢されたような気分になるのは日本人だけなのかもしれないね。平気でグラウンドにペッペペッペと唾を吐くアメリケンは、目の前でアレをされても、なーんも気にしないのかもしれない。だから、そんなことでイチイチ目くじらを立てなさんなよ、という人がいても、不思議ではない。

韓国は、普通に強い。ミスをしないし、長打もある。なにより、ピッチャーがいい。

例えば、マンガでいうところの「キャプテン」的な状態に、韓国はある。層は薄いものの、個々の努力や才能でカバーし、一流と言われるチームを撃破する。つまり、墨谷=韓国で青葉=日本。わかりにくいかw

そういった、マンガの世界では古典的なストーリーを、ずっと韓国に演じられてしまっている。彼らの日本戦に対しての気迫は、3メートルの位置で防具を付けさせてノックする谷口クン並みなのだ。

ただ真っ正面から受けるだけでは、そりゃあ負けてしまうよ。正々堂々と、自分たちの野球をやれれば勝てるとか言うのは、じつは相当な慢心なのかもしれない。勝つためには必死にならなければならない。セオリーにない奇襲、陽動、揺さぶり、とにかくイヤらしい攻め方をして、何でもやらなければならない。

世界中の価値観とは相反していたとしても、あの蛮行だけは絶対的に阻止してほしい。そのためには、勝つしかないわけなので、どうぞ頑張ってください、というお話でした。

朝、卵かけご飯にしようと卵を割ったら、双子だったぜ!

R0012013

それにしても、「最大5回当たる可能性がある」とか、なんぼなんぼでもまさかネ〜、って思ってたけど、本当にこうなるとはなあ。次回のWBCはもうちょっと考えてくださいよ。プエルトリコやベネズエラ、ドミニカとの試合を見てみたい!

ポジティブって大事

今日は外回りの日だったので、キューバ戦はワンセグ+iPhoneで2chの実況スレを追っていた。

昨日の敗戦から、どうにもネガティブな空気ばかりが蔓延するなか(私もそうだ)、まるで一服の清涼剤のような神スレが降臨したのである。

それが、ポジティブ専用スレ、略してポジ専だ。え、そのまんま? まー、野球実況スレの中なんで。

2009年度WBC キューバVS日本 ポジティブ専用

1 :どうですか解説の名無しさん:2009/03/19(木) 11:16:29.79 ID:pqpI1zaP
2日連続で日本の試合が見られるなんてうれしすぎる
最強キューバと2試合も出来るなんて贅沢すぎる

原やイチローをこき下ろすスレたちの中で燦然と輝いていたそのスレは、最初はゆっくりと、しかし確実にレスを集めていく。誰かが凡退しようと、ルンバっぽい振る舞いをしようと、半ばヤケクソであっても、とにかく前向きな発言ばかり。

そして、名言が生まれた。

57 名前: どうですか解説の名無しさん 投稿日: 2009/03/19(木) 13:47:56.41 ID:eIx8ttmI
ポジティブできるのは自信がある証拠
自信があるのは積み重ねがある証拠
積み重ねがあるのは努力していた証拠

俺達がポジティブできることこそ強さの証!

以降、この発言を旗印にスレがどんどん伸びて行き、さらには、こんな画像まで登場。ウケたw

uporg2099811

明日は内海。準決勝の相手が決まる試合だが、正直、勝ったほうがいいのか負けたほうがいいのかは判断が難しい。アメリカ相手だと、ほんまもんのアウェイになるし、ベネズエラも相当手強い。ただ、単純に対韓国との対戦成績を考えたら、勝ってほしい。

監督の立場としては、選手起用が難しいだろう。NPBの各球団に配慮すれば、実戦にあまり出てないピッチャーや野手を使ってあげたいところだろうが、負けでもしたら何を言われるかわからないからなあ。とりあえず、スタメンはこれまでの流れ通りにいくんじゃないかとは思うけど。

さて、どうなるか。

一夜明けて

野球の試合としてはとても面白かった。普通に韓国は強いね。へたくそだけど。

やはりストライクゾーンの出し入れで勝負するのは危険。岩隈が失点した回の先頭打者は見てないけど、杉内が最後に出したフォアボールは城島の配給ミスだと思う。外低めの際どいとこ。日本ならストライクだったかもだが、その後、馬原が痛打。相手のポカがなかったら大炎上だったもの。

やっぱ、韓国やキューバ、アメリカなんかを相手にするときは、内外高低の投げ分けよっか、ゾーンの中でブリブリ動くような球を放るスタイルがいいんだろうな。強風マリスタの俊介みたいな。ありゃ魔球だからな。

原采配に関しては、世の中の皆さんとは違って、今のところ特に不満はない。

ダル登板で流れを変えようとした点は評価。

中島バントを批判するのは結果論ということで。イムと青木の同チーム的因縁が作用して、打ってくれるかもと俺も思った。ま、甘ちゃんってことだ。

野球は確率のスポーツだから。1アウトでランナー2塁にいて、その後に3割バッターが2人続くんだとしたらヒットが出る確率は6割だけど、2アウトで3割バッターが1人じゃ、けっきょく3割なんだよなあ。理性で考えると、1アウト1塁で送りバントはねーわ。うまくいかなかったら批判されるのは覚悟の上なんでしょう。

五輪予選の星野の、無死満塁でスクイズってのもセオリーからはあり得ないのよね。たまたまうまくいったから「神采配」とか言われるだけであって。転がりどころが悪ければホームゲッツーだもん。

あと、岩村を代えなかったのは、負けてもいい試合だったからか。特にダル登板で場内が盛り上がった裏の8回は、片岡なり川崎なりを試してみてほしかったが、あそこで岩村が先頭出てくれたほうがその先を考えると効果が大きいと判断したのだろう。トーナメント状態になったら、もっと手を打っていたはず、と思いたい。

次はいきなりキューバだろうけど、キューバが本当に強いのならどっちみち2回闘うことになるのだから、2位進出でもまったく問題なし。ていうか、キューバは前回WBCも2位通過だったし、まだどうなるかはわからない。それよりも、昨日の奉重根とはもう一度当たることになると思うので、きちんと対策を取らないとねえ。

そうそう、西岡はやっぱ大物すぎる。

「何で自分が出ていないんだろうってムカついてくるけど、第3回WBCには選ばれるぞと思ってプレーしています」(2死満塁から走者一掃の2ベースを打って)

WBC開幕によせて

大方の予想では、まさか日本が予選で敗退という事はあり得ないという論調だろう。しかし各チームともエース級を仕立ててくるだけに、中国はさすがに別として、台湾とも韓国とも、相当ハイレベルな投手戦になる可能性が高い。

ほんの少しのアヤが勝敗を決することなど、ちょっと野球を見ていれば誰にでもわかること。どんなに弱いチームだって首位相手に連勝する事くらいある。個々の選手、特に投手への依存度が高い野球というスポーツにあっては、チーム総合力が高いほうが常に勝つということは保証されない。つくづく思う。野球は確率のスポーツなのだ(野村克也)。

ということで私は今回、日本が本戦に進めなかったとしてもあまり驚かない。大いに憤慨し、落胆はするけれども。

韓国は北京で、相当思い切った施策を打ち出してきた。シーズンをいったん止めて、ボールを国際球に、ストライクゾーンもそれに合わせて変更した。国ぐるみ、組織ぐるみで「勝つ」ために努力した結果、見事に金メダルだ。称賛に値する。

翻って……ボールやストライクゾーンを国際仕様にするという、そんなチッポケなことが、なぜ日本ではできないのだろうか。プロだけじゃなくって、ノンプロや高校野球、すべて国際球にしちゃえばいいじゃないか。ストライクゾーンも。

だができない。プロ野球、高校野球、歴史のぶんだけ、いろんな思惑や利権や支配構造があるからだ、とここでは言い切ってしまう(長くなるからね)。

愚痴ついでだけど、日本は審判も含めて競技レベルが高すぎる。民族性といってしまえばそれまでだが、プロの審判で「おや?」と思うのなんて、あんまりいないもん。「コデライク」で有名な小寺審判くらいですよ。

だけど国際試合では、いつなんどき、ボケな審判に当たるかわからない。柔道でもサッカーもそうだけど、「この審判やべー」と思ったときに、どうやって勝ちに行くか。こういうことをキチンと考えるのも大切だ。際どいとこ取ってくれないーーそんなときどうやって対処するかが大事なんやね。グラウンドコンディションも、そう。箱入り娘じゃないんだから、タフでないといけない。

さて、長くなったので前回WBC時の名スレやなんかを適当にリンクして終了。

●少年の日、神様との約束(以前紹介したオレトヨ36氏の超美文)
http://oretoyo.seesaa.net/article/102004644.html

●パンチョさん見てますか?日本はやりましたよ
http://p2.chbox.jp/read.php?host=ex13.2ch.net&bbs=base&key=1142922318&ls=all

●ニコ動バージョン

ありがとう王さん

ついうっかり、根本さんに騙されて連れてこられたんだよね。でも万年Bクラスのチームの監督になってくれたばかりか、14年もいてくれてありがとう。何度も優勝にまで導いてくれてありがとう。

日本シリーズのたびに「パ・リーグの意地を」と頑張ってくれてありがとう。特に2003年はシビレました。パ・リーグのレベルは低いと言ってた解説者どもを見事に黙らせてくれましたね。ホークスでの2度の日本一はどちらも同じ敵将だったというのも因縁でしょうか。本当に対照的な引き際ですね。

WBCシャンパンファイトでの掛け声、「諸君は最高だ。今日は思いっきりやろうぜ!」は最高でした。あのときの福留をはじめとして、神の領域ともいえる代打策を何度も見せてくれてありがとう。その何分の一かが継投策に活かされればと思うと残念でなりませんが。

池の鯉に指を吸わせて「フェラチオみたいだね」なんて言ったり、家の中でフルチンで歩いて娘に変態扱いされるとか、面白いエピソードをたくさんありがとう。想像を絶する巨根だそうで、娘さんたちには相当なトラウマになったみたいですね。

江川の空白の一日で読売側の人間として唯一マトモなことを言ってくれてありがとう。眉間のしわ、ピッチャー鹿取をありがとう。

1977年9月、756号。小学四年生だった私も、リアルタイムで体験できました。毎晩テレビにかじりついてたのに、中継前に打っちゃうなんてひどいよ。でもありがとう王さん。50年間おつかれさまでした。

まだ死んじゃったわけじゃないので、強い気持ちで切り替えて静養していただいて、ぜひまた元気な姿を見せてください。