40代前半のオッサンとしては、前者は子供時代、後者は大学時代とリアルタイムに経験してきた世代なわけで、これは見逃せないな、と。
実写化っていうと当然ながら身構えるわけなんですけれども、映画館に行くと決めた時点でなんというか、覚悟のようなものはできているので、過度の期待はしておりません。基本、ニヤニヤしながら2時間ほど楽しむというスタンスであれば、間違いなかろう、と。そもそも、代打よしこが直子だもの。
共通して言えるのは、どちらも主役(キムタクとマツケン)は、賛否両論あれど上手くハマってます。むしろ感心した。「じゃあほかに誰がいるっていうんだ」状態。私は大いに支持します。
あとノルウェイの森では、しっかり早稲田ロケしてるんだね。すげー懐かしい。あれは全編本部なのかしら。文キャンっぽいシーンもあったようが気がするけど、ロケ地はあんまり分散させないだろうから、本部だけかもなあ。建物とか、基本のトーンは本キャンも文キャンも同じだったからね。
いずれにせよ、某芸能デスクのお言葉、「あら探しをしながら見るのならヤメた方がいい」にすべてが集約されています。どちらも。作品そのものはもちろん、その後のさまざまな議論も楽しめるという意味では、こうした国民的コンテンツの映画化というのも悪いところばかりじゃないね。
どうせなら、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」も実写化してほしいぜ。もちろん山崎カントクがVFXね。世界の終わり編と、ハードボイルドワンダーランド編の2部作で。
銀座の奥野ビルの画廊に行ったときに、ここで『ノルウェイの森』のロケしてたよ、という情報あり。奥野ビルいいっすよー。
奥野ビル、ちょっと調べてみたら、同潤会作った人が設計してるんですね。
こんど行ってみます!