本当は、NY滞在中、毎日死ぬほど食べるつもりだった肉。ビーフ。ミート。
朝はともかくとして、昼ハンバーガー夜ステーキみたいなのが連日続いて、たまに箸休めでオイスターバーかなとアホっぽく、それでいてソコソコ真剣に考えていたのだ。
NYに着いた翌日、最初の朝メシはパストラミサンドでガッツリ決めるゼ♪と能天気に思い立ち、ホテルの近所のデリに颯爽と入り注文したところ……、こちらの想像を遥かに超えるメガ盛りというかギガ盛りというか。
アメリカの食事の量がクレイジーなのは分かっていたんですけどねー。初っぱなからギブアップ。ドギーバッグをもらってテイクアウトである。いや、美味いは美味いのだけど、やはり量が……無理。あとで調べたら、盛りの良さで有名な店だったようで、トホホ。
この先制パンチのおかげで、意識が肉から遠ざかってしまいました。忙しすぎたのもあるけれど。
ココロの傷が癒え、ようやくステーキにありついたのは最終日の夜。
NYにはいくつか、地元っ子も絶賛な有名な店もあるのだけど、さすがに予約が必須かつ面倒そう。それがたまたま、ホテルの近所にドライエイジドビーフをウリにした店がポツンとあって、えいもうどこでもいいやとチョイスした次第です。
とはいえ予約はしたほうがよかろうと、MoMAに出かける前に直接店で聞いてみた。20時なら大丈夫だよと言われホッとする。近所は劇場がいっぱいあるので、そこそこ客が来るのかもしれない。
迷ったあげく、頼んだのはプライムリブ。かなりでかいが、これなら食えるゼとかぶりついた。熟成香が鼻を抜ける。日本だとなかなかない肉質である。要するに、美味い。
エッホエッホと切り、食べて、意外とアッという間に完食。ひょっとしてもう1枚イケるかもしれん……と真面目におかわりを検討したが、僅かに残った理性が押しとどめてくれた。
ローカルビールとクリームスピナッチで胃袋を埋め、部屋に戻って爆睡。
【追記】熟成庫の写真の存在を忘れていた……。
現地で飲食店のTEL予約ができるのか。
たいしたもんだなぁ。
おれは、五所川原@青森県出身の大工さんとの現場での打合せで
ヒアリングに相当苦労してるど。
津軽弁のほうが遥かに難易度高いべさ。