とある休日、久しぶりに自転車で遠乗りしようと八王子まで出かけた。道の駅やらを堪能したあと、さて帰るかと多摩川沿いを走る。
カミさんが久しぶりだったせいか、かなりバテており、若干フラついたりもするので「ゆっくりでええぞ」と声をかけながらどうにか府中近辺にまでたどり着いた。
河原のバーベキュー広場のあたりに差し掛かったとき。
「鹿っ! 鹿っ!」と前を走るカミさんが叫び出す。
鹿肉でも焼いてるのか?ていうか、鹿肉の匂いとか嗅ぎ分けられんの? などと頭の中をクエスチョンマークが漂っていた。
「だから鹿がいるんだって!向こう側っ!」
指さす方を見ると、確かに多摩川の対岸に。
明らかに鹿と思われる生物が……

ゆったりと……

歩いてらっしゃるッ!
なるほどこれがニュースにもなった鹿かあ。地元の府中市でも市役所から注意喚起が出てたなあ。

どこから迷い込んできたのか知らないけれど、無事にいられるといいねえ。
あとやっぱり考えなきゃいけないのは、このあたりにまで来ちゃうくらい、いま日本では鹿が増えすぎていて、ダニやヒルなんかも同時にウソみたいに増えていて、植生に与える影響とかも無視できないレベルをとっくに越えちゃっていて、このままじゃノーフューチャーってこと。
いずれ、こんな動画を呑気に撮影してたことを懐かしむ時代が来るのだろうか。待ったなし、だと思う。