葛根田川大滝ピストン戸繋沢2024新緑ノ候 day0

昨年の沢に行ったエントリでも書いているはずだが、今年の沢は盛岡でのチャグチャグ馬コを入渓前か下山後に絡める日程で組もうと思っていた。

とはいえ確実性が高いのは、やはり入渓前。年明け早々には安いホテルを確保するという気合の入り方で準備を進め、盛岡に前乗りした次第。

そうそう、チャグチャグ馬コのクラファンもあったのに気づいたので、些少ながら参加したんだよね。ポロシャツもらえるコースで、送られてきたのが上の画像のものである。子供を参加させられる権もあったけど小学3年生くらいまでの制限アリ。ま、しゃーないw


盛岡駅には昼前に到着。駅前広場ではさんさ踊りなんかで盛り上がっている。まだ馬コたちが駅前にくるのには時間がある。まずはホテルに荷物を預けて繁華街へと散策に。


手始めに腹ごしらえ。有名な白龍(ぱいろん)は激混みと思われたので、手前のほうにあるじゃじゃ麺の専門店「不来方じゃじゃめん」に入る。

「激辛って相当辛いですか?」「辛いもの好きな方なら大丈夫ですよ」「じゃあ激辛だな!」と、なかなか目にする機会の少ない、メニュー番号を打ち込むタイプの券売機で激辛チャーシュー大(チータンタンつき)を購入……しようとするのだが、機械がなかなか千円札を飲み込んでくれない(入れると戻ってきちゃう)。すると店員のおねえさん、慣れたもんで手際よく紙幣を交換してくれた。

地元府中の老舗ラーメン屋も同じ券売機だが、そっちは100円玉が通らず、常に交換用の硬貨が用意されてるんだが、店主いわく「作ってるメーカーが倒産しちゃったんで修理やメンテナンスができないんですよ」とのことだった。きっと状況は同じなのだろう。


激辛じゃじゃ麺は、なるほどこれなら死ぬほど辛いとうわけでもなく、むしろラー油とか入れなくても最初から好みの辛さで丁度いい。んで、チャーシューを選んだのはシメのチータンタンで肉っけがあったほうが美味いのではと思ったからだが、これが大当たり。

こんだけチャーシューが主張するじゃじゃ麺ははじめて!味噌も赤い!

盛岡のじゃじゃ麺といえば白龍であり、最近は駅ビルの中にも店舗ができたりしてその地位は揺るがないだろうけど、自分的にはこの店のほうが好みかなー。店員のおねえさんがむっちゃ親切で印象良いし。また立ち寄りたい。

今回街中をブラついてたところ、普通のラーメン屋の軒先にも「じゃじゃ麺」の表記が目につくようになった。例のニューヨークタイムズの記事で観光客が増えたからかな。まあ良いことなんじゃないかと思う。


満腹になり、盛岡城址をうろついてテッペンまで登ったりもするが、わりと気温が高くてしんどい。フラフラしていたら、宮沢賢治が使った井戸みたいなところがあって、湧水が出ている。ちょうどいいやと水のペットボトルを飲み干して、中身を詰め替えた。冷たくていい水だわ。「賢治清水」っていうんだって。まんまやんけ。

そろそろ馬コたちが盛岡の中心に差し掛かる時間帯ってことで、有名な岩手銀行赤レンガ館あたりで見ようかなーと近くまで行ってみたものの、カメラを構えたそのスジの皆さんが大勢陣取っており、こりゃだめだと撤退。

結局、商店街に戻って適当に人が少ないところで見ることにした。


行列の先頭のほうは、政治家のセンセイやら運営の偉いひとたちが続く。「○○さんは○○年連続騎乗です!」みたいなアナウンスがあったりして正直萎えるが、この催しを維持運営するコストや労力を思えば、確かに彼らが先頭で寿がれるべきかなとモヤモヤ。

そうこうするうちに、ちびっ子たちがどんどんやってくる。これよ!見たかったのは!絵になるなあ!

飾り付けをいっぱいぶら下げた、晴れ姿の馬コにまたがる幼き子供たち。馬に乗るのって、けっこう疲れるものだから、よく我慢してるよなあ。滝沢の出発点から通しで乗ってる子供は少ないのかもしれないけど、それでも大したもんだ。

たまに、春に生まれたばかりのような仔馬もつきそっていて、これがまたかわいい。お母さんと一緒に歩いてるんかな。

馬たちも本当にご苦労さん。もともとは農耕馬に感謝して労うのが起源と聞いてるが、朝からの長丁場、相当にストレスが溜まったことだろう。

中津川の河原に馬運車がいっぱい停まっていたから、帰りは歩かなくて済むんかな。

馬コたち、ぜんぶで80頭くらいと言ってたかな。じっさい見ていたのは、正味10分弱ほど。いやー、念願のイベントをじっくり堪能できてよかった!大満足である!

馬コたちが去った後、残されるのは勿論アレだ。路上にいっぱい落ちていた。

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