以前仲間内で、裏磐梯に旅行をした。各家族がそれぞれ現地集合という計画だったので、レンタカーを借りて、府中から裏磐梯までブーンとドライブである。
忌野清志郎が死んですぐだったので、車内ではずうっとRCとキヨシローをかけまくっていた。家人は最初、あまり興味がなさそうだったが、ドライバーがノリノリで歌いまくるもんだからタチが悪い。
完全復活祭のライブ盤で「いい事ばかりはありゃしない」が流れたときのこと。
途中でチャボがリードボーカルを取るんだけど、「吉祥寺あたりでゲロを吐いて」がツボにハマったらしく、ゲラゲラ笑う。
「ちなみに月光仮面が来ないのと……ってのはアレよ、生理のことよ」と教えてあげたりするわけだが、そこは「フーン」とそっけない反応。
およそ2年前の初夏のことである。
そして昨年暮れ。
どうやら毎月欠かさずやってきてくれた月光仮面が、今月はサボってることが判明。
しばらく様子を見てから薬局に行き、いわゆるひとつの検査キットを購入したら、「当たり」の判定。ホームランバーみたいだな。
それでもまだ確証を得られないまま、年末に近所の産院を予約。検査の結果、無事に着床していることが確認できた。最近はどこもそうなんだろうけど、エコー画像のプリントアウトをいただく。なんかうれしい。
だがしかし、診察してくださったツンデレ系美人のセンセイいわく、これはまだ「おめでた」ではない、と。4w〜5wくらいなので、どうやらもう少し時間が経過して、心拍が確認できないとダメらしい。
家人は今日から禁酒、一滴たりともダメと厳しく言われ涙目。妊婦さんは大変なのだよなあ。
年明け、2度目の検診。
診察スペースのカーテンの向こうで検査をしている間が、とてつもなく長く感じられる。ここで心臓が確認できなければ、おそらくは流産認定。しばらく無言なもんだからドキドキする。
たった数秒が数分にも感じられる中、カーテンごしにセンセイと家人が何やら会話をしているのが聞こえてきた。
「いっしょにご覧になりますか?」
え、え、入ってもええのんですか。んじゃ遠慮なく、とカーテンを開けると、股をおっぴろげた家人がドーンと。バツが悪そうだ。
気を取り直して画面を解説してもらう。なんかミジンコみたいなものがいる。そしてよく見ると、米粒のような何かがピコピコ動いているのが見えた。
「これ、心臓です」
「よかった〜」と思わずつぶやく。ツンデレ先生に、笑顔で「おめでとうございます」と言われたときは、本当に安堵のひとこと。
頭からお尻までは12.6ミリ。まさに豆粒というか、見れば見るほどミジンコなのだが、確かに新たな生命が、そこにいた。うーん、神秘的。
そんで、2週間後のこの週末にも3回目の検診があり、こんどは手足を確認。いきなり人間っぽくなってきた!すげえ!
「心臓も元気に動いてますよ〜」ってことで、27ミリにまで成長。
頭の中で突然、佐野元春の往年の、「あの素敵なスターダストのメロディー」が流れる。あー、帰ったら久しぶりに聴こうかなとか、そんなことを考えたり。
結婚して丸二年ってことは、通算成績は24打数1安打。打率は0割4分1厘6毛。ひどい数字。CSの松中並みだぜ。思えば、毎日素振りをしてたのが逆効果だったか。カーチャンすまん。
でもねえ。喜ばしいのは喜ばしいが、なんというか、まだバンザーイという気分でもないんだよね。
母体は高齢だし初産だし、1ミリたりとも油断はできない。先天的なナニがしかの障害リスクも高いらしいし、彼女は骨格がオレとは違って細いしなあ。まずはあと数週間、妊娠初期の危険な時期を乗り越えてもらわねば。各種検査もある。息は抜けない。
それでも、母子手帳とかもらってくると実感が湧いてくるよね。
不安ながらもじわじわと喜びをかみしめる、そんな毎日です。
ちょっと泣いた。
おめでとう。
ありがとうありがとう。こんどいろいろ教えてくれ。
それにしても、松中ネタでそんなに感動されるとは。
やったーーーーー!
おめでとう!!!!
ゆっくり、ゆっくりね!
あと、ぜんぜんだいじょうぶだとおもうよ。
2日後のBlogを見てくれ!
偶然だが。
おう!
センキュー!
おめでとうございます!
無事にご出産されることを祈っております。
それにしても文章上手いなぁ。
ありがとうございます。
文章については、クセがつい出てしまうのが悩みの種ですが、プロの方にそのように仰っていただいて恐縮です。
おめでとう!
ありがとう!
おめでとう。ブログ、楽しく読んでます。
久しぶり!
facebookはやっぱり性に合わないので、アカウント止めました。こういったところで一人でシコシコするのがイイ感じですw