『アリンコ球団』がネットで読めるだなんて、の巻

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このセリフにときめかない男子はいないでしょう。アキコ、かわええなぁ。ウエストされても飛びついて送りバントを決めるあたり、そこいらのプロ選手にも見習ってほしいものです。

そんなわけで昨夜、吉森みき男センセイの『アリンコ球団』がJコミで公開されました。40代のオッサン歓喜です。
http://www.j-comi.jp/book/comic/3831

Jコミについてよく分からないという方は、こちらの記事からどうぞ。

浅草橋のおでん屋で飲んだのが4月23日。そのときヘベレケになって、dai君に「こんなのがあるんだぜ〜」と話をしたのが始まり。その後、facebookで概要を伝えてからが、早かった。

作品リストや原稿の保管状況、果ては法務関係の確認など、とても大変な作業をひとつずつ丁寧にこなし、気付いたら2ヶ月もたたないうちに公開ですよ。いやー、すごいなあ。もちろん、俺はなんもしとらんのだけどw

『小学2年生』の1976年2月号から連載スタートっていうことなんで、1968年生まれのワタクシとしては、ドンピシャでリアルタイム世代なわけです。当時の学年誌って連載は引き継がれるので、4月からは連載自体が『小学3年生』に移って、『小学4年生』の7月号まで続いた作品です。

いずれ短編や長編すべての作品が、何らかの形で読めるようになるといいなあ。

Jコミ自体については、色んなことを言う人がいて、絶版作品とはいえ、作家さんにとってこの形態がいいのかどうかは、正直なんとも言えない。そそのかしてしまった手前、思うことはいっぱいあるけど、日本の電子書籍市場は、まだハッキリ言ってカオスだ。配信大手のラインに乗せるというのもひとつの方法ではあったかもしれないが、これはこれで「アリ」だと思うわけです。アリンコ球団だけに。

だって、読みたくても読む手段がなくなってしまった作品に再び出会うことができたというのは、明らかな事実だしね。

吉森センセイも「よくわからんけど、やっちゃってやっちゃって!」という豪放磊落な方なので、いまこの時代に作品がどんな形であれ公開され、少なからず反響があるということは喜んでいただけたのではないかと勝手に推察する。

売れ線の、メジャーな作家さんたちだけが日本のマンガを支えてきたわけではないし、70年代なんかは、知名度は低くてもおもしろい作品はいっぱいある。そういった作品に、もっともっと光が当たる時代になるといいなあ。

「『アリンコ球団』がネットで読めるだなんて、の巻」への2件のフィードバック

  1. NoZくん、今回は本当にありがとう。
    語りたいことは数あるので、
    こんどゆっくりね。

    いや、ほんと、よかったです。

    次も考えたいなあ。

  2. 本当にお疲れさまでした。

    Jコミさんも対応はよかったみたいだけど、このスピード感こそが、本来のデジタル的なモノだよなあ。

    おっと、誰か来たようd

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