その事件のことを知ったのは、たまたま本屋をブラブラしているときに手に取った1冊の文庫本だった。『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件』という。
ボンヤリしていたせいもあって、概要を目で追っても、この「実際に起きた」とされる事件の概要がよく掴めない。
その日は帰宅し、改めてネットで調べてみたが、なにがどうなっているのか、サッパリわけがわからない。
いくつかのまとめサイトに目を通し、ようやく全貌を理解した段階で疑問が浮かんだ。
事件の発覚は2002年という。つい最近なのに、自分はこの事件のことを知らなかった。同じ「監禁」という言葉を使っている、新潟の少女監禁事件は覚えているのだが(こちらは2000年)。
これほどまでに凶悪な出来事であれば、連日報道されていたに違いないのだが、単に自分が世俗に疎いだけなのか、それともWikiにも記述があるように、本当に報道規制がされていたのか……。
http://ja.wikipedia.org/wiki/北九州監禁殺人事件
その後、前述の文庫を購入し、読了。
しばらく衝撃を受けつつも、本書に書かれた「その後」を調べると、今月、最高裁での被告弁論があることがわかった。
松永被告側、無罪を主張=北九州監禁連続殺人?最高裁
北九州市の監禁・連続殺人事件で、7人を死亡させたとして殺人罪などに問われ、一、二審で死刑とされた松永太被告(50)の上告審弁論が21日、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)であり、弁護側は全面無罪を主張した。判決期日は後日指定される。(2011/11/21-17:41)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011112100672
浴室で遺体を解体、というと桐野夏生の『OUT』を思い出したりもするのだが、それにしてもフィクションを遥かに越える事件としか言いようがない。闇の深さが途方もない。
どう考えても死刑は免れないと思うのだが、果たして判決が出たとして報道はされるのか。報道されるとしても、この複雑怪奇な事件はどのように報じられるのだろうか……。
所謂、地獄でさえ、
こんな酷い世界ではないだろう。
これは報道規制も頷ける。
まともに報道し続けたら、うつ病や下手すれば自殺者が出るレベルだ。
家族が殺し合うなどという、まさかと思うようなことが実際に起きてしまうのがなあ。
じつはこの本を読んだのは、半年くらい前。ヨメが妊娠中はエントリを書くことすら躊躇っていました。
真梨幸子という人が書いた、『殺人鬼フジコの衝動 』というミステリでも、この事件を参考にしていたな。
死刑判決でたな。
松永太という男、虫も殺さないような顔だが・・・
うむ、結審したなあ。
ニュースでの扱いはどうだったのかしら。
この程度だわな、やっぱり。
堀ちえみ、再々婚かー。
えっ?えっ? それじゃなくて?