2012年の浜松まつり

三日間で、のべ170万人くらいの動員があったらしい。

浜松まつりは、簡単に言ってしまえば、昼間は大凧をあげ、夜は御殿屋台を引き回しながら「激練り」をする。町単位での参加となり、それぞれ独特な町の意匠というか、ロゴがあって、凧や法被は基本、これをベースとしている。

もともと初子の誕生を祝うもので、昔は男子のみが対象とされたが、近年は少子化ということもあり、町によっては女子の初子を祝うことも珍しくない。

じゃあウチも?ってことになるんだけど、特に何もしなかった。昨年が震災の影響で中止になった流れで「町内の初子の数は足りてる」ってこともあるが、基本的には「女子で初子祝いは憚られる」のが大きいかな。

個人的には少々残念だけど、実際に初子祝いをするとなると本当にオオゴトなので、まあこれでよかったかも。おそらくは、年が明けた頃から糸目付けや凧揚げの訓練、あとは飲み会なんかで、何度も帰省することになっただろうし。

とはいえ、それはそれ。初子祝いをしようとしまいと祭りには参加せねばならない。

なので、実家に着いたらいきなり娘の法被の丈合わせである。袖と背中を絞り、ついでによだれかけも手拭で作ってよ、とリクエストしたところ、これも速攻で製作してくれた。意外とデキがよい。

さっそくコスプレさせ、楽しむ。

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どんな凧を揚げるかというと、こんな感じ。ちょうどウチの倉庫に保管してあるのだが、後ろに写ってるので八畳……いや、十畳かな。それを中田島砂丘の凧場で揚げる。普通に糸が絡まって落ちたりするんで、常に頭上に注意が必要です。

この日のために、各町は凧揚げの技量を磨くわけですな。どこそこが上手いとか、どこそこの凧が一番揚がってたとか、まあメンツの問題もありますんで。

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夜になると、屋台と「練り」の時間。子どもは速攻で寝てしまいます……。

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大人たちはというと……「練り」の合間に燃料注入。ちょうどスーパームーンだったな、そういえば。

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初子祝いの家の前には町中の老若男女が「練り」で集まり、盛り上げます。ご覧のように酒樽イッキも。

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というわけで狂騒の三日間、ハンパな参加にも関わらずなかなかハードでした。

カーチャンも婦人会で、毎朝5時集合で昼飯のおにぎりを握りまくってたし、親父は親父で、酒びたりの皆勤賞。「要するにアレだ、つぎは男の子をつくれってことだ」と、ガハハと笑うのであった。色んな意味でガクブルではあるが、今年の浜松まつりはとにかく特別なものになった。

「2012年の浜松まつり」への2件のフィードバック

  1. 『天』は、町の名前か。

    なんで凧揚げにここまで!? と思うけど
    元来、祭りに理屈なんて通らんもの。

  2. んだ。天神町っていうのね。

    トマト投げる祭りみたいな不可解さだな、たぶん。

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