チャボと過ごした夜

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昨年に引き続き、この時期行われるバースデイライブに行ってきた。3Daysの中日。直前まで知らなかったのだが、バンド編成だろうと思ってたのに完全なソロ。まさに“stand alone”なステージである。

会場は、渋谷プレジャープレジャー。昨年もこのハコだったが、座席がゆったりしていて腰痛持ちには本当にありがたい。2F席の後ろのほうだったが、ステージも見やすくて助かります。

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内容がすばらしかったのは言わずもがな。おそらく、世界で最もカッコいいギターを弾く60代だなこの人は。ギター一本だけで、3時間ものステージをこなすというのも超人的だが、失礼な物言いながら、本当に上手いんだ。キレッキレ。

ライブでは新曲も多く披露された。特に、The BandのMusic from the Big Pink(彼らがディランとかと使っていたスタジオ)みたいな曲が作りたくてさ、と語られた曲は印象深かった。心に沁みた。

もちろんRCの曲も。「甲州街道」はうれしかったなあ。甲州街道そばに住んでるってのもあるけど、コレ、大好きなんですよ。おなじみのポエトリーリーディングも、なかなかに切ない内容で、胸にズゥンと響く。

アンコールからエンディングにかけての選曲もシビレた。「おまけ」の「プレゼント」は落涙をこらえるのが精一杯である。

すべての演奏を終え、お辞儀をするチャボ、スタンディングオベーションで応えるホール、頭を上げて、びっくりするようにおどける姿、そしてWhat a wonderful world.

世界中にいい日がたくさんありますように。

いつからか、チャボはライブの最後にそんな意味合いのことを言うようになったらしい。

心温まる余韻を感じながら、騒がしい渋谷の街を後にした。来年も必ずまた来よう!

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