手術内容について

入院明け、松葉杖をついて出社すると、いろんな方から「どーしたの?」と聞かれるわけです。

これ、意外と面倒というか、きちんと説明すると長ったらしくなっちゃうので、膝を痛めてたので手術したんですよ、程度にしか答えられないんですね。あ、縫合部分の写真を掲載しようと思ってたんだけど、社内で見せびらかしたらグロ&パワハラ認定され評判が悪かったので自粛します。

一応、どんな手術をしたのか、ざっくりと記しておきたい。

病院でもらった明細によると、正式な術名は「骨内腫瘍除去」となっていた。脛骨の内部に腫瘍ができてたので、それを取り除いた、ということですね。

腫瘍の大きさは、直径8mm〜10mm程度。腫瘍というと大げさな気もするが、いわゆるガングリオンとのことでした。通常、ガングリオンって、骨と骨の間にできるんだけど、まれに骨内に発生することがあるんだって。

で、そのガングリオンの塊に向けて、膝の内側を切開し、骨に穴を開けて掘っていったわけです。そんで、腫瘍自体を除去して、中をキレイにした、と。

当初、膝の裏を切開して、除去したあとの空洞を人工骨みたいなもので埋めるみたいな話だったんだけど、膝裏切開は術後の経過にも響くってことで、手術前の協議で横からの掘削となった模様。

穴を開けたところには長さ40mm、直径4mmのボルトが埋められました。コイツの内側が空洞のパイプ状になっていて、何らかの体液が溜まっても自然に骨の外に出るようにしてあるそうだ。

主治医いわく、セキュリティが厳しい空港だとボルトが反応しちゃうかもとのこと。いちおう、空港でのトラブルを避けるためのMedical referenceも書いてもらえるそうだが、ググってみたら、滅多に反応はしないし口頭で説明できれば問題なしとのこと。ま、いっか。

以上が手術内容。別エントリでリハビリ編をウダウダ書こうかとも思ったけれど、メンド臭いので簡潔に。

そもそも、リハビリするために車椅子に移ろうとしたときが最強に痛かったです。あまりの痛さに人生最大の泣きっ面&悲鳴で、こりゃ無理だってことで座薬を突っ込まれる。1時間後にはウソのようにすんなり移動できた。ビバ☆座薬。

ていうか、その前にチンチンに刺さってた管を抜かれたんだけど、そんときびっくりしたのが、まず「逆流」するのねアレ。おばちゃんが下手だったのかもしれないけど、排泄物が膀胱に戻ってくるんですよ、ジワジワ〜っと。あれは未知の体験だったなぁ(遠い目)。

あと、想像してたよりもずっと長いのね、管自体が。え・え・えってな感じ。ズボっと抜けるのかなと思っていたら、ズボーーーーーッって感じ。できればもう、経験したくないもんです。

リハビリの担当医は若いおねーちゃんで、「優しくおねがいしますね」とニッコリお願いしたら、ハードな内容でグイグイやられた。口調は優しいんですよ。「やわらか〜い膝を作っていきましょうねえ〜」って。でも、手は容赦無い。縫ったばかりの傷口も構わず、グリグリ動かしてくれて悶絶。

そのおかげで、思ってたより順調に回復。今月5日の手術後、その二日目には両松葉が片松葉になり、三日目には階段の昇り降り、最終の5日目には自転車マシンを漕いでた。感謝です。

その後、10日に退院して一週間後に抜糸&松葉杖返却。現時点では、日常生活では特に問題ナシ。子供と公園で遊べるくらいには回復しております。

できれば年内〜年明け早々には、手近な低山ハイクにでも行きたいところだが、高尾山周辺は激混みだろうし、いっそアップダウンの激しい多摩動物公園がいいかもなあ、と思案中でありんす。

「手術内容について」への2件のフィードバック

  1. 100%成功したとかは、現時点ではわからないのね。
    でも骨折ではないから、回復が思ったより早い。
    年末年始に低山ハイクって、いくらなんでもそれは(笑)

    もっとも、ワシも年明けの仕事始め前に日帰りワンデイハイク
    行こうと思ってたりしち。
    動かさないと膝が固まってしまうイメージなのよね。

  2. 成功なのか、やっぱり手術なんてしなきゃよかったなのかは、
    今後数年かけての検証になるのかなあと思ってる。

    まずは、来夏どうなるかだなー。

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