新宿の「さ竹」で十割蕎麦を喰らう

20年ほど昔、江戸川区に住んでた頃の話から。あのへんは、独特な駅そば文化があって、なんというかな、いまでは珍しくないけど単品の天ぷらがいっぱいあって、それぞれ数十円で追加できる素敵なシステムだったのよね。丸亀製麺とか、あんなイメージ。

茄子ひとつとか、カボチャ追加とか、かけそばに色々追加して楽しめる感じで、けっこう好きだった。最近はあの辺には行ってないけど、東東京では珍しくないスタイルだったのかもしれない。

やっぱり日本のファストフードといえば、駅そばとか立ち食いだよねえ。安心感というか安定感というか。


新宿駅界隈だと、小田急の箱根そばによく寄ってたんだけど、今年の春、「おっ」と思えるようなお店ができたのですよね。やまけんさんのブログで紹介されていたので、ずうっと気になっていたのですがようやく行くことができました。南口から甲州街道を西に数分歩いたところ。

店内で蕎麦粉を引いてる。その割にはリーズナブル。ていうか安すぎる。生ビール一杯150円ってのも、大丈夫かと心配しちゃうほど(プレモルなのに)。ちなみに蕎麦は、もり/かけが330円。二枚もりが480円。私が頼んだ天玉蕎麦も480円。季節限定で鯖ガリごはん(ミニ)も追加してみた。

価格は完全に駅そばだが、立ち食いスタイルではなくカウンターと椅子でゆっくり食べられるのもウレシイところ。

十割で、やや平たい蕎麦をモッシャモッシャと口に運ぶ。蕎麦の風味が濃厚。うーん、今度はもりも食べてみたいなあ。かき揚げの野菜もシャキシャキしてて美味しいです。あんまり衣が付いてないところもグッド。

カウンターの壺の中はワカメ。無料で盛れるっていうのも珍しい。


駅からはちょっと歩くけど、仕事帰りにちょくちょく寄ってしまいそうだなぁ。

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