おい、労働者諸君。

世の中に名言集の類い数あれど、これほどグッとくる本はなかなかない。

思ってるだけで
何もしないんじゃな、
愛してないのと
同じなんだよ。
愛してるんだったら、
態度で示せよ。

第45作「男はつらいよ 寅次郎の青春」

話題になったのはけっこう前だけど、職場の机を片付けてたらポロッと出てきた。『人生に、寅さんを。』である。

私はきちんとした寅さんウォッチャーでもなければ、劇場で観たことなど一度もない、たまに金曜ロードショーとかその類いで、ボケーッと観てただけだ。熱心なファンでもないのに、とにかくココロに響く。

構成がうまい。渥美清の写真に、ひとつのフレーズ。それが淡々と続く。作品自体は観たことがなくても、寅次郎が語るシーンがなんとなく目に浮かんでしまうのだ。

美しい心根。良心や思いやり、自己犠牲の精神。そうしたものの象徴こそが、寅さんなのだなあ。ちょっと前にNHK BSかなんかでまとまって放送してたけど、またやってくんないかなあ。

R0011998

「おい、労働者諸君。」への4件のフィードバック

  1. ヘエ。

    名言マニアの私としては、
    さっそくアマゾンで注文。

    個人的に、寅さんで一番好きなセリフは以下。
    こういうセリフって書けない。ビデオ見ながらうなった記憶がある。

    (喧嘩していて、寅さんの捨てぜりふ)

    「結局ヨォ、
     おまえと俺は、全然違う人間ってワケだな!
     俺がイモくって、お前が屁をするかい!?」

    この、
    俺がイモくって、お前が屁をするか、に
    猛烈に感動した記憶がある・・・・

    若き日の想い出・・・・

  2. フフフ。当然、そのセリフも収録されておるぞよ。

    たぶん映画みたときの印象とは、ぜんぜん違うと思うんでお楽しみに。

  3. 来た、見た、読んだ。

    ウン、いいね!

    旅は行き先を決めてから行くものじゃないよね。

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