『ヤッターマン』を観てきた

バカバカしいことを心底真剣に突き通した結果、本当に面白いモノに昇華した、そんな映画。なんの衒いもなく、2時間通してキッチリと仕事がしてある。まったく手を抜くことなく、これでもかと観客を煽ってくれる。見ようによっては、相当マッチョだと思う。とにかく文句ナシに最高の映画。大いに笑わせてもらいました。

まったく同時期に、ドラゴンボールの実写版なんかも上映されてるわけだけど、地元のシネコンだと閑古鳥だったなあ。ヤッターマンは異例の満席続き。相当な観客動員が期待されそうですな。

あちこちで、とにかく深田恭子の評価がうなぎ上りである。それも納得のデキ。おそらく彼女の人生は、この作品を機に大きく変わるんじゃないだろうか。

「やっておしまい!」の、あの絶妙なチカラ加減がたまらない。これまで何の興味もなかった私のような人間でさえ、見終わった直後、深田恭子のドロンジョフィギュアが欲しくなったくらいだ。危うく写真集には手を出すところだった。iPhoneの壁紙に設定してはいるけれど。

ドロンジョ=フカキョンが発表されたときは、ネガティブな反応のほうが多かった気がする。やれ、アンジェリーナ・ジョリーだの、ほしのあきだの、西川史子だの、ネットでは代役談義が盛んだったが、フタを開けてみれば、これはもう彼女以外にありえない。見れば、わかる(特に、ほしのあきに関しては、ちょっとググれば彼女がドロンジョのコスプレをしている画像なんかもすぐ見つかるわけだが、ただセクシーなだけでは、あまりにも「浅すぎる」のだ)。

さて、深田恭子もスバラシイが、その魅力を引き出しているボヤッキーの生瀬勝久がまた絶品だ。ケンコバのトンズラも相当だけれど、あの怪演なくしては、この映画は成り立たない。フカキョンも魅力半減だろう。嗚呼、あの「全国の女子校生のみなさん?」のシーンだけでも、ご飯が三杯はいける。

なお、アニメ放送の影響もあるのか、劇場ではちいさな子供たちの姿がけっこう見られたが、うーん、どうなのかな。基本は、オトナ向けだと思うんで、子供はやっぱりアニメ版のハチャメチャのほうが楽しいんじゃないかなあ。

ま、子供の頃に見てたという中年以上の人になら、文句なくオススメできます。

「『ヤッターマン』を観てきた」への3件のフィードバック

  1. 俺も見ました。
    フカキョン、別に好きじゃなかったけど、
    一気に大ファンになりましたよ。
    しかし、アニメの定番を、全てやりきったね。
    増山エイコさんの登場にはのけぞりました。

  2. おお、やばい。
    会議から戻ってきて思わずクリックしたら
    フルスクリーンに。

    帰ってから自宅でやります。

    では!

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