今年の夏は、山の中で熊に出会って相当ビビッたわけですが、昨夜見た、TVのドキュメント番組ではぶっ飛びました。
いま知床では、「新世代熊」と呼ばれるヒグマが増えているらしい。
どこがどう新世代かというと、「人を恐れない」ってことだそうで。
●約15年前、知床では「熊を根絶やしにする」方針を改め、熊と共生する道を模索することにした。
●番屋の漁師たちも、それまでは熊を見かけたらハンターに駆除を依頼するようにしていたが、以後、積極的に無視するようにした。
●ヒグマは本来臆病で、人を見たら逃げるものだったが、最近、まったく人間を気にしない個体が増えてきた(新世代)
●集落に近寄り、餌をあさる個体が増えてきた
番組では、知床五湖近辺の観光客の様子を映していたが、本当にすぐそばまでクマがやってくる。そして観光客たちは、はやしたて、口笛を吹き、カメラを向け、歌うのだ(当然、森の熊さんである)。
また、アマチュアカメラマンにとっては、ヒグマは格好の被写体らしい。彼らは至近距離で迫力ある写真を撮ろうと、ギリギリまで近寄る。本当に2-3mまで近寄る。クマも、彼らを気にするそぶりは見せない。観光客にとっては、知床に行ったらヒグマを見てみたいものらしいんですが……オレにはさっぱり理解できません。
番組は、観光客に人気のあったクマが、最終的に人里で悪さをするようになったため射殺されるシーンで締めておりました。
世界遺産登録の問題もあり、知床はいま揺れているそうだけど、世界遺産なんて建造物ならともかく、エリアが指定されるとえらいことになるので、やめたほうがいいんじゃないかと思うがなあ(白神みたいになっちゃうから)。
夏は熊に会ったぞーってあっちこっちで自慢していたが、
秋口、熊のニュースがさかんに出るようになって、
あまり自慢できなくなってしまった・・・
今思うと、葛根田のクマは仔熊じゃなかったのかもしれないね。この秋捕獲されたツキノワグマをTV見たら成獣でも
小ぶりだったからなあ。でも羆はやばいよ、ヒグマは。
でかいし、異常個体は人喰うし…。
そうだねぇ、成獣だったかもな。
ヒグマは…..いつ事故が起きてもおかしくないよねぇ。人肉の味を覚えたら……どっちにとっても悲劇にしかならんな。