?みながら読みたい

『渓流2009』は、明日(2/7)発売です。本屋さんに買いに行こう!

  • 第1特集 滝壺の引力〜何かいそう。だからイト、垂れてきました。
  • 第2特集 テンカラにぞっこん

うん、相変わらずいいコピーである。

残念ながら、昨年度より年1回の発行となってしまったが、今年も同様のようだ。他の釣り媒体とは異なり、ただ単に釣れればよいというところに主眼を置かない作りなので、どうしても読者の幅が狭まってしまう。結果的に売上の問題になるのかもしれないが、仕方がないのだろう。

逆にこの本がドカドカ売れるようだと、全国の源流に人がワンサカ押し寄せることを意味するわけで、小心者かつエゴイストな私としては複雑な気持ちになってしまう。ともあれ、今年もまた手にできることを素直に喜びたい。

もうひとつ。先日キヤノンのギャラリーに行ったエントリを書いたが、岩木登さんの写真集、『南八甲田の森をゆく』―岩木登作品集 を購入。今朝届いた。

『渓流』のテイストが気に入る人であれば強くお勧めできる内容。とにかく美しい。八甲田という山域の懐の広さがビンビン伝わってくる。これほど源流の佳さを雄弁に語る写真は、ちょっと見たことがないぞ。ていうか、20年ちかくも沢に通って、俺はいままで一体、何を見てきたのだろうか……。

嗚呼!仕事サッサと終わらせてスコッチを嘗めながらページを繰りたい!

源流寫眞

札幌に遊びに行ってたんですが、その帰りに品川のキヤノンに立ち寄り。仕事以外でココに来るのは初めてかも知れない。

目的は、オープンギャラリー。岩木登 写真展「源流の核(コア)〜滝とゴルジュ」。規模自体は大きくないんだけど、ゴルジュや氷瀑、釜やトロなど、八甲田界隈の渓谷のすばらしい写真に圧倒される。もっと点数の多い写真展(「原生の鼓動」展)もやってたみたいなんだけど、東京パートは終了。いま大阪の梅田でやってるのかな。その後、仙台名古屋福岡札幌へと続くようだ。

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今年こそ、男たちの尻ではなく、グッとくる写真を撮影したいものだ。去年はつい勢いで泳いで、カメラを水没させちゃったからなあ。

あ〜、沢行きてぇ。

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ギョッとした

先日テレビをつけたままボーッと見ていたら、何やら生まれ故郷の地名をニュースのアナウンサーが読んでいる。何事ぞ!? と画面に目をやると、どうも天竜林業高校の校長がイケナイことをしたとかなんとか。

まあ、ニュース自体はさておき、ビックリしたのは、「浜松市の天竜林業高校で……」というフレーズだ。天竜林業というのは、じつは日本で唯一の林業高校。いまどきの日本で林業を学ぶというのは、まあ確かにあんまり需要なさそうだとは思うが、その昔、天竜川のおかげで伐採した木材をドンブラコと流して運搬できたので、自然と上流では林業が盛んだったんだよね。

市町村合併をあれこれ言うつもりはないけど、「そうかあ、天竜市も最早なくなって浜松市になってしまったんだよなあ」と改めて実感した出来事であった。

そういえば水窪っていう、けっこう夏になると激烈に気温が上がる地域があるんだけど、その水窪町も今では浜松市である。たぶん県民以外読めないんじゃないかと思うが、水窪と書いて「みさくぼ」っていうんですよ。どうでもいい?

今夏訪れた大深沢あたりも市町村合併で田沢湖町から仙北市となった。そのせいかどうかはわからないけど、これまで秋田県ないしは田沢湖町が管理していた登山道は刈り払いがされておらず、ちょっとしたヤブに悩まされたり。タクシーの運ちゃんも、合併して予算が回ってこなくなったとかなんとか、嘆いていたなあ。

ま、特に何かを批判するつもりもないけれど、確実に情緒は失われてるような気はする。古くからの住人にとっては、天竜や水窪も浜松市とか言われても、なんだか違和感しか残らない。それとは全然違う次元の話ではあるけれど、「南アルプス市」とか、本当にやめてもらいたかったなあ。

特に結論的なものはナシです!

幸せの代償

今回の沢旅では、東北名物のトシベに相当やられた。トシベというのはアブのこと。秋田界隈では、お盆の期間中大発生するらしく、毎年覚悟の上でこの地を訪れるのだが、今回は予想以上に被害が大きかった。

露出している肌に、いつのまにかプ〜ンとやってきてパクッとされまくり。中には猛烈な毒性を持つものもいて、ものすごく腫れて痛いやら痒いやら。

過去何年かは、キンカンだのムヒEXだので誤摩化していたが、今年は思い立って医者に行った。お盆中で休診のところが多かったのだが、地元で唯一、暦通りに開いてる皮膚科があり、ラッキーである。

ずいぶんとお年を召した女医さんの皮膚科なのだが、患部を見せると「うわー、あなたこれどうしたの? ひどすぎるわねえアハハ」と、すっかりコーフン気味。興味津々に質問され、山でやられたこと、トシベと呼ばれる秋田地方のアブにやられたことなどを話すとフムフムとメモを取ってらしたり。

「あたしも趣味で登山するんだけど、お盆にはあのあたり行かないようにするわ〜」ということで、色々クスリを処方してもらう。基本はステロイドホルモン剤。透明シートの切り貼りするものと軟膏をたっぷりと。あとは痒み止めの錠剤。

家に帰って、噛まれたところを逐一処置。さすがに市販の薬なんかより効くね。早めに痒みが収まるといいんだけど。

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リフレッシュ完了

10日から13日まで、東北の名渓・大深沢の関東沢で遊んできました。
これ以上ないくらいの晴天。そしてかわゆいイワナちゃんたち。特に、ヘタクソなテンカラに飛びついてきてくれた9寸の引きが心地よかった。とにかく、空がパーッと開けた気持ちのよい渓相で、終始笑顔が絶えず。
もちろん、焚き火に酒に、メシも堪能。課題はいくつか残ったけれど、いろんな意味で、過去20年ちかい沢生活の集大成といってもいい、最高の夏休みでした。

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調子に乗って泳いだらカメラが水没……トホホ。

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お買い物

ザックをリニューアル。底にハト目があいてるので、徒渉後の水キレがよさそう。一応「沢用」と謳っていて、構造もシンプル。ゴテゴテしたものが一切付いてないのはいいんだけど、デザインというか、ロゴというか、まあいいや。

あとハーネスも買った。だって軽そうなんだもん。300グラム台? それと、細引きを新調。6?の10?。ちと長いか。

装備の整理しないとなあ。

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40?ですまん!
まあ、雨ぶた引き上げればけっこう入りますから!

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