タコ祭り開催中

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このところ、我が家でリピートされまくりなのが、タコ。確実に週イチでやっております。

上の写真はタコライスに仕上げたが、レタス巻風にすることのほうが多いかな。タコミートとチーズをパンに載せて、チーズが溶けるまで焼いたりしても美味ですよ。

タコシェル買ってきて、きちんとタコスにしてもいいんだけどメンドくさいので。。。

とにかく野菜がいっぱい消費できるのが素晴らしい。セロリの葉っぱや、パクチーなんかをこれでもかと刻んで、モッシャモッシャ。タコミートさえできちゃえば、あとは如何ようにも応用が効くのがいいよね。ビールも進むし、夏にはぴったり。

それもこれも、OLD EL PASOのタコシーズニングとサルサソースのおかげ。肉はいろいろ試した結果、牛と豚の合挽に落ち着いた。挽肉をフライパンで炒めて、余計な油はぜんぶ捨てて、シーズニングを目分量で振りかければ完成。あ、水はちょっと足した方がいいですね。

毎年サンフランシスコに行ってた頃には、メシといったらアジアンフードかTEXMEXと決まっておったものです。いや懐かしいなぁ。

信州上田を往く〜大叔父との対面を果たす

別所温泉を後にし、塩田平をのんびりドライブ。

聞くところによると、このあたりは年間降水量が極端に少ないため、あちこちに溜池がある。なるほどカーナビの小さな画面にも、大小さまざまな池が確認できる。田んぼの畦には、アヤメが咲いている。風光明媚。

ちょうど田植えの時期。日曜だというのに(あるいは日曜だからか?)田んぼ仕事にいそしむ方が大勢いた。

向かったのは、今回の旅の目的地でもある無言館。ここは、第二次世界大戦で戦場に散った画学生の遺した絵画が展示されている。以前このブログでも書いたが、祖父の弟の自画像が、こちらで所蔵/展示されているのだ。

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丘の上に佇む無言館は、入場時ではなく出口にて料金を支払うシステム。コンクリート打ちっ放しの館内は空気がひんやりとしている。日曜日の朝ではあるが予想以上に混み合っており、意外と若者も少なくない。

大叔父はどこかと探すでもなく、まずは順番に絵に見入る。戦没者というくくりではあるものの、こう言ったら失礼だが絵としてのクォリティーがどれもこれも非常に高い。それがゆえに、作品に添えられたエピソードであったり、展示されている遺品や手紙が痛切な響きとなり胸に刺さる。

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ひとまわりしたものの、目当ての作品が見当たらない。まさか見落としたかともう一周。出口で係の方に尋ねると、別館の入ってすぐ左手にあるという。名前を告げただけで展示位置まで即座に出るあたり、さすがというかありがたいというか、なんだか嬉しくなった。

「傷ついた画布のドーム」なる別館は、無言館に至る丘の中腹にある。入ってすぐ左。そこに、確かに画像でしか見たことのなかった「彼」の自画像が展示されていた。

多くは語るまい。ただ、二次元の画像ではまったくわからなかったが、ところどころ絵の具が盛り上がり、それが複雑な陰影となり、独特な表情を出している。

会ったことなどない、祖父の弟。自分によく似た顔を眺めながら、ずいぶんと長い間、その場で過ごした。

外に出て初夏の木陰のベンチに腰掛け、気の早い蝉の鳴き声の中、実家に電話を入れた。大叔父との対面を報告し、その場を後にする。

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図録的な関連書籍を3冊購入。大叔父の絵は3巻目に掲載されている。少しずつ読み進めようと思う。

と、今回のエントリを書くにあたって、大叔父の名前で検索していたら、コスモ教育出版というところで出している、「理念と経営」なる雑誌の最新号で、無言館の館主(水上勉の息子さん)が大叔父の自画像について語っているらしい。なんたる偶然。思わず取り寄せの手配をしてしまった。こういうの、なんだかウレシイ。

信州上田を往く〜別所温泉いいところ

カミさんとコドモを埼玉に預けに行った。3月以来なので、爺婆も大喜びである。水入らずで過ごしたかろうと思い、今回はタッチ&ゴーで、そのままひとり上田へと向かう。高速道路って本当に便利だ。

宿は、上田盆地を見下ろす位置にある別所温泉に取った。宿に着くなり展望のよい露天風呂に浸かり、遠くの山並みを眺めながら心身ともに弛緩。遠くを見やれば浅間はもちろん四阿山も望むことができる。

四阿山といえば、遠い遠い昔、山スキーで計画を立てるも、入山前夜に酔いつぶれそのまま帰京したという、うすら昏い記憶もあるが、そんな人生の汚点も今となっては懐かしい。うむ。

風呂をあがり、浴衣に草履で散策すると、映画にもなった「愛染かつら」のモデルとされる桂の巨木があった。映画の主題歌は、「花も嵐も踏み越えて」でおなじみですな。そんなことは抜きにしても、なかなかの威容。巨木マニアとしてはたまらんです。

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しかしアレですな、ひとりで温泉宿ってのもなんだか手持ち無沙汰というか、退屈です。料理の上げ下げに時折やってくる中居さんと他愛もない話をしながら、冷酒をチビチビ舐め舐め、過ごしました。

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翌朝は、宿のそばにある安楽寺というお寺に散策。ここには、八角三重塔があるのですな。本堂の裏手の杉木立の間を登って行くと、見えて来ました。なるほどこれはすばらしい。

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鎌倉時代末期にできたというから、1000年も前にこれだけのモノを釘一本使わず建ててしまうというのは、やっぱり昔の人ってのはすごいよなあ。首が痛くなるまで、仰ぎ見た。

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府中駅南口を俯瞰する

前々から気になっていた、伊勢丹府中店の屋上にようやく登ることができた。しばらく閉鎖されていたのが、しばらく前から開放されているのだ。

といっても、いわゆるデパートの屋上といった風情ではなく、ただ単に、だだっ広いスペースがあるだけ。特段、遊具だの出店などに期待していたわけではなく、ここからであれば、南口を見下ろせるのではないかと期待があったからだ。

予感は的中。北側の鉄柵にしがみつけば、そこはゴチャゴチャした昔ながらの路地の赤茶けたトタン屋根が密集する、忘れられた昭和の商店街が眼下に広がる。

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街には歴史がある。そのひとつがいよいよ、いったんの終わりを迎える。生まれ育った故郷ではないが、ここ10ねんばかりお世話になったあの店この店、上から見ればただの屋根とはいえ、ちょいと感慨深いものがある。

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駅前すぐのバー、Americanに寄ってバーテンさんとお話をしたところ、移転先は駅前から程近い、昔ワインバーがあったところで決まったらしい。

なんと、Shinさんの店と合体するとか。いつも、どっちに行こうか迷うほどだったので、ある意味ウレシイ誤算ではある。いまの店は6月いっぱいとのことなので、あと何回来ることができるだろうか。

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地元の店はもちろん大事だが、会社近くの水道橋に、素晴らしいモツ焼きの名店を発見。「でん」というその店は、もとは新宿ションベン横丁にあった店のスタッフがやっているそうだが、チューハイなどのキンミヤが、すべてシャーベット状で供される。いわゆる「シャリキン」というらしい。

上の写真は生チューハイ(生は生姜の生らしい)だけど、こちらもシャリシャリの状態で出てきた。水で薄まることなく、最後まで冷え冷えで楽しめるわけですな。

なお写真はないけど、モツ焼きが本当に美味い。店に入った時点で半分くらいの部位がすでに売り切れという状態だったが、付け合せのカラシも絶品で、酒が止まらなかった。