『渓流』がとっくに出ていた件

じつは三浦知良の新書『やめないよ』といっしょに、『渓流2011 春』も購入したんです。なんと春号は2月中旬には発売されていたらしい。知らなかったぜチクショウ!

レジに持っていくとき、ん? 春?と思ったが、巻末のほうにうれしいお知らせが。夏号が復活するそうだ。おお!

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月刊誌から週刊になったり、季刊誌が月刊になったりするのは「売れている」からであってよいことなのだが、基本的に刊行ペースを落とすのはオペレーションとしては相当ディフェンシブだ。

号あたりの返品率や収益性の悪化から、こうした措置が取られることが多い。また、多くの場合は状況が改善することもなく、シュリンクし、やがては消えていく。

『渓流』が年2回から年1回への刊行となった時点で、「それほど売れてないのか」と暗澹たる気持ちになったが、読者の気持ちや要望がそのまま数字となって経営陣を後押ししたのだろう、再び今年から年2回刊行になった。

これは出版業界ではほんとうに珍しいことだ。編集スタッフだけでなく営業さんも頑張ってくれたに違いない。素晴らしい。6月が楽しみだ。

反面、それだけ読者が増えた(戻ってきた)ということでもあり、人々が沢に行くということであり、釣りにくくなるということになるのかもしれないが、古くからの言葉にあるように魚は「顔で釣る」ものなので気にしないことにする。

ちなみに特集は、テンカラと山菜。どちらも個人的に大きな課題である。そろそろ毛針も手巻きしてみるかのぅ……。

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