ホークスのポストシーズン暗黒史 2011

この季節だからだろうか、当ブログのとある記事のアクセス数が急に上がっている。

もちろん、コレ。
ホークスのポストシーズン暗黒史

昨年は、王手をかけた時点で「さすがに今年は突破するだろ。よし、風呂入ってくる」と思ったものですが、そこからアレヨアレヨと3連敗。アドバンテージがあってなお、ポストシーズンに敗退するという、不名誉かつ悲劇的とも言える結末を迎えたのでした。優勝パレードはさぞかし針のムシロだったろうなあ。

今年の相手は埼玉西武ライオンズ。昨年のマリーンズ同様、第1Sを勢いの出る勝ち方で上がってきただけに、シーズン中の結果はどうあれ、非常に楽しみ。

ところで、交流戦を除いた今年のパ・リーグの勝敗表がすごいことになってますね。こんなん、初めて見た。

          勝 負 分 貯金
1位 ホークス   70 42 8 28
2位 ファイターズ 56 57 7 -1
3位 ライオンズ  56 56 8 0
4位 バファローズ 54 61 5 -7
5位 イーグルス  57 58 5 -1
6位 マリーンズ  46 65 9 -19

なんと、貯金があるのはホークスのみ。辛うじてライオンズが借金ナシということで、ある意味第1Sの結果は順等なものなのかもしれません。

シーズン1位の成績で臨むポストシーズンは、ホークスにとってこれが4回目。過去3回はいずれも一歩及ばず敗退しているわけですが、今度こそ汚名返上なるか、非常に興味深いです。

ポストシーズンについては、昨年までのいろんなチームの戦い方を見ていて、やはり臨機応変な選手起用に尽きると感じます。

絶対にやってはならないことは、温情采配です。

「こいつが1年頑張ってくれたおかげで」「こいつと心中や」「こいつが打たれたんなら仕方がない」は、2003年星野阪神や北京五輪、昨年のセリーグCS1stなど枚挙にいとまがありません。

また、短期決戦は基本的にディフェンシブに行くべきですが、継投策において「勝利の方程式」的なものにこだわるよりも、「ここは絶対に点をやれない」的なストッパー(火消し)のコマが重要だと思っています。

記憶に新しいところでは、先日のファイターズ×ライオンズ第2戦、無死一三塁の場面で登板し、無失点に抑えた石井でしょう。

あのノーアウトの場面で、打者は糸井。内野ゴロだと当たりによっては得点を許してしまうし、やはり必要だったのは、三振のはず。

そこでベンチの期待に応えて、キッチリ三振を取った石井がすごかった。石井のリリーフ起用がこれほどハマるとは思いませんでしたねぇ。

昨年のホークスは、第5戦でファルケンボーグを6回から投入、しかも7回も投げさせ、結果的に炎上しています。

ここぞの場面でファルケンというのは大賛成ですが、いかんせん引っ張りすぎましたね。あれは明らかに秋山監督は焦っていたと感じます。1点あれば勝てると踏み、順番こそ違えどSBMというのは、シーズン中の野球の延長にすぎません。

先発し、5回無失点と好投していた大隣の信頼度が低かったといえばそれまでですが、もう少し続投させて、ピンチを招いたところでファルケンなり攝津なりを投入するという考え方をするべきでした。まあ結果論ですけどね。

シーズンの数字を見ると明らかにホークス有利ですが、ライオンズは首の皮一枚どころか、毛1本差で勝ち上がってきました。おまけに、昨年は最後の最後、福岡ドームで3連敗を喫し、優勝をホークスにかっさらわれています。燃える要素しかありません。

今年は震災の影響で日程がズレ、パ・リーグの2ndステージはセリーグよりも1日遅れて開催。先発も比較的楽に回せます。

こうした因縁要素がテンコ盛りなうえ、若手対決(明石&福田vs浅村&秋山)、元同僚対決(秋山、ナベQ、カブレラ、細川)、来期はいなくなるかも対決(中島、川崎、和田)など見所も満載。さらには、自信を持ってジャッジしてくれる某吉川が主審だった日にゃ、何が起こるか分からないという大スペクタクル。

いや本当に楽しみだわ。

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