踊ろうマチルダ@東京キネマ倶楽部

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日曜日。ヨメとムスメをヨメ実家に置いてきたので、昼まで寝てやろうと思ったのに、そういうときに限って、8時にはスッキリ目覚めてしまう。

仕方がないので洗濯をし、部屋の片付けを始める。ついでにジムに行き、筋トレと自転車をみっちり。かなりの疲労度。酒でも飲んで早々に寝たいところ。

だがしかし、今日は、踊ろうマチルダの東京ワンマン、オールスタンディングのライブに行くのだ。ぎっくり腰にならないか不安を抱えつつ、鴬谷へ。

鴬谷って初めて降りたんだけど、なかなかの猥雑感があっていいね。そびえるホテル、小さなロータリーに次々と現れる「そのテの店」の送迎車。

本日のライブ会場は、「東京キネマ倶楽部」というところ。もともとグランドキャバレーだったとのことで、雰囲気がそれっぽい。

以前、ここで行われたカーネーションのライブ音源を買ったのだけど、直江くんもいたく気に入ったらしく、何度もMCで触れていた。音響いいんだろうね。

さて、踊ろうマチルダ。

その衝撃的な出会いは以前もここで書いたけど、やはり似たような人は多いらしく、会場はギッシリ。最前列にはセーラー服の女子高生がかぶりつき、白髪まじりのオッチャンもちらほら。でも、総じて客層は若め。CDのセールスはAKBとジャニーズばかりというこの国で、こういう音楽を好む若者が一定以上いる、ということに安堵する。

全国津々浦々のレコードショップで同じように売れて、テレビの歌番組で流れてみんなが知ってる、要するに巨大なひとつの音楽マーケットしかなかったような時代は、完全に終わったのだね。

現代のミュージシャンはもっと限定的な、コンパクトなコミュニティーを中心に回すのがよい気がする。ネットを上手く利用して、リスナーとの距離を短く、接点を多く。音源を一人ずつ、直接届けるくらいの勢いで。

出版業界にも遅れてやってくる流れなんだろうけど、物流としてのレコード会社とか、管理機としての音楽事務所なんてもう、自前でやるほうがいい。言ってみりゃ、自営業的なミュージシャン。

なんか話が逸れまくりだけど、踊ろうマチルダを見ていると、そのへんがじつにうまく機能しているような気がするんである。

ライブは、とても素晴らしかった。

でも何度もYouTubeを見ていたおかげで、逆に新鮮味が乏しいというシャレにならない状態(笑)。いきなりこのライブを体験したなら、脳天にハンマー級の衝撃だったろうけど、かえってじっくり楽しむことができた。

とにかくあの声がいい。じつはギターもかなり上手い。激しく弦を叩き付けるスタイルなので、3回ほど弦が切れてた。しかも、ことごとく3弦。

アコーディオンの小春ちゃんがイイ味出していて、ドラムやパーカスがないバンド編成(ウッドベースとフィドル)なのに、ドライブ感がハンパない。

立ちっぱなしで、かなり疲れたけれども、あっという間に2時間が過ぎた。

客席のノリは、じっくり聞きたい派と、とにかく騒ぎたい派にクッキリ分かれてたのが印象的。やはり自分のように、初見の人が多かったからかな。騒いでた人たちは、いい意味で酔っぱらいのノリ。ていうか普通に酔ってたな。カップの酒が降ってきやしないかとハラハラした(笑)。

ライブのDVDを編集していて、5〜6月には発売できそうとのことなので、楽しみに待ちたい。

あとさ、最近のライブってカメラ持ち込み&撮影OKってのが多いのかな。むかしはものすごいチェックがあったような気もするけど。会場でも、スマホで撮影してTweet的な人がたくさんいました。そういうの、規制してもしょうがないってことなんだろうなあ。

※めんどくさいので失敗カットも含めてはりつけておきます。

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