西のはずれとはいえ、静岡県民として育った自分にとって山葵漬けは無くてはならない存在。東京に出てきてからも、定期的に実家から山葵漬けや山葵の茎の三杯酢漬けなどを取り寄せていたほどデス。
それがゆえに、一般的なスーパーで買えるようなものでは満足できないというか、そもそも裏面のラベルに記載されている長ったらしい添加物の一覧を見るだけでゲンナリしてしまうのですよねぇ。実際に食べてみても、わざとらしい辛さばかりが目立って、香りが薄かったり、そもそも日持ちがしすぎるところがアヤシイというか。
先月、じつは修善寺に行っておったのですが、天城峠手前のところに道の駅ができていて、「わさびの里」っていうもんだから寄ってみたんですよ。
な〜んか観光客相手な匂いがほんのり香りつつ、冷やかしに寄ってみたら、これがなかなかどうして、とっても真っ当な山葵漬けを作ってらっしゃる。当たり前のように合成料・保存料等は無添加。
特に感動したのがコチラ。ネーミングこそモヤモヤした感じではありますが、山葵の上芽(根茎の横に出てきた芽のことだそうです)の三杯酢漬けってことで独特な食感。もちろん山葵のパンチやキレも上々で、たいへん美味しく頂いております。とにかく日本酒が止まらない。
辛さで泣くかというとそこまでではない気がするけれど、もうすぐ無くなっちゃいそうなところで泣けてきます。あ、カミサンは普通に泣いてますが。
ちなみに、普通の山葵漬けも買いました。ご飯はもちろん、イカ刺しなんかにちょこんと載せて、海苔で巻いて食ったりすると最高ッス。
天城方面に行く機会がある方は、ぜひおみやげにどうぞ。ちなみに通販サイトはないようだけど、「天城わさびの里」のページによると、地方発送は可能とのことです。