確かにこれは、予選突破どころか優勝候補筆頭でしょう!
NHKサッカーのテーマ曲のことですけどね。今年は林檎姐さん。ぶっ飛ばしてます。他の出場国は、こーいうのあるのかしら? 誰かまとめページでも作ってくれないものか。
いよいよ後半戦Ver.の変態プレイ(あ、ベースの人とかね)がヤバイ。劣勢の展開もどうにかなりそうな雰囲気!
コメンタリーの動画はこちら。
サッカーだけでなく、人生において時折訪れる厳しい勝負の時に、絶対に勝ちに行く、そして楽しみに行く、というメッセージを込めたという。
楽曲自体、終盤の最も盛り上がるところ、オンベース的なリフレインで音数が多すぎたりして、NHKの視聴者向けにはハードル高い構成だったりするんだが、たいへんアツイ曲。閃光少女的なキャッチーさもあるし、ついつい購入してしまいました。
試合内容も、負けずにアツイものになってほしい!
ということで、代表チームの映像に乗せたバージョンも貼っつけておく。そのうち削除されそうだけど。
ところで、なんかこの曲の歌詞が純血主義だの、尖閣がどうの、要するにケシカラン的な声がけっこうあるらしい。たとえばこの記事。http://joshi-spa.jp/102361
<この地球上で いちばん 混じり気の無い気高い青>
「青」はつまり“サムライブルー”と称される日本代表のことですね。すると、このフレーズは「純血主義の気高い日本代表」と読めなくもない。ネトウヨ熱狂、リベラル発狂といったところでしょうか。
ほえええええ! 「なくもない」って!!! なんでそうなるんだろ。古くはカリオカとか呂比須とか、最近だと李忠成とかハーフナーとか、あと酒井高徳なんかは普通にハーフなんですが……。混ざるもの=血というのが短絡すぎではなかろうかというのは少数派なんですかね?
たとえばグループHのアルジェリアVS韓国の一戦を中継したとしましょう。当然そのハイライトやエンディングでも『NIPPON』が流れることになる。
<万歳!万歳!日本晴れ 列島草いきれ 天晴>
一体アルジェリアと韓国に何の関係があるのでしょうか。かといってドイツとポルトガルの試合ならばフィットするというものでもない。少し気が早いですが、仮にブラジルが優勝したとしましょう。ネイマールがカップにキスをする映像の背後で「列島草いきれ」と啖呵を切るような椎名林檎の歌が聞こえてくる情けなさといったらありません。ブラジルは広大な陸地です。
やはりどんなシーンを想定しても、日本代表の試合以外では使えない曲なのです。
(中略)
そうなると『NIPPON』がワールドカップ中継のテーマ曲として成功するためには、もう日本代表が優勝するしかなくなる。
ほえええええ! いや別に違和感ねーですよ!ブラジル×アルゼンチンの決勝でだって、普通に使えますって!
これを書いた方がどんなに偉い音楽評論家なのかは存じ上げないのですが、そんな重箱の隅つついてどうすんでしょう。
ユニフォームを称えるフレーズであったり、ピッチの芝、そしてあたかも視聴者すらがそこにいることを想起させるような言い回しと私は理解しているのですが、まあ世の中にはどんだけ議論を交わしても分かり合えない人やコトってあることですし、仕方がないのかもしれません。
妙なご時世だなー。