府中の馴染みのバーでIchiro’s Maltの限定品を飲ませてもらったのは、ずいぶんと前のことだ。
「申し訳ないんですが、こちらはお一人様一杯のみとさせてください」
どうやら、数が稀少なため放っておくとすぐにボトルが無くなってしまうらしい。味は、もちろん素晴らしい。一発でファンになってしまった。
最近、マッサンのブームでニッカやサントリーのウィスキーが人気ということで、それはそれで大変喜ばしいことなのだが、日本にはそれ以外にもウィスキーを作っている蒸留所はいくつかある。
比較的よく見かけるのは、信州のマルスウィスキーかな。あと、北海道の厚岸あたりに、新しい蒸留所ができるという話も聞いた。
で、Ichiro’s Maltは秩父蒸留所である。ココは家人の実家近くにあり、ぜひ見学に行きたいところなのだが、一般人では難しいらしい。うーん、残念。
上の写真は、最近比較的入手しやすくなったボトルで、ミズナラ樽で熟成させたもの。価格も6000円台半ばと庶民にも手を出しやすい。同様のリーフラベルにはもう一種類あって、そちらは秩父蒸留所の全身である羽生蒸留所の原酒とのブレンド。
ハッキリ言って、ウィスキーが好きなら絶対に飲んでみるべきだ。不味かったら遠慮なく買い取りさせてもらいますので。
私は見かけたら買うようにしているが、馴染みの伊勢丹の酒売り場のバイヤーさんいわく、粘り強く交渉しているのだが、たまに入ったとしても3本ずつくらいで……と頭を抱えていた。
最近、年をとったせいか自宅でも焼酎やウィスキーを好んで飲むようになった。OLDみたいな、若い頃だったら見向きもしなかったようなウィスキーも、美味しく感じられる。いや、マジでダルマって美味いわ。30年前の自分に教えてやりたい。
「30年前の自分に」って、
ココ突っ込むところ?
いやいや〜