前回に引き続き、「北の国から」ネタを続けます。先週までは「’92 巣立ち」だった。純くんが、トロ子(裕木奈江)を孕ませちゃうやつだ。
純とトロ子はもともと顔見知り程度だったが、レンタルビデオ屋での出会いにより急速にその距離を縮める。そのきっかけは、チャップリンの「ライムライト」だ。その後、ふたりは渋谷のラブホテルでビデオ鑑賞会を行うことになるのだが、最初に見たのが「ニュー・シネマ・パラダイス」であり、辛抱たまらず覆いかぶさるのは「南極物語」だったんですね。
そんな話はどうでもいいんだけど、堕胎して東京を去るというトロ子が純くんに語る言葉で、「あたし、東京を卒業するの」みたいな台詞があった。
これは言い得て妙だなあと感心した次第。地方から東京に出てきた人間にとっては、非常にシンパシーを感じるのである。
要するに、実際に通った大学にしても、東京という街にしても、留年しまくってるオノレに愕然とするわけで、このエントリーはそれを言いたかっただけなのであります。
この春、上京して30年目を迎えます。