晩秋札幌往訪の記⑤

北海道に行ったら、やはり乗馬であろう。というか、うちの奥様は馬大好きっ子なので毎回どこかしらで乗ることになる。

前回十勝のほうに行ったときもそうだったが、今回もできるだけワイルドで、初心者でも長時間ライドできるところを探した。

https://www.frontier1971.com


月曜と火曜は休みだというので、帰りのフライト当日の午前中とかなり慌ただしくなったが、朝イチの枠を予約。渋滞が激しい朝の札幌市内をどうにか抜けたら、アクセル踏み込んでぶっ飛ばす。

120分で1人1万3000円と聞くと「高っ」と思うかもしれない。それでもズブの素人を2時間乗せても大丈夫な環境の維持。さらには小学生もOKという、内地では考えられないような内容であり、さすがは北海道と感嘆せざるを得ない。ヘルメットや各種ウエアなど装備一式フルレンタルも含まれるとなれば、尚更である。


馬場内で簡単なレクチャーを済ませたら、すぐに出発。講師の馬のお尻を勝手に追いかけていく。馬にとっては慣れたものなのだろう。

道路を越え、すぐに草原に入ると放し飼いされている馬が疾走したりしている。むちゃくちゃ良いではないか。

おっかなびっくりだったムスメも、気持ちよさそうに鞍上で揺れている。前の馬に遅れそうになったら両足でお腹を挟むように蹴るのだが、速めのトロットになったりして焦る。股間が打ち付けられて痛い……。

森を抜け、海に出る。石狩湾、流木がすごいな。これ拾って盛大に燃やしたい。天気がよくて風も吹いていない。絶好のホーストレッキング日和である。

やがて波打ち際となる。砂浜は、濡れた部分のほうが足が沈まず馬も歩きやすいようだが、波がかぶるのは何となく嫌なんだな、という感じ。

ひとしきり波打ち際を歩いたところで1時間。折り返して往路を戻る。

あっという間に時間が過ぎて、牧場に帰還。厩舎へと連れて帰り、にんじんをあげたりして労をねぎらう。


さて帰ろう。一路千歳を目指し、搭乗前に安定の佐藤水産で買い物をするのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です