very merry Christmas, tonight it’s gonna be all right.
ハイ、というわけでやって来ました浅草。
家人とムスメが家人の実家に行くというので、どうすっかなと思案していたところ、気になるイベントを見つけたので遠路はるばる大川端へ。
・尾張屋で昼酒&天ぷら蕎麦
・無声映画の上映イベント
・やげん堀で七味唐辛子購入
・両国まで歩いて亀戸餃子
こんなメニューでした!
11時過ぎに着いたんだけど、すでに浅草駅のホームからして混雑している。トボトボと人の流れに乗って改札を出て尾張屋に向かうと、ありゃ開店は11:30からってんで、先に七味買っとくかとやげん堀へ。
わんさかやってくる観光客をサッサと流したいのか、店員のおねえさんにベッタリ張り付かれ、落ち着いて店内を見られないw
それでも陳皮多めの大辛を調合してもらい、サクッと用事を済ます。
尾張屋に戻ると開店前だけど店は開いており、無事入店。その後15分くらいから待ちが発生していたので、ある意味ナイスなタイミングだった。
ビールと板わさでスタートし、ビールが切れたところで冷酒と天ぷら蕎麦。天丼と迷ったが、やはりここは蕎麦でしょう。
冷酒がそろそろ…というタイミングで着丼。相変わらずデカいというか長い海老天だこと。


混んでるのもあるけど、美味しくいただき汁までクリア。何年ぶりかはもうわからないけど、変わらぬ店の変わらぬ味に安心。
食後の一服をと、レトロな喫茶「マーチ」へ。
カウンターのみ、おばあちゃんが1人でやってる店だけど、珈琲はちゃんとしてる。ここで、ちょっと調子が悪くなったPEN FTをあれこれチェックするのだが、シャッターと巻き上げレバーがどうもよろしくない。うーん、オーバーホールに出すしかないのかなあ。

珈琲をすすりながら、いったん諦めて巻いてあるフィルムを回収。今日はいっぱいシャッター切るつもりだったのに、出鼻をくじかれた感。
近所のおばあちゃん連が集い、にぎやかになったところでお会計。
吾妻橋のたもとに写真屋があるっぽいが、フィルムを扱ってるかどうかは不明。ともあれ、一縷の望みで向かう。肉屋の「松喜」の行列がえげつない。クリスマスだからか。
ラッキーなことにフィルムがあったので36枚撮りを1本ゲットし、装填できた。
そろそろいい時間なので、会場のすみだリバーサイドホールへ。ここは墨田区の施設なのかな? 区役所の隣にあるし。全300席。なかなかの埋まり具合。子連れもいるけど、半分は自分より年上って感じかなあ。
「月世界旅行(1902年、12分)」「チャップリンの冒険者(1917年、20分)」「キートンの酋長(1921年、20分)」「チャップリンの番頭(1916年、22分)」の4本立て。ぜんぶ無声映画なので弁士の語りとピアノが付くというね。

どれも100年以上前の作品で、かつ喜劇。活動弁士はハルキさんという女性。要は弁士によって作品の魅力も変わるのだろうが、ハギレもテンポもよく、場内もけっこうウケている。
で、なんとピアノ伴奏は新垣隆さんだった。不幸な事件で世間の耳目を集めてしまった時期もあったが、逆に吹っ切れてマルチに活動なさっているが、無声映画の伴奏は古くから携わっているらしい。
劇伴ということで出しゃばりすぎず、きちんと雰囲気を伝えるじつによい演奏であった。チャップリンのとか、公式なスコアあったりするのかなあ。ひょっとしたら、オリジナルなのかもしれない。質問コーナーがあったら聞いてみたかった。
いやー、楽しかった!無声映画という括りは初めてだったけど、定期的に似たようなイベントもやってるみたいだし、次はぜひ家族で来てみたい。
外に出るとすっかり陽は傾いており、隅田川沿いをカメラ片手に歩く。

水辺の風景っていいよなあ。意外と水位が高くて、小さな船が行き来するたびに波が打ち付ける。走ってる人がいる。ベンチで語らう恋人たちがいる。中高生の集団が騒がしい。
ほどなく蔵前橋に到着し、川沿いの道を離れて両国駅方面へ。亀戸餃子は17時くらいだったので混雑もなくカウンターに滑り込んだ。
「ビールと3枚」とオーダーして着席。辛子付きの小皿に酢を注ぎスタンバイ。あまり混んでなかったからか、おじさんがこっちのペースに合わせて1枚ずつ焼いてくれた。ちょっとうれしい。

3枚食べ終えた時点で、汁物(つまりラーメン)にするか、それともご飯系(チャーハン)か迷う。が、結論としては2枚追加である。やっぱり、ここに来たからには腹いっぱい餃子を食いたい!

ほどよく満腹になり、森下駅まで歩き新宿線で帰宅。そんなクリスマス・イブでした!

the boys of the NYPD choir still singing “Galway Bay”,
and the bells are ringing out for Christmas day.
