電子ブックの未来は「そこ」に?

前回、こんなエントリを書きましたが、著作権問題についてはものすごい動きがありました。

Googleのリリース:いろいろうるさいから著作権管理の会社作ったるわ(意訳)

要点はココ。

Google is also funding the establishment of a Book Rights Registry, managed by authors and publishers, that will work to locate and represent copyright holders. (中略)Since the Book Rights Registry will also be responsible for distributing the money Google collects to authors and publishers, there will be a strong incentive for rightsholders to come forward and claim their works.

Googleが、出版社や著者の代わりに、著作権を管理しますよ、と(あくまで管理なので、放棄ではない)。それによって、その著作物が使われた内容に応じて、出版社や著者にはお金がチャリンチャリンと入る。日本でいうところのJASRACの書籍版みたいなもんか。

池田信夫さんのblogでも語られていましたが、これ、Windows7のβとか吹っ飛ぶ話題だと思うんだけどなあ。言ってみれば、Googleに著作権管理を委託されたプロダクトに関しては、「金さえ払えば」きちんと二次利用できるということであり、電子ブック用コンテンツを作るようなベンチャーなんかが生まれてもおかしくない(あるいはGoogle自体がそういったことを始める可能性も高いが)。

仕事が忙しくて、ネタがあるのに更新できてなかったけれど、この件はさすがに別格かなあ。やっぱり、Google様が世の中のあらゆるリソースを牛耳ってしまうのでしょうかね。

『容疑者Xの献身』を観てきた

福山雅治のことを好きな男ってけっこう多いと思うんだよね。ルックスは最上なのに下ネタが得意なところとか。下ネタって意外と扱いが難しいんだけど、放送禁止ギリギリのところをサラリと流す。あの顔で。

キミのアソコを湖に例えると? とか素人に聞いたりすんなよ。なんて答えりゃいいんだ。阿寒湖とかピュアっぽいけど、浜名湖とかだと塩けが多くてヒリヒリすんぞ。おまけに自称オナニー公爵ってアンタ、最高だよ。

さて『容疑者χの献身』です。これ原作は何度読んだかわからんくらい読んだし(自慢じゃないが初版で買った)、勢いあまって、当時入院してた母親に送って読ませたりもしてる。その後ミステリー関係の賞を総ナメして直木賞まで取ってしまうわけだが、それも納得。東野作品としては一般の認知的には『秘密』かコレかってところじゃないですかね。

ミステリー作品としての構成批判もあったようだけど、この作品で使われてるトリックは、個人的にはオリエント急行とか、そのくらいのインパクトがあった。その行動を支えていたのが「愛」であるという点も、この作者らしいところだと思う。

で、福山くん。キミはもちろん原作読んだよね? その上でこの映画に主演してるわけだけど、実際のところどうなのよ。満足してるわけないよね。フジテレビとか東宝とか、偉い人たちはなんて言ってるか知らんけど、これからは映画やらドラマやらの企画そのものに、もっと口を出した方がいいよ。監督も、(決して自分でやろうとしちゃいけないけど)主演するなら自分で選ばせてもらいなよ。

まあ、それはともかく。

なにがひどいって、やっぱキャスティングかな。ほんの一部だけど、その一部が決定的にひどいのだ。いや、堤真一本人に罪はない。だけどカッコよすぎるだろ。演技で一生懸命キモ数学オタっぽくしてたけど、原作をどう読んだら堤真一をキャスティングできるんだか。いまからでも遅くはないから、カンニング竹山で撮影しなおしてくれんか。ヤツなら絶対ハマる。

松雪泰子も弁当屋にしちゃ眉毛細すぎだけど、元ホステスってことで許せる範囲。くどいようだが堤真一が石神とか、選んだヤツどんなチャレンジャーだよ。松雪&ダンカンなんかより、圧倒的に松雪&堤真一のほうがお似合いカップルじゃねーかっ!

おかげで鑑賞前から「堤真一があのラストシーンをどのように演じるか」だけが個人的注目ポイントだったわけだけど、辛うじて及第点レベル。ある意味、堤真一のうまさ。だけど、あのエンドロールまでの展開はないわー。泣かせどころで敢えて泣かさないとか、流行ってるのか? 福山くんが吐くべき、あのセリフもカットされてるし。

原作の存在が大きい場合、忠実に作るか映画ならではの演出を仕掛けるかは迷うところだけど、いずれにしても「原作に対するリスペクト」は絶対的に必要な要素だと思う。この映画の製作陣は、その精神を忘れてしまっていたとしか思えない。

わかってて見に行ったドMな私としては、予想通りすぎだったが、なじみの深い浜町とか新大橋界隈の映像が多かったのと、長塚圭史ふんするあわれな被害者の出身地が自分の故郷だったのがツボだった。以上。

てぬきめし

スーパーで買った富士宮やきそばをキャベツたっぷりで作り、横手風に目玉焼きを乗っけて、ついでに餃子も。

ひと皿でいろんな美味しさ。ビールも進みます。

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が。

この富士宮やきそば、一応「富士宮やきそば学会公認」だっつーんで買ってみたんだけど、てんでなっとらん。そもそも肉かすが揚げ玉みたいだし、麺のモチモチ感はないし、だし粉も少ない。まあ仕方がないかと思いつつも、こんなのを売ってたらかえって誤解されると思うんでやめてほしい。

まあ、盛岡冷麺にしても、ご当地モノ再現企画はろくなもんがないからなあ。やっぱり地元で売っているものを取り寄せるしかないか。ていうか、食いに行きたいんだがなー。

『パコと魔法の絵本』を観てきた

アヤカ・ウィルソンのカワユサについ釣られて。

じつは『下妻物語』も『嫌われ松子の一生』も未見なんですよ。この監督の映画って、いつもこういうテイストなんでしょうかね。ギャグのセンスとか、脈絡なく散りばめられたアニメネタとかパロディーとか、合わない人はとことんダメだろうなあ。実際、年齢制限ありそう。R45くらいかなー。たまたま客席にお年寄りがいたからなんだけど、このおじいちゃん、楽しんでるかなと、ちょっと気になったんです。

土屋アンナはなるほど、こういう役をやらせたら右に出るものはない。役所広司もまあ、さすがといえばさすが。妻夫木聡とか、小池栄子とか、テーマ曲を歌うだけじゃなくてなぜか度々出てくる木村カエラとか、登場人物はおしなべてハイテンションなんだけど、テンションが高いにもほどがあるというかw

ドタバナな感じや派手な色彩、セリフや立ち回りにしても、そのまんま映画にしたらストレートなお涙モノになってしまうからってんで、こーいうパッケージにしたのでしょうねえ。おかげで、ベタなセリフもすんなり入ってくる。

あと、ドタバタすぎるおかげで、無茶なCGの使い方をしても全く違和感がない。それどころか、実写とCGの行き来が絶妙に仕上がってて、後半、登場人物たちが絵本『ガマ王子対ザリガニ魔人』の内容を演じるあたりは実によくできてる。

ま、このテンションに付き合えるかどうかが評価の分かれ目かなあ。おもしろい映画だとは思う。まあその、いろんな意味でねw

なおアヤカたんですが、普通にカワユイです。カナダ人とのハーフで11歳。3歳からモデルとして活動、ですか。さすがにダコタ・ファニング級ではありませんが、「ゲロゲーロ」とか絵本を朗読するあたりは無垢な感じ。子役にありがちな「いまが人生最大のピーク」にならないよう、がんばってほしいものです。