前回、こんなエントリを書きましたが、著作権問題についてはものすごい動きがありました。
Googleのリリース:いろいろうるさいから著作権管理の会社作ったるわ(意訳)
要点はココ。
Google is also funding the establishment of a Book Rights Registry, managed by authors and publishers, that will work to locate and represent copyright holders. (中略)Since the Book Rights Registry will also be responsible for distributing the money Google collects to authors and publishers, there will be a strong incentive for rightsholders to come forward and claim their works.
Googleが、出版社や著者の代わりに、著作権を管理しますよ、と(あくまで管理なので、放棄ではない)。それによって、その著作物が使われた内容に応じて、出版社や著者にはお金がチャリンチャリンと入る。日本でいうところのJASRACの書籍版みたいなもんか。
池田信夫さんのblogでも語られていましたが、これ、Windows7のβとか吹っ飛ぶ話題だと思うんだけどなあ。言ってみれば、Googleに著作権管理を委託されたプロダクトに関しては、「金さえ払えば」きちんと二次利用できるということであり、電子ブック用コンテンツを作るようなベンチャーなんかが生まれてもおかしくない(あるいはGoogle自体がそういったことを始める可能性も高いが)。
仕事が忙しくて、ネタがあるのに更新できてなかったけれど、この件はさすがに別格かなあ。やっぱり、Google様が世の中のあらゆるリソースを牛耳ってしまうのでしょうかね。
コッチモBlog更新できていないのだが、このニュースは大きいね。
ネットワークの世界は基本的に「使用者の自己責任」という世界だけど、
それだけでは無法地帯になってしまう。
その上での新しい仕組みの模索のひとつであるけれど、
この流れは逆らえないと思う。。。。
Googleといえば、アンドロイド端末もいいし、ともかく大きく施策を立ててくる。
日本にいて、いいのだろうか。
どこでも扱われてないかも、と思ったけど、
新聞の片隅程度には載ってたなあ。
メディアの弱体化は、良品質な情報源の衰退を意味するから、
長期的に見るとGoogleにとっては明らかなデメリット。
Googleが先導して電子化の道をつけるというのも、自然なんだなー。