『パコと魔法の絵本』を観てきた

アヤカ・ウィルソンのカワユサについ釣られて。

じつは『下妻物語』も『嫌われ松子の一生』も未見なんですよ。この監督の映画って、いつもこういうテイストなんでしょうかね。ギャグのセンスとか、脈絡なく散りばめられたアニメネタとかパロディーとか、合わない人はとことんダメだろうなあ。実際、年齢制限ありそう。R45くらいかなー。たまたま客席にお年寄りがいたからなんだけど、このおじいちゃん、楽しんでるかなと、ちょっと気になったんです。

土屋アンナはなるほど、こういう役をやらせたら右に出るものはない。役所広司もまあ、さすがといえばさすが。妻夫木聡とか、小池栄子とか、テーマ曲を歌うだけじゃなくてなぜか度々出てくる木村カエラとか、登場人物はおしなべてハイテンションなんだけど、テンションが高いにもほどがあるというかw

ドタバナな感じや派手な色彩、セリフや立ち回りにしても、そのまんま映画にしたらストレートなお涙モノになってしまうからってんで、こーいうパッケージにしたのでしょうねえ。おかげで、ベタなセリフもすんなり入ってくる。

あと、ドタバタすぎるおかげで、無茶なCGの使い方をしても全く違和感がない。それどころか、実写とCGの行き来が絶妙に仕上がってて、後半、登場人物たちが絵本『ガマ王子対ザリガニ魔人』の内容を演じるあたりは実によくできてる。

ま、このテンションに付き合えるかどうかが評価の分かれ目かなあ。おもしろい映画だとは思う。まあその、いろんな意味でねw

なおアヤカたんですが、普通にカワユイです。カナダ人とのハーフで11歳。3歳からモデルとして活動、ですか。さすがにダコタ・ファニング級ではありませんが、「ゲロゲーロ」とか絵本を朗読するあたりは無垢な感じ。子役にありがちな「いまが人生最大のピーク」にならないよう、がんばってほしいものです。

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