錦秋

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今年は猛暑の影響もあり、全般的に紅葉が鮮やかでないそうだ。夏の暑さに葉っぱが「負け」てしまうため、まだらになったりくすんでしまうらしい。

10月23日時点で、八甲田山頂〜中腹付近はすでに落葉。酸ヶ湯あたりも終わりかけで、蔦温泉まで下がるとまだ緑が濃いという状況。

つまり、酸ヶ湯から下が見頃のはずなのだが、どうも今ひとつパッとしない。まあ仕方がないかと思っていたのだが、滞在最終日の26日、小雨とともに寒波がやってくるとの予報だったので、試しにもう一度、八甲田へとクルマを走らせた。

この日の青森は市内など麓は小雨だったが、高度を上げるにつれてみぞれから雪へと変わる。八甲田も初冠雪し、冷え込みが厳しかったものの、おかげでブナ林が数日前とは明らかに異なりイイ感じに色づいていた。

路肩にクルマを停め、しばし佇む。

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ああ、この風景を見るために、はるばるやって来たのだ。連れさえいなければ森へと独り分け入り、いつまでもその空間に身を委ねていたかった。

モミジのような艶やかな紅葉もいいけれど、色づいたブナ原生林も素晴らしい。やはり、東北の山は最高です。

谷地温泉と青荷温泉

八甲田周辺には素晴らしい湯ッコがたくさん湧いているが、今回選んだのがこの2つ。酸ヶ湯と猿倉温泉を最後まで悩んだのだが、それはまたの機会ということで。

谷地温泉は、日本三大秘湯ってことをウリにしている。秘湯の条件って何よ?とも言いたくなるが、建物は確かに古くてイイ感じ。そんでもって、ぬるい湯と熱い湯の2つの湯船が用意された風呂も、これまた素晴らしい。特にぬるい方が最高。38度くらいなので、1時間くらい入っていられるのね。

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ビックリしたのが、夕食で酒類が飲み放題ということ。ビールや日本酒、焼酎に至るまで、すべて食堂の真ん中にドーンと置いてある(ビールはピッチャー)。そんでもって宿泊料金は6000円くらい。こりゃあ人気が出るわけだ。

ざっと見渡したところ、津軽弁率が非常に高かった。観光客だけでなく、地元の人々に愛されているのだなあ。

いっぽうの青荷温泉は、いわゆるランプの宿ね。とはいえ全く電気が来てないわけではなく、火災報知器や非常口表示など、必要最低限に留めている。

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部屋はもちろん、風呂や食堂もすべてランプなので手元がアヤシイ。露天風呂ではコケそうになったり。でも、やっぱり雰囲気がいいですね。

どちらも素敵な宿でした。特に谷地温泉の湯は、もう一度行きたいと思わせるものがある。何度か経営母体が変わったらしいけど、末永く頑張っていただきたい。

ところで。

東北といえばカメムシ。あの秋田県が誇るヒーロー・超神ネイガーでも、ハンカクサイという怪人はカメムシがモチーフです。

ていうか、今回の旅ではカメムシにも悩まされました。すっかり秋だというのに、けっこういるのね。特に谷地温泉では部屋の中にも数匹潜り込んでいて、一瞬パニックになったよ。

こんなモノまで用意されてた。カメムシ用のキンチョール……初めて見たけど、ガムテにひっつけて退治するほうが確かに効率的でした(カメムシの写真はさすがに自粛します)。

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日本一のブナを見に行く

紅葉シーズン真っ盛りということもあり、奥入瀬一帯は目を覆いたくなるような大渋滞。だがその喧噪も、道を一本隔てるだけで嘘のような静寂が訪れる。

日本一とされるブナは、そんな森の中に佇んでいた。

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地元の人々の間には、3本に分かれた木には神が宿るという考えがあり、伐採を免れたと言われている。真偽はともかく、ツキノワグマに齧られた看板によると推定樹齢400年、樹廻り6.01mとある。

その樹容は、なるほど圧倒的な存在感。写真ではわかりにくいが、人間との対比でいうとこんな感じ。まわりのフツーの樹々が細く見える。

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2007年10月、このブナが「正式に」発見され、それまで日本一と認定されていた和賀山塊にあるブナに代わって日本一になったそうだ。

比較的アプローチが容易なこともあって(ググればいくらでも出てきます)、最近では訪れる人も増えたのだろう、根元にはぐるりと囲いが設置されている。

こうした姿を見ると、日本一だと祭り上げられてしまったブナに対して畏れ多いやら申し訳ないやら、物見遊山で見に来た後ろめたさから複雑な心境になってしまった。

巨木であるが故に尊いのではない。巨木を育む環境こそが本当に尊いものなのだと、当たり前のことを思ったりするのであった。

というわけで、性懲りもなく青森に行ってきました。しばらく続けます。

餃子を蒸す

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こないだ飲み会で、デブだデブだと罵られたので、今日は餃子を焼くのではなく蒸してみることに。手抜きで、くりばやしの生餃子を購入。

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お、なんかイイ感じでしょ?

でも失敗。餃子の感覚を詰めすぎて、皮がひっついちゃうんだよね。次回はちゃんと離して、できれば葉ものを下に敷こう。

ちなみに味はイイですよ!蒸すことでアッサリしてるんで、何個でも食べられそう!(あれ?)

ところで、餃子のタレについて試行錯誤中。どうも、コレといったものがない。酢醤油でもいいっちゃいいんだけど、決定版的なものが欲しいのよね〜。

野球鳥@立川〜CS編

なんだかんだいって、パ・リーグのCSは面白い。引き締まった試合が突然ぶっ壊れる最大級のカタルシスや、当たりまくりな選手、風物詩な選手と、じつに彩りが深い。バカ試合はバカ試合なりに、CSレベルの様式美といいますか、ね。

ファンはファンで、当該球団のファンのみならず、他の球団ファンがそれぞれの立場で煽り、感心し、罵り合ったり(ま、ネット上でね)。

それにしても、マリサポはすごい。所沢のみならず、福岡でも地鳴りの声援。こりゃあ、選手は幸せですよ。まさに、どこにでもいる巨人ファン、どこにでも行くロッテファン。

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というわけで、第1戦を仕事で泣く泣く見逃した腹いせに、第2戦は立川の野球鳥で観戦。

序盤こそ、長い試合になりそうな展開だったのに、途中から和田のテンポが走り出した。ちょっと飲み食いしてる間に、みんなアウトになってたな。

まあ試合結果は置いといて、こういう店に集まる野球ファンは色んな意味で心得とると感心した次第。マナーというか、民度というか。おそらくは、マスターのお人柄なのでしょうな。決してお安い店じゃないけど、お値段以上の味わい。元気に働く野球少女たちも、清々しいデス。

一度でいいから、ウワサのモツ鍋を食べてみたいなあ。大人数じゃないとキビシイかもしれんが。

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八戸の鯖

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青森の玄関口でもある八戸。駅に降り立つことはあれど、じっくり街中を歩いたりはしたことがない。面白そうなエリアは駅から離れたところにあるんだよね。

ところがちょっと調べてみると、やはり八戸は非常に底力のある街なんではないかと。できることならば、何件かの呑み屋を訪れて、ゆっくりと過ごしてみたい。

特に、鯖ね。たとえば鯖の棒寿司といえば京都をイメージするけれど、八戸も負けてはいない。上の写真は、近所の物産展で買ったもの。なるほど美味い。いやこれは絶品かもしれない。鯖のイメージが変わる。

できれば、この鯖を肴に一杯やりたいなー。

八戸は鯖の漁場としては最北だそうなんだが、これが意外というか、北海道では獲れないのかしらん。ともあれ、八戸は潮目もよく、非常に質の高い鯖がいっぱい水揚げされるそうだ。

復刻版が出てたのか……『利平さんとこのおばあちゃん』

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大好きなマンガです。

中身はなんてことない、田舎に暮らすばあちゃんの日常。だがそれが、じつに佳いのですね。

とりわけ、初回のエピソード。これはもう、高校生の頃、初めて読んだとき大変なことになったのをよく覚えている(泣けて泣けて)。

当時はバブル真っ盛り。世の中全体が浮かれていた中、こんな素朴すぎるテーマの作品は逆に目新しかった。

残念ながら世間での評価は芳しいものではなく、単行本が2冊出た後は、おそらくは絶版になっていたはず。茶色いクラフト紙の装丁からは、作品同様の温もりが感じられた。

それが、いつの間にか復刻されていたとは! しかも、またしてもエンブレ。単行本未収録作も網羅されているのがウレシイ。

エンターブレインのコミック部隊については、妙なシンパシーを感じている。新井英樹に対する力の入れっぷりでもよく分かるのだが、この作品のような、ある意味、大手出版社に見放された(?)味わいのある良作を復刻してくれるあたり、じつに目の付けどころがいい。

ググったらわかったのだが、作者の法月理栄さんは、静岡県島田市出身(在住?)らしい。どうりで、作中の方言に親近感がわくわけだ。なんとなく、長野県南部の伊那とか飯田あたりをイメージしてたんだけどなー。

島田といえば大井川。果たして利平じいちゃんが通っていた温泉とは、寸又峡か川根温泉か。

私は死んだばあちゃんには、父方も母方にも、よく怒られもしたが本当にかわいがってもらった。昔の人の説教というのは、いちいち説得力があるのだよね。いまだによく覚えている。

そんな、年寄りに思い入れのある人には、ぜひ読んで頂きたい作品です(とはいえ、下のアマゾンのリンクだと上巻は品切れなんだよね、増刷かからないのかな……)。

なお静岡のゆるキャラ、ふじっぴーも法月さんのデザインらしい。こ、これは知らなかった……。

植生図!!

「タモリ倶楽部」が好きという人は多いと思う。私も、毎週欠かさず見ている番組だ。昨夜は、特殊な地図というテーマだったのだが、そこで紹介されていた環境省の植生図が、ネットで閲覧できるというテロップにはココロときめいた。

番組終了後、ひとっ風呂浴びて、ビールを飲みながらググってみたら即発見。それがコチラ、「植生自然度調査」というページ。

ちなみに環境省では、ほかにも巨樹、サンゴ、動物分布など興味深いデータも公開してくれている。こりゃ〜おもしろそうだ!

とりあえず、毎年訪れている東北あたりの地図をいくつかチェックしてみた。下は八幡平。

明るい緑がブナ郡団系。見事に大深沢、葛根田川流域と一致するんだ。八幡平エリアの稜線は、オオシラビソ系。さすがに標高が高いもんね。

もうひとつ。最近、70すぎの血気盛んなおじいちゃん達が沢登りで遭難騒ぎを起こした森吉山。桃洞滝を見て、ヘンなところに血が巡っちゃったにちがいない。

森吉山自体は、上の図で言うと左上にあります。同様に、明るい緑がブナ系。ピーク周辺はオオシラビソだけど、その周りは見事なまでのブナの森なんだね。さすがはマタギの本場。

上の2つは、どちらも5万図で1981年の調査結果。ぶっちゃけ古いけれど、雰囲気はつかめるよね。最新の調査は2.5万図でデータが用意されてるのに、このあたりはまだカバーされてないのが残念なところ。居住エリアじゃないから後回しになっちゃうのかな。

いやー、秋の夜長に酒飲みながらボンヤリ眺めるのには最高のサイトだわ。環境省GJ!

秋葉鶏排で魯肉飯

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久しぶりに秋葉原に用事があったので、以前から噂だけは耳にしていた「秋葉鶏排」に。

ココでの目的は、やはり魯肉飯(るうろうはん)。以前、渋谷のひげちょうのことを書いたりもしたが、台湾ではポピュラーな、豚肉そぼろ煮どんぶり的な食べ物。

場所は、ヨドバシの裏の昭和通り方面。公園に面した並びで、メイドカフェの隣。魯肉飯と春雨スープをオーダーして、しばし待つ。ちなみにどちらも400円。

狭いカウンターで猛然とかっ込む。見た目、ひげちょうのとは違って、豚肉がゴロゴロした感じ。あんまりミンチ状にはなってないんだね。あと、味付けもよく言えば穏やか。悪く言えば、あんまり台湾っぽくない。

全体的に、もっと八角ゴリゴリな感じだとウレシイんだけど〜。

なお春雨スープは、たっぷりの春雨で食べ応えがある。魯肉飯にも乗っかってる豚肉が少量入ってて、やや被った感でしょんぼり。でも、スープ自体がとてもおいしい。ミニ魯肉飯とセットで600円という親切メニューもあります。

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店内はチキン人形が吊るされていたり、台湾人向けの掲示板があったりと、なかなか良い雰囲気。看板メニュー(?)の鶏排もミニで試してみた(200円)が、なるほどコレはなかなか丁寧な味。ビールがほしくなる。

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台湾弁当とか気になるメニューもあるので、またこのへんに来る機会があったら寄ってみよう。

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そういえば当blogですが、最近なぜか、ひげちょう魯肉飯の記事にやたらアクセスがあるんだけど……。何か動きがあるんですかね。