let's hope it's a good year without any fear.

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ほんとうは12月8日にこそ、こういったポストを投稿するべきだったのだろうが、こないだBSで放映していた「ジョン・レノン、ニューヨーク」というドキュメンタリー映画を見て、改めて自分がジョンが死んだ年齢をとっくに超えていることを認識し、愕然とした。

ビートルズが解散してからの10年。たったの10年で、ジョン・レノンは大いなる遺産を残してくれた。紆余曲折はあった。アメリカでの国外追放との戦い、ヨーコとの別離、酒、ドラッグ。

映画の終盤、ダブルファンタジーを収録し終えたあたりのモノローグで、ジョンは語る。

16歳に向かって歌ってるんじゃない
僕が歌ったり、曲を書いている時は
同年代の人たちを思い浮かべてるんだ
30代、40代……僕と同じ年齢だ
今じゃ妻子持ちさ
そんな彼らに向けて歌ってるんだ
若者もいいけど、共に育った連中に語りたい
“戻ってきたよ そっちはどう?”
“まわりとの関係は順調? いろいろと経験した?”

 

自分はもちろん、ジョンと同世代ではない。

だが、ショーンが生まれ、あたたかい家庭を持ち、円熟味を増した、
ある意味全盛期ともいえたジョン・レノンの年代を少し超え、
こういった台詞には無条件で胸の奥が熱くなる。

そんなわけでいま、毎日ジョン・レノンを聴いて過ごしています。

今年の更新はこれにて終了。

なんか儀礼的ではありますが、この1年の拙ブログのアクセスランキングなどを貼り付けておきます。なんか昨年のとあんまり変わらんなー。安定してサンフランシスコのストリップ劇場の話がランクインしてるのが、なんとも。

それではみなさん、よいお年を。

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松江にて素晴らしい宿に出会う

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個人的には、今回の旅で最大の収穫が2泊目の宿であった。あまりにも素晴らしいというか、自分のツボにズッポシ嵌ったのだ。そのわりに、地元の人もあまり知らないような「穴場」なので、ここで大いに宣伝しておきたいと思う。

縁の宿 北堀

なにから書こうかな、まぁまずはロケーションかな。

場所は、その名の通り松江城のお堀の北側、武家屋敷跡がいっぱいある塩見縄手というエリアです。小泉八雲の記念館や、昨日のエントリのコメントで書いた八雲庵という蕎麦屋も並びにある。

そんで、ここはもともと松江藩の中級藩士が住んでいた家をそのまま改築して使っているんですね。景観保護のために大きな看板も付けられないこともあって、地元民でも知ってる人が少ないんだとか。

面白いのは、この宿は1日1組限定ってこと。だから必然的に一棟貸切です。全部で5部屋もあるのに、大人3人+幼児という小規模グループでは広々すぎて、ちょっと申し訳ないくらい。

さらに、夕食が終わると「鍵はここにありますからね」って、料理長と女将さんが自宅に帰っちゃう。

なんというフリーダム!

我々はそんな元気はなかったですが、夕食後に松江の街に繰り出す人も多いみたいです。季節がよければ、夜のお堀端を散歩なんてのも乙なもの。

ちなみに夕食ですが、昭和天皇の料理人もしていたという板さんが、地元食材を工夫を凝らして調理してくださいます。贅沢な食材を使うわけではないですが、しっかりとした手仕事を感じられる一品が次々と供される。

前日のカニ地獄もそれはそれでよかったけれど、一同、それ以上に満足したのでありました。

難点といえば、お風呂ですかね。温泉ではないので、そこがマイナス要素になっちゃう人はいるかも。

子供用の浴衣もきちんと用意してくださっていたし、素晴らしいロケーションを愉しみつつ、友達の家に遊びに来たかのように寛げる。松江で宿泊する機会があるのなら、検討に値する、というか是非にとお勧めしたい宿であります。

部屋からはお堀が見えます。たまに遊覧船がスイーッと。

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そうえいえば、宿の女将さんとも会話が弾んだのが島根が誇る「木次乳業」のパスチャライズ牛乳。パスチャライズってのは平たく言えば低温殺菌。これがなかなか大量生産できず、敢えて作ってるところは極めて稀なんだ。

宿に着いたあと、「木次の牛乳はどこで買えますか?」などと尋ねる客は珍しいらしく、しばらくパスチャライズ牛乳で盛り上がった。これ、東京だと(未確認だけど)新宿伊勢丹の地下とか、高級スーパーじゃないと買えないんだよねぇ。

最寄りのスーパーを教えてもらい、翌日の分も含めて3リットルほど買い込み、みんなでグビグビ飲みました。一般的な牛乳とちがって、ベトつきがまったくなくサラサラ。それでいてクリーミー。おそらくは、牛乳飲むとお腹がゴロゴロするっていう人もこれなら大丈夫じゃないかな。

島根の人は毎日こんな牛乳が飲めてうらやましい!

宿だけでなく、この牛乳も機会があればぜひ試してください。ていうか、島根に行くことがあったら、スーパーに行って買って飲めよ!というお話でした(なお、コンビニでは見かけなかった)。

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というわけで、足立美術館とか他にもいろいろトピックはあるんだけど、旅の報告はこれにて終了でやんす。

このエリア、ぜひ再訪したいッ!

神話の国は伊達ではない

出雲といえば、やっぱり神話の舞台としても有名ですな。古事記とか出雲国風土記とか。とにかく、そこらじゅうに「これがあの!」っつう場所がゴロゴロしてるのな。

こちらは国譲り、国引きの神話で知られる稲佐の浜。出雲大社からすぐです。

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あとなんつっても黄泉平坂があるってのが驚いた。ご丁寧に「やまももの木」まで植わってたよ。これ、実をつけたりするのかしら?

黄泉平坂は夕暮れ時に訪れたんだが、それっぽい雰囲気でゾクゾクしやした。まわりは普通の住宅街なんだけどね。

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明らかに「格」がちがう

「格」ってのはこれ、神社の話です。

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やっぱり出雲大社は外せないってことで、駐車場探すのに四苦八苦しつつ行ってまいりました。観光バスもひっきりなしにやってくるし、とにかく人がわんさかいて、あんまりゆっくりできなかったな。

でもまあ拝殿の大注連縄は納得の大迫力。ともあれこれで、短期間での伊勢&出雲の両参りを果たすことができました。感無量。

今回、時間が許す限りいろんな神社に行ったんだけど、本殿が高床式の、いわゆる「大社造り」(っていうんですかね?)なところが多かったかな。なんかもう風格というか、佇まいからして違いがハッキリわかる。

特に印象的だったのは、山深くにひっそり佇む須佐神社。御祭神はもちろんあのお方。ここはクルマがないと来られないので人が少なかったせいもあるんだけど、オーラが半端なかったです。

裏にある大きな杉は樹齢1300年とか。大木マニアとしても、大満足でありやした。

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まだまだ行ってみたい神社がいっぱいある。そのあたりは、次回(あるのか!?)の課題です。

ズワイガニ、おいしゅうございました

解禁は毎年11月6日。地域によって呼び名が変わるのはご存知のとおり。

宿は蟹地獄コースで予約。日本人って本当にカニが好きだよなあ、と思えるほど調理のバリエーションが豊かだよね。水揚げ量日本一という境港にあがった松葉ガニをたらふく。

香箱ガニから始まって都合何杯食べたんだか、ともあれ日本酒との相性も素晴らしく、グイグイいかせていただきました。

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鳥取と島根の旅

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地球はでっかいお砂場だ!

ちょっと前の話になりますが、11月の三連休+有給1日で鳥取&島根に行ってきました。マイルが貯まってたのと、あと一度、カニのシーズンに日本海側に行ってみたかったんすよ。

往路は鳥取空港、復路は米子空港で便を押さえました。主な行程は、こんな感じ。移動はすべてレンタカーでやんす。

  • 1日目:鳥取砂丘〜因幡の白兎神社〜玉造温泉に移動してカニ三昧
  • 2日目:須佐神社〜出雲大社〜松江の武家屋敷で宿泊
  • 3日目:松江城〜八重垣神社〜神魂神社〜黄泉平坂〜安来・さぎの湯温泉で宿泊
  • 4日目:足立美術館〜江島大橋〜鬼太郎ロード〜境港

 

いくつか、心に残ったトピックを明日から。ちょっとずつ。