2014日本シリーズ〜西岡と細川の20秒

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歓喜の瞬間、その横では依然抗議が続いていた。とりあえず細川の位置取りに注目してください。ちなみにこの記事は無駄に長いです。

●コメント撤回で男を下げた西岡

今年の日本シリーズは前代未聞の形で決着がついた。何とも尻すぼみだが、西岡の守備妨害によるアウト宣告により第5戦をホークスが勝利し、タイガース和田監督の抗議が続く横でホークス選手たちの歓喜の輪が作られ、そのまま胴上げである。

視ている側としてはスッキリしないというか、ホークス側としてはせっかく秋山監督最後の試合だというのに水を差されたというか、タイガースのファンとしてもやってらんないよというか。

当初、西岡は故意にできるプレーではないと潔白を主張していたが、各種報道による検証によって「明らかに守備妨害」のトーンが強くなると、その後FaceBookへの投稿による試合後コメントの撤回、故意であったことの告白によってひとまずの決着となった。

個人的には西岡に失望した。ああいうあわよくばボールよ当たれ的なプレーは、一塁走者がゲッツーを崩しにいくスライディングに象徴されるようにプロ選手であればまずは試みる種類のものである。基本、恥ずるところはないと思っている。

だが、左打者だから云々とかわざと内側に走ることなどできないとか、グダグダ言ってしまったあたり、悪い意味で「西岡らしい」面が出てしまった。その後、周囲に諭されたのか、それともコトが大きくなるのを恐れたのか、FaceBookの告白というみっともない幕切れとなった。

だったら最初から素直に認めればいいものを、というのが率直な感想である。やんちゃなのは西岡のいいところだが、さすがにアレは古くから知っているファンとしては失望の一語だ。

●明らかに故意に当てた細川

いっぽうの細川である。

このプレーにおいて、西岡がラインの内側を走っているのを見た細川は、正式なコメントを出してるかどうかは知らないのだが、(そのコメントがどうであれ)敢えて当てに行ったに違いないと直感した。

ホークスファンであれば思い出す試合がある。

2012年の6月2日。その日はスワローズとの交流戦を福岡で戦っていた。

ミレッジ

この試合、ミレッジがセーフティーバントを試みたシーンがあった。球は一塁寄りピッチャー前に転がり、すぐさまピッチャーの攝津がキャッチ。だがなんと、打者走者のミレッジはあからさまにラインの内側を走り、送球を妨害しようと試みたのだ。今回の西岡どころではない。1メートルとまではいかないまでも、70〜80センチほど寄っており、結果的に送球が体に当たることはなかったが、巨漢ミレッジが邪魔だったせいかファーストがキャッチできずセーフになっている。当然監督の秋山は猛抗議したが、判定が覆ることはなかった。このプレーからホークスは6点を失い、逆転負けを喫している。

この日の細川は先発マスクだったが、直前の回に代走を送られベンチに退いていた。守備妨害をめぐってはさまざまな説はあるが、打者走者に送球が当たらない限り守備妨害にはならない、あるいはなりづらいというのが共通認識ではないかと思われる。

時間は戻って2014年の10月30日。タイミング的にはファーストもアウトにできる。だがホームでフォースアウトにした位置からラインの内側を走る西岡を避けるには、そこそこセカンド寄りに送球せねばならない。

瞬時にさまざまな計算をしたのか、それとも本能なのか、細川はファーストベース上ドンピシャで送球した。これは、スローで見たときにファーストに入っていた明石のミットの位置からもベース上に投げたのが伺える(結局は西岡に当たり捕球はできなかったが)。

投げれば、当たる。だが当てないように投げて万が一送球が逸れたら、守備妨害にならないどころか逆転されるピンチとなる。だからこそ当てに行き、試合を終わらせようとしたのだ。それがどんなにスッキリしない勝ち方だろうと。

こちらのまとめサイトに詳しいが、以前テレビ番組のGoingでは、中日のキャンプを取材した赤星が、内側を走る走者にわざとボールを当てる練習をレポートしている。

【解説あり】西岡の走塁を守備妨害にした細川のスーパー鬼畜プレー(褒め言葉)

「細川のスーパー鬼畜プレー(褒め言葉)」とタイトルにあるとおり、実際鬼畜以外の何物でもない(笑)。あの場面、細川の技量であればもう少し内寄りに送球することも可能だったろうし、明石の体勢を見ても、またタイミング的にも悠々アウトにすることは可能だっただろう。

それを、敢えて当てに行き、また実際に当てたところが細川の凄みなのである。

●カメラが映さなかった20秒の会話

だが、細川の鬼畜ぶり(褒め言葉)はそれだけに終わらない。

改めて、冒頭2枚目の写真をご覧いただきたい。優勝の喜びに沸くチームメイトの歓喜の輪をそっと離れ、細川がテクテクと歩いていくのだ。

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あれ、どこに行っちゃうの?とテレビを見ながら疑問に思った。審判に確認にでも行ったのか、いやでも横を素通りしてたし……。画面はすぐ切り替わり、秋山と抱きしめ合う選手などの映像に。

そして次に細川が画面に映し出されたのは、依然として抗議を続ける和田監督の後ろである。

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あらー!!和田監督と審判団の後ろで相対してるのは、バットを持った西岡とレガース付けた細川じゃありませんか! ナニナニ?何をお話ししてんのー!?

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そして再び画面が切り替わり、しばらくして一塁側ベンチに向かって手を振る内川(と松中)の横に発見! 憮然として立ち尽くす西岡を後に、スタスタと歩く細川。

映像を見る限り分かるのは、細川が審判団の横を抜け西岡に歩み寄り、そして何らかの会話を交わした後、その場を立ち去ったということだけ。その間、およそ20秒である。

最後のプレーで明暗分かれた2人。

果たして、何を語ったのか。

妄想を膨らませれば、いろんな会話が脳内再生されてしまうのだが、真実がわからないからこそアレコレ想像できるのもまた、ファンの愉しみなのかもしれない。白い細川だったのか黒い細川だったのか、にもよるしねぇ。

誰か取材した人おらんのかな。知ってる人がいたら、ぜひ教えてほしいものである。

あー、長くてごめんねー。

とりあえず来シーズンも、面白いプロ野球でありますように!

ちょっとだけ『アオイホノオ』を語らせてくれ

近年のテレビドラマでは屈指の名作と断定する『リバースエッジ 大川端探偵社』の余韻を完全にぶっ飛ばし、日本中のクリエイターに衝撃を与えた問題作『アオイホノオ』ですが、人心地ついて、ようやく自分の中でも色々と消化することができました。

柳楽優弥の顔芸とか、トン子さんがとにかくかわいいとか、ヤスケンがハマりすぎとか、津田さんにバシバシされたいとか見どころも多く、大いに話題になった作品ですが、やはり第1話からずうっと根底にあったのは、創作に携わったことのある人の心を、ある意味容赦なく、そして残酷にえぐり出す演出だったかと感じます。

基本、そういったシーンはギャグっぽく撮られていて、見てるほうは苦痛にゆがむホノオ君の表情にゲラゲラ笑ってればよかったのですが、最終回はちょっと違った。

MADホーリィにギャラクティカマグナムとギャラクティカファントム(構えはブーメランフックっぽかったけど)を喰らい、「車田正美のベタを見習え」とダメ出しをされるホノオ君。

直後、部屋中の漫画や画材を撒き散らしながら吠えるわけです。まさに暴走するエヴァのごとく。

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私はあのシーンで涙が止まりませんでした。ドラマ上は「ベタ」は背景を黒くするベタじゃなくて、展開的なベタさであり、ホノオ君はちょっと誤解していた的な感じなのですが、もうね、感情移入というかシンクロ率がハンパなかった。

本気で暴れるホノオ君の姿は、創作に関わったことのある人すべての中にいる。

そこを乗り越えられるかどうかは人によりけりであって、そうした描写はこのドラマでは何度も描かれてはいるんだけど、最後の最後で「マジ」なシーンを出されるとジワっときてしまうわけです。

ああ、まったくテレ東の深夜ドラマは本当に最高だぜー。続編はアレにしても、なんかスピンオフとか、期待しちゃうなー。

公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/aoihonoo/index.html

『傷だらけの天使』最終回

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ドラム缶に入ってるのは、もちろん……。屈指の名シーンでありやす。

テレビ埼玉で細々と放映されていた傷だらけの天使。プロ野球シーズンは西武戦が入ると飛ばされるので、長いことかかっていましたが、9月末にようやく大団円を迎えました。

じつは最終話まで通して見たのは今回が初めて。以前どこかで放送してたときには、最終回のみ変則放送で、うまく録画できなかったのだ。

改めて、テレビドラマ史に燦然と輝く金字塔。もう二度とこんなドラマを見ることはできまい、という不朽の名作です。詳しくは作家(でいいのかな?)の西田俊也さんのサイトに全話レビューがあるので、ぜひご覧いただきたい。有名なオープニングの映像は、木村大作カントクが手持ちで撮影したんだー、等々とにかく詳細かつ愛に溢れている。

極私的全話reveiw傷だらけの天使

録画したものは、このひと月足らずで何度見たことか。そして何度見ても、ラストシーンで流れる楽曲に心を打たれる。

作曲はオープニング含め全般の劇伴を手掛ける井上尭之。歌い手はデイブ平尾。もちろんYouTubeにもあったのでリンクを埋めておく。

井上尭之はいま北海道で暮らしているようだが、彼のソロアルバムにも収録されている。もちろんげっと済み。

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さて、そろそろ「積ん読」状態だった矢作俊彦による続編『魔都に天使のハンマーを』に手をつけなくちゃなー。

日立の研究所に行ってきました

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えーと、とにかく人が多すぎでした!そりゃ年に2回しか公開されないレア空間だから仕方がないか。寝坊して昼すぎに出かけたりしたのも敗因。やっぱり朝イチじゃないとだめね、こういうイベントは。野川の湧水地点は大行列で20分待ちでしたよ。

とはいえ、じつに素晴らしい場所でした。あんなところで仕事ができる日立の研究員さんがうらやましい。この日は人の喧騒で大層にぎやかだったけれど、普段は時おり西武線の音が聞こえる以外は静寂の一語のはず。鳥のさえずりや枝葉のざわめきなど、四季の情感豊かな、まさに武蔵野の森。

維持も大変なんだろうけど、それをまた一般に開放してくれるというのも有難いお話。敷地内にはいろんなイベントも行われていたり、芝生エリアでファミリーがご飯食べてたり、皆さん大いに楽しんでらっしゃるご様子。俺もだけど。

久しぶりの国分寺散策、楽しかったー。

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枝垂紅葉がいい感じに色づいていました。もうちょっとすると見頃かなー。

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野川源流でのショット。いくつかある源流のひとつなんだが、日立のスタッフの方によると枯れたことがないんだとか。

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途中で離脱しそうになったけど、湧水ポイントは大行列でありました。

サングリア強化月間

初夏あたりに桃で作るのも好きだけど、なんと言っても果物が美味いのは秋。そうなると作りたくなるのがサングリアである。

いろんなレシピがあるけど、個人的には砂糖を入れて甘くするのはどーかなーと思っている。体重も気になるしね! その代わり、ベースとなるワインは無添加で甘口〜やや甘口あたりを使います。スーパーで1000円くらい。

砂糖を少量でも入れることで、浸透圧の関係でエキスが抽出されるのは事実。でもいろいろ試してみたけれど、どうせすぐ飲んじゃうんだし、飲み口的にも砂糖は入れなくていいやというのが結論デス。

必須な材料は、シナモンスティックとバナナ。それとレモンね。あとは好きな果物を適当に入れて数日待てばオッケイ。ちょうど貰い物のぶどう(マスカットと巨峰)にキウイがあったので、早速漬けてみた。もちろん美味し。

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2本目。実家の浜松から大量のミカンが届いたので、そいつを加えてみる。爽やかな風味になるね!これも速攻で消えた。よ〜く浸かった果肉をアテに、クイクイいけちゃう。

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サングリアは梅酒と違って回転が速いぶん、いろいろ楽しめる。次は遠州産の果物に絞って、三ケ日みかんと次郎柿で試してみようっと。

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あ、安いワインを選ぶときは必ずラベルを確認するほうがいいですよ。チリあたりから原液を輸入して日本で瓶詰めしてるものが多いから。でもよく探せば、きちんと甲州とか信州で丁寧に作った安価なワインもあるはず。

秋の野川も素晴らしすぎて

週末、特に予定がなくて天気さえ良ければ、できるだけ野川公園に遊びに行くようにしている。

人が少ないくて広々としてるし、子供が思いっきり走っても、あるいは転んでも問題ないし、ヘンなDQNはいないし、時折小型機が飛んでくるし、電車は走ってるし、その他諸々、魅力満載。

安いワインを一本買って、ちょっとした肴とお弁当を用意して、子供と遊ぶためのボールを持って出かけた。いつもの場所、東八道路の北側に陣取る。

秋の桜と書いてコスモスというのはご承知のことと思うが、本当に秋に咲く桜がある。野川公園には「十月桜」と「小福桜」という2種類があって、西武線沿いの東側に集まっている。どちらも春と秋、1年に2度花を咲かせるそうだ。

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桜を遠目に眺めながらチビチビやってたら、ワインがあっという間に空いてしまった。もっと持って来ればよかった。

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ひと休みしたら、ボールで遊ぶ。思いっきり蹴ると、「キャー!」と喜びながら追いかけていく。無邪気なものである。そろそろFC東京の門戸を叩きに行くとするか。

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園内にはクヌギやコナラなど、ドングリを落とす木も多い。ポケットにいっぱい詰め込んで得意げにしていたので褒めてやると、鼻の穴を膨らませて「もっと取ってくる!」と勇ましく駆け出す。

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本当に好きだ、この公園。いっそ、周辺で家を探すのもいいかもしれない。

【追記】
野川といえば、その源流は国分寺にある日立の研究施設内にある。普段はもちろん閉鎖されているのだが、年に2回、春と秋に一般開放してくださる。一般人でも入れるので、今年こそ行かなくちゃ!(毎年終わってから気づくもんでね)

http://www.hitachi.co.jp/rd/crl/garden/teien.html

七五三

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娘よ。

本殿での「かしこみかしこみ」が終わった途端、晴れ着&草履のままダッシュし沿道の露店にへばりつき「アンパンマンん〜!」と絶叫していた我が娘よ。

おとうちゃん、そんな風船が1200円もするだなんて知らなかったよ。手を離しても飛んでいかないように重しが付いてるあたり、気が利いてるやら却って腹立たしいやら。

というわけで、けっこう前のことになりますが無事に七五三の儀を終えることができました。互いの実家とのやり取りやら、当日の諸々、本当に疲れたわ。

晴れ着ひとつとっても「着るのやだ」の一点ばりだったのを、埼玉のおばあちゃんちに何度も通って、どうにかこうにか宥め賺して本番では素直に着てくれた。あれほど嫌がってた髪飾りも。

おかげでおとうちゃん、埼玉県警が所沢インター入口で張り込みしてやがって、後部座席シートベルト未着用で切符切られたんだぞ。グッバイ、ゴールド免許。

娘よ。

晩飯がてら品川まで両親を送って行ったはいいものの、帰りの京王線で疲れとストレスがピークに達してずうっと大音量で泣き通しだった我が娘よ。

もう三歳だ。立派なおねえさんだ。おとうちゃんは知ってる。これから輝かしい人生がキミを待っていることを。

ここまで健康に、そしてまっすぐ育ってくれて本当にありがとう。毎晩「おっとっと」と言いながらビールを注いでくれてありがとう。

酉の市

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今年の酉の市は10日と22日。二の酉は東京を不在にする予定なので、会社に行く前に大国魂神社に行って熊手をゲットしてきたざます。

平日朝というのに、たいへんな混雑。露店も盛況で、ついジャンクな食い物にフラフラと手を出してしまいそうなところをグッと堪える。

朝から威勢のいい掛け声が響き渡る。今年も年の瀬だナー。

メイドイン府中な焼酎

けやき通りでマルシェっぽい催しがあり、ブラブラしてたらこんなのを見つけた。東京農工大で栽培された原料のみで作られたという、麦・芋・米の焼酎3点セットである。

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銘は「賞典禄」という。由来がパッケージに書いてあった。なるほどー。

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まだ開封していないが、ミニサイズなのであっという間に無くなりそう……。

香り立つ

ゆずとかかぼすとか、すだちとか。そういった香気柑橘(っていうんですかね?)が存在感を発揮する季節になってまいりました。

今年の夏に近所のバーで沖縄ナイトを堪能した際、山盛りに用意されていたのがシークワサー。こいつを、オリオンや泡盛にガンガン絞って飲んだのは以前も書きましたが、それ以来、ビールにこの手のものを絞るのがマイブームであります。

あれですよ、コロナ頼むと瓶の先っちょにライムが突っ込まれて出て来るじゃないですか。あれの和風ってことです。

下の写真のはシークワサーね。ひと晩に、カミさんと合わせて4〜5個くらい消費しちゃう。すぐ無くなるので、週末にまた買い出しという繰り返し。

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サンマが出始めると、シークワサーに代わって売り場に並ぶのがすだち類。宮崎の「へべす」ってのもあったな。まあとにかく、そのへんのを見つけたら買いだめするわけです。

もちろんサンマ塩焼きに絞るのは定番中の定番ですが、イカ刺しなんかとの相性もいいよね。山葵は使わず、醤油にちょびっと浸したイカに、都度都度チュッと絞ってお口に運ぶと最高に幸せ。醤油ナシでもいけるし、海苔で受けてから絞るってのも乙なものです。

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こらからは、やっぱり柚子かな。だんだん黄色くなってきてるけど、ビールに刺身に、いまや我が家では欠かせない食材でありますよというお話でした。

そんじゃーね!

お伊勢さま

ずいぶんと前の話になってしまうのですが、伊勢神宮にお参りしてきました。9月の3連休、実家の浜松に帰っていたのだけれど、なんかノリで。

伊勢には4歳だったか5歳のときに行ったことがある。母方の親族一同に連れられて。

そのとき乗った伊勢湾フェリーに「うどん」の自動販売機があって、当時幼かったワタクシはそれがたいそう気に入ったらしいのですね。

なんせ、お金を入れるてちょっと待つと、あったかいうどんがプラスチックの丼に入って出てくる。いまだに地方のドライブインあたりにはこの手の自販機があるみたいだけど、とにかく興奮して、全員ぶんのうどうを購入したばかりか、さらにはおかわり食え、買ってくるからと迫ったそうだ。

いまだに親戚が集まるとこの話題を振られるのだが、正直ほとんど記憶がない。

ともあれ、今回も伊勢湾フェリー経由で伊勢神宮へと向かったわけです。写真はすべてiPhone6+。

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いっさい下調べもせずに突撃したので、お恥ずかしい話、伊勢神宮には「外宮」と「内宮」があるとか、なーんも知りませんでした。一応、フェリー内で仕入れた情報をもとに、外から内へと順番に。あと平日にもかかわらず、駐車場はエライことになっとりましたな。これ、休日だったらまともに回れたかどうか。

当日夕方から浜松で夕食の予約をしてあったので、伊勢での滞在は4時間程度。どうにか伊勢うどんをかっこみ(うまかった!)、松坂牛コロッケをくわえながら参道を走るという日帰り弾丸ツアーでした。

あ、フェリーにはうどんの自販機なぞ影も形もありませんでした。

11月後半の連休にはズワイガニを食べるという口実で松江に行くことになっており、図らずも間を空けず伊勢と出雲をつなぐことになりそうである。