流しのマジシャンに遭う

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月曜の夜、自宅の最寄り駅からさらに2駅ほど離れたところにある、馴染みの居酒屋にフラッと立ち寄った。ここは店主がもとイタリアンのシェフということもあるが、薄汚れた佇まいからは想像もつかないような酒肴にありつける。また、レモンサワーが絶品。この夜も勘定のときに「8杯飲みましたね」と言われたが、とにかく美味い。

で、店内のテレビでラグビーのオーストラリアvsアルゼンチン戦の再放送を見ながらワイワイやっていたとき、1人の客が入ってきたのだが、店主と何やら話し込んでいる。

「流しのマジシャンだそうですが、皆さんいかがですか?」と店主。

客は、私を含めてカウンターに4人ほど。お互いに顔を見合わせ、「いいんじゃね?」という雰囲気。で、即席のマジックショーが始まった。

結論から言うと、これがなかなかすごかった。そりゃあ種も仕掛けもあるのだろうが、目の前で和紙が紙幣になっちゃったり、手渡されたトランプがアクリル板になっちゃったりすると、単純に「スゲー!」って感動するわけです。

おひねりあげて、ちょっと話したところ、適当な街で飛び込み営業を続けてるらしい。呼べば来てくれるとも言ってたので、なにかのイベントとかでも使えるのかもなー。

ググると、流しのマジシャンってそれなりにいらっしゃるのね。初めて見たけど。

おもしろい夜でした。

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日本シリーズ2015

さあ、愛鳥週間<Bird Week>が始まるよ、っと。

セパともに優勝チームが日本シリーズを争うというのは、何年ぶりのことだろうか。そのほとんどはホークスのせいだったりもするんだけど、ともあれ今日からです。

もう何十年も前のことだけど、この両チーム、一時期は完全に「裏」日本シリーズ認定されてて、オープン戦などで顔合わせがあると「最下位決定戦」などと揶揄されたりする時代があったのね。

マンガ「あぶさん」にも、この2チームが開幕から負けまくっていて、でもプロ野球ニュースの佐々木信也アナが、「来週から愛鳥週間だから、他のチームは可愛がってあげてね」とかほざくエピソードがありました。何巻あたりかは忘れたけど。



予想もへったくれもないんだが、短期決戦の場合、僅差のロースコアか一方的な試合に偏りやすいので、僅差であればホークス、相手のやる気がなくなるくらい点差を広げての死体蹴りモードに入ればスワローズ、みたいな流れかなあ?まぁ楽しみにしております。

個人的には、工藤采配は近代野球の完成形に近いと思っていて、おそらく彼は基本となる理念は広岡〜森の系譜をきちんと受け継ぎつつ、選手の起用法や将来設計については、広岡や森の時代から大幅に変わった現代野球にきちんとフィットさせているのが印象的。一部の主力を除きポジション固定せず、ユーティリティー・プレーヤーを多用するであるとか、中継ぎ・抑えをきちんと休ませるであるとか、たいへん理にかなっているんですよね。

また、先日のCSファイナルでも見せた千賀の使い方を見るに、星野、王、秋山タイプの型にはめる野球ではない、短期決戦に特化した柔軟な采配も得意だ。コーチ経験がないまま監督になったのは不安要素と言われていたが、多くのチームを渡り歩いたことが、相当プラスになったのではないかと思う。

とりあえず、第5戦のチケットだけどうにか取れたので、どちらかの4タテだけはやめてほしい。あと、週明けは雨降らないでほしい。

たからもの

クラウドファンディングが、なかなかの盛り上がりを見せております。大御所のKickstarterだけでなく、日本でもいくつかのサービスが立ち上がって、ちょっとオークションサイトの勃興期を思い出してしまうね。

個人的にも何度か利用していて、ドネーション的なものもあれば、物品購入も。最近だと、Amadanaのレコードプレーヤーとか、会社用のティーサーバーとかね。

で、今年の春に申し込んだのは、大好きなアーティストでもある寺尾紗穂さんのもの。レコ発のツアーに、彼女が支援している、路上生活者をメンバーに含む「ソケリッサ!」というダンスユニットを同行させることを目的としたもの。

このプロジェクトに、ちょっと迷ったんだが思い切って10万円を支援した。リターンとして、Tシャツなどのグッズであったり、ライブのリハ見学やプレミアム席のほか、なんと指定したテーマでオリジナル楽曲を作ってくれるという。

よく考えた。よく考えたのだが、好きなアーティストが自分のために1曲作ってくれる機会など、人生においてそうそうあることではない。そして、それにかかる費用は10万円。これは破格の安さではないかと思う。個人的な感覚としては「ありえない」の一語である。ひょっとしたら応募者が殺到して本人が参ってしまうのではないかと心配したが、締め切りとなった時点で自分も含めて12人であった。

楽曲テーマについては、呻吟しながらも長々とした文章を送った。秋田のマンダノ沢の堀内沢出合にあった、一本の木のことを書いた。ちょっとした短編小説くらいの量になってしまったが。

で、9月末に連絡があり、楽曲をWAVフォーマットで受け取ったわけです。


音楽でココロが震えるという経験は、それなりに少なくはない。とはいえ、この感覚はかつて経験したことのない、次元がまったく異なるものだ。

言葉では言い表せない。決して。



さよならライオンバス

ムスメは動物園が大好き。親としても、運動不足解消のために月2〜3回のペースで多摩動に通っています。年間パスポート買えば安上がりなんだろうけど、支援の気持ちも込めて、都度入場券を購入。とはいえ大人1枚600円程度ですが。

もちろんライオンバスには欠かさず乗ってます。「あたり」な運転手さんだと、細かい解説をしてくれるのもウレシイところ。「ジャックくんは女の子にモテないから、いつもひとりぼっちなんですよ〜」とか。

でも来年3月いっぱいで、発着所の耐震補強工事のため長期のお休みに入ることに。仕方がないとはいえ、ちょっと残念。多摩動といえばライオンバス、というくらいの代名詞でもあるので、休止期間ができるだけ短いといいのだけれど。

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いまなら今年の春に生まれた仔ライオンが2頭いるので、狙い目です。あと何回行けるかなー。

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4歳児

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2ヶ月も前のことになるけれど、子供が4歳の誕生日を迎えた。もう4年も経つのかーと感慨深い。

ありきたりだけど、このくらいの年代って成長のスピードがハンパないですね。もうイッチョマエなことも口にするし、喜怒哀楽の表現も大人顔負け。トトロのDVD見ながら、メイちゃんがギャン泣きするところをニヤニヤしてたりと、ちょっと将来が不安な面もいくつかあるが。

仲が良かった保育園の同学年の友達は、8人中6人が今年の4月から幼稚園に通うことになりお別れとなった。残った1人も、家の引っ越しで別の保育園に転園することとなり、我が娘はいわゆる年少クラスではたった1人となってしまった。

たまに思い出したように、昔のお友達に会いたいと言う。子供にしてみりゃ、さぞかし理不尽な別れであろうことよ。

このまま保育園に通わせるか、幼稚園に入れるかの議論が何度かあった。それぞれ良さがあり、不安な面がある。

ただ、保育園に迎えに行くと、自分より小さな子たちと一緒に遊んでいたり、絵本を読んであげる(フリをする←まだ文字は読めないからね!)姿を何度か見かけており、それはそれで保育園のいいところだよなあ、なんて思ったり。

ある夜日本酒をチビチビやっていたら、その横で、覚束ない箸さばきで煮豆を一生懸命拾っている。ふと「ここで成長が止まってくんねーかな」とつぶやいた。

天丼

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会社の近所に、天ぷら屋があります。今年の春くらいにオープンしたんだけど、たまにランチで天丼を食っております。

穴子つきの天丼プラス浅蜊の味噌汁。小さい器には卵の天ぷらが入っており、好きなタイミングで丼に投入せよ、というスタイル。ゴボウと生姜の酢漬けと大根漬けは取り放題。なんか、有名な店の系列らしいね。

牛丼もいいけど、天丼も好きだなー。

クマー!

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NHKのワイルドライフが好き。むかしTBS系でやってた「野生の王国」を欠かさず見ていた世代としては、なかなかたまらないものがあります。

こないだの「栃木 足尾山地 ツキノワグマ 復活の森を生き延びろ」は色んな意味でショックだった。特に冒頭の、鉤爪を使っての岩場のクライミング。あれ、落ちたら死ぬと思うんだけど、まったく躊躇もなくガシガシ登るのな。

冬眠明けのエサ探しだからって、あんなのを見せられたら真剣にガクブルですわ。異常なまでの運動性能。百獣の王は、ライオンではなくクマなんじゃないかと真剣に思った。

ま、遭遇しないのがイチバンね。

自然薯

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TKG+アジフライ+タルタル+ウスターソース、それとなめこの味噌汁。

ここんとこずっと多忙なため、更新が滞ってます。ネタがどんどん溜まっていく。。。

会社の近くにラーメン屋があるんですよ。あっさり醤油味で、飲んだ翌日なんかによく利用していて、注文はたいがいがチャーシューそば。食べログの評価なんかも、けっこう高い。

関連ランキング:ラーメン | 飯田橋駅九段下駅水道橋駅


数年前、ここの親父が厨房に岩魚の燻製らしくものをぶら下げていて、つい話しかけてしまったのですね。そこからの会話はご想像通りですが、すっかり「近所の会社に勤めてる渓流釣りが好きなデブ中年」的なポジションで常連認定されて今に至るわけです。

なんだか縁もあるようで、夜更けまで働いて飯田橋の駅でボーッと電車を待ってたら後ろから肩を叩かれて「よう!」みたいな感じで新宿まで雑談しつつ帰ったりすることも。それがこの2ヶ月で3回もあった。なんでやねん。

そんで今年の夏前にも釣りの話になって、帰ってきてから写真見せたら「尺あった?」「いえ、ギリギリ……」「泣き尺www ウケるww」みたいな会話があったり。

親父は、どうも片品村近辺の沢に行ったらしく型も数もソコソコ、みたいな会話をしたんだけど、こちとらラーメンすするのに忙しくて所々適当に流したりしてた。ただ、早出にも行ったことがあるみたいなことを断片的に話してたな。「4回くらい行ったけど、2回は撤退だなー」とか。

当然の流れで、「今度いっしょに岩魚釣りにいこうぜー」「そっすねーw」みたいな話もしているのだが、もう岩魚は禁漁期。そしたら、自然薯掘りに誘われました。なんでも秘密のポイントがあるそうで、ウハウハらしい。

ちょっと興味があるので、参加してこようと思います。10/31〜11/1らしいので、希望者がいれば連絡ください。場所は……どこって言ってたかなー。上越国境あたりだったような気もするけどラーメン食べてたからよく聞こえなかったw