ここ数週間のトピック

やばいです。すげー忙しいです。海外出張から帰ってきてからも、ペースが戻せない。年度末ってことで来期予算とか臨時研修とか、なにやら不穏な雰囲気……。とりあえず最近仕入れたネタの寸評だけ、駆け足で。

●映画『SAW』はスゲーです

ずーっと見たい見たいと思っていながら、見られなかったSAWを見てきました。もうね、スゲーですよ、この映画。たぶんもう、そろそろ劇場公開は終わるんだけどDVDも3月には出るそうなので、もし興味がある人は必見ってことにしておきます。

いわゆるホラーとかスプラッターとかそのテのものかというと、人によっては物足りなかったり、あるいはそれ以上の恐怖だろうし……って、ああ! とりあえずなかなか言葉にしにくいんですけど、ラストでは「エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!」と声が出そうになりました。それが驚きなのか、恐怖なのか、はたまた全然ちがう感情なのか、そのへんはとてもとても語ることができません!

●マンガ『俺と悪魔のブルーズ』はスゲーです

コミック誌『アフタヌーン』で連載されてるんですが、これまたスゲー。先日、ついに単行本<第一巻>が出てました。ブルースといえばロバート・ジョンソン、ロバート・ジョンソンといえばブルースの神様。その、ロバート・ジョンソンを「RJ」として、ブルースを主題にしたストーリーが展開されるんですが、実在の人物をモデルにしたフィクションって感じですね。

作者は、ヤンマガで「アゴなしゲンとオレ物語」というギャグマンガを連載している、平本アキラ氏。そのギャップもステキです。

十字路で悪魔と取引をすれば……というかのクロスロード伝説から、第一巻の終わりのほうでは、あのカップル強盗も登場。名作に育つ予感がヒシヒシと伝わってきます。

●理論社の、「よりみちパン!セ」シリーズはスゲーです

このところ、ジュブナイル系というかライトノベルというか、そういったジャンルの市場は密かに伸びているという話があります。私も子供の頃は、江戸川乱歩シリーズとか、朝日ソノラマ文庫とか、けっこう読んでました。んで、理論社という出版社が、「中学生以上のすべての人」を対象にしたシリーズを出してるんです。それが、「よりみちパン!セ」。私は、そのうちの『いのちの食べ方』を手に取りました。

日本人は毎日魚や肉、そして野菜などを食べている。で、例えば魚は築地のような市場、そして野菜についても、どのように流通してくるかは自然に理解している。だけど、肉は?? 肉はどこで解体されて、どのようにしてスーパーに並ぶのか?? 我々は、実はほとんどの人が中間プロセスについてまったく知ろうとしないし、それを不思議とも思わない。著者は、『A』などオウム関連の著述でも有名な森達也氏。そりゃあもう、良質なドキュメントですよこれ。

中学生以上を対象にしてるということで、漢字にルビが振られたり、本文も口語だったりしますが、その内容は硬質というか、ズシンと来ます。円周率が3とか、運動会は手をつないでゴールとか、最近の子供はカワイソウだなーなんて思うんですが、こういった本にはぜひ触れて欲しい。というか、自分の子供の頃にこんな本があったら……なんて思うと、中年になって腹が突き出たオッサンとしては涙をこらえるのが必死です(ようわからん)。

「学校でも家でも学べないリアルな知恵満載!」というキャッチコピーは伊達じゃない。他のシリーズの概要を見ても、これは大人こそ読むべきではないかという気さえします。

ふぅ、駆け足とか言いながら、イッキに出してしまった。あー、忙しいゼ!

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