『時かけ』のデキが本当に素晴らしかった、細田監督の第二作。
やっぱり、当主の老婆役の富司純子がイイねえ。ぼくは年寄りが活躍する映画が大好きなんですが、このお婆ちゃんは特にツボ。背筋の伸びた、凛とした老人の姿は、実写だろうとアニメだろうと、もうそれだけで反則である。
作中、ライフラインとも直結した仮想現実世界が登場するけれど、そこはフルCG。時かけにもその片鱗はあったけれど、なるほど、こういう演出は見事だ。
時折、背中がムズムズしたりもするけれど、良質なアニメーションだと思う。開けっぴろげの縁側だとか、ズラリ並んだ朝顔の鉢植えだとか、大家族の食事だとか、現代の子供たちにとっては、ある意味これこそがおとぎの国なのかもしれないねえ。
そういえば、貞本つながりで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破』も、ちょっと前に観てます。ずうっと忙しかったおかげでネタとしては放置しとったんですが、「メチャクチャ面白いわー」としか言えない。こういった作品の存在自体が許されるのは、さすがエヴァですなあ。
深夜に日テレでやってたオリジナルの一気再放送も、最後のほうは追っかけてました。あのラスト2話の展開は、今さらながらすごいね。さすがテレ東だわ〜。