盛岡・八幡平紀行2010〜その2
盛岡といえば冷麺というアタクシですが、じゃじゃ麺ももちろん大好きです。
盛岡駅前には、ぴょんぴょん舎がやってる「Hot JaJa」なるじゃじゃ麺の店があるのですね。個人的にはぴょんぴょん舎とは味覚の相性が非常に悪いのですが、コチラは意外と悪くなかった。
あと、東京の三軒茶屋にある「じゃじゃおいけん」にはよく行きました。けっこうレベル高いですヨ。
とはいえやはり、一度は食べてみたいのが聖地ともいえる「白龍(ぱいろん)」だよねー。なんといっても始祖ですから。店主が、中国東北部で食べたジャージャー麺をヒントに戦後始めたのがじゃじゃ麺の始まりだそうで。
過去、白龍にはどうにも縁がなかったというか、営業時間の問題だったり、あとはやはり焼肉&冷麺の誘惑にコロッと負けてしまうせいで、チャンスがなかったのですよね。
今回もうだるような暑さの中、長い行列に耐えてようやく入店。はす向かいには、短角牛ステーキを食べられるお店、「大地」があったりして、フラフラ吸い寄せられそうになったり。ココはココで、いずれ来てみたいが。
サイズは大中小。中は500円。チータンタン用の生卵は50円。中を頼んでしばし待つと……やってきました、待望の一杯。顔が自然とほころぶ。ついに逢えたか、という感じ。
ラー油やニンニクを追加して、グルングルンに混ぜ、いただきまーすとズルズル。味噌を飛ばさないよう気をつける。
あー、じゃじゃ麺だあ〜というお味。途中、酢を加えつつ味を整え、食べクズを適宜残した状態で生卵を投下&シェイク。汗だくだろうともちろん、チータンタン。
見た目もアレだし、べらぼうに美味いとか、そーいうんじゃないけど非常に満足。
盛岡っ子にとってはソウルフードとも言えそうなじゃじゃ麺。子供の頃、自分の生活圏にこんな店があったら通い詰めてたに違いない。うらやましい。
どうやら昔からの常連さんに言わせれば、味は相当落ちてるらしい。有名になりすぎちゃって、我々のようなおのぼりさんが大挙して押し掛けてる状況では、それも致し方ないのでしょう。
でも、たとえ味が落ちようと、頑張って営業を続けてくれてるだけでも貴重な存在じゃないかなあ。もちろん、ヨソ者の身勝手さ故の意見だけど、50年単位で続く店なんて、地方だとなかなかないものですよ。
店を出て、県庁通りを歩く。トチの実注意の看板に頬が緩んだ。盛岡、いい街だなあ〜!