ちょうどギックリ腰を発症した日、金町浄水場から放射性ヨウ素が検出された。
都内ではミネラル・ウォーターを買うのもひと苦労だ。府中市あたりだと、スーパーでは1人2本までとか、制限がある感じですかね。棚はいつ見ても空っぽだけど。
なお分倍河原のサミットでは、妊婦と乳児がいる人にのみ販売という思い切った対応をしてくれてたらしい。ナイスです。
我が家には腹ボテが1名おりますので、この問題は相当気になりました。なにしろ水は、生活における基本中の基本だからね。
乳児がアウトで妊婦がOKとか、あり得るのかと。いやあり得るのかもしれないが、それにしたってYESかNOかの二択ってことはないでしょう……。不安でたまらんぜ。
報道があった当日は、親戚中から電話がかかってきた。普段滅多に連絡を取り合わない兄からもメールが届いた。で、皆さんご親切に、震災用として備蓄してあった水を送ってくれた。実家のカーチャンいわく「中身より送り賃のほうが高い」だと。実家で働いてくれてる職人さんの奥さまも、ご提供くださったそうだ。ありがたやありがたや。しばらくこれで生活できます。まあ、私は水道水をガブ飲みしてるんですけどね。
その後、浜松でも水を買うのは難しい状況となったようだ。被災地優先で流通されてるのならいいんだけど……。
ちなみに水道水の汚染状況は、こちらのサイトが素晴らしいまとめっぷり。毎日更新されて、グラフもわかりやすい。最近では新宿百人町の、実際の蛇口から出る水のデータも併記されるようになった。
都内の水道中の放射能調査結果 Radioactive level in Tokyo tap water
府中市は朝霞浄水場と井戸水のブレンドのようだ。いまのところ問題ないとされているけど、さすがサントリーがビール工場として選んだ地だけのことはあって、地下水脈が充実しとるのかな。
上記サイトのグラフを見る限り、東京近辺については全体的に収束に向かいつつあるとも見て取れるが、放射性ヨウ素の基準値は、今回の事故以降、暫定数値として引き上げられているという事実もある。正直、政府の発表や報道をそのまんま鵜呑みにしろと言われても、難しいところだ。
一時は真剣に、妻だけ疎開させることを考えた。とうとうプルトニウムが検出されるなど予断を許さない状況だけに、正直まだ迷っている自分がいる。独身であれば、チャランポランと受け止められるんだけど。
2週間くらい休みを取って、沖縄あたりでフラフラしてこい、というのが正解かもしれないなぁ……。