昨年、実家から大量に送られてきた、相良の砂付き若布。もちろん今年もしっかり仕入れています。
若布というと、普通は塩蔵なのですが、御前崎原発のちょっと上に位置する相良では、砂浜の砂にまぶして干して保存するという、なかなかワイルドなスタイルなんですね。
で、昨年もむさぼるようにして食べた、「いわしのつみれ汁+若布のしゃぶしゃぶ」をやりました。ちょうど魚屋で、立派な真鰯が特売だったのよね。3本で200円以下。思わず2パック購入。
3枚に下ろした鰯を、半分は包丁で細かく刻んで、残りの半分は大雑把に四等分くらいにします。
フープロに、鰯と塩をふたつまみほど、あと全卵を入れて軽めのミンチに。事前に切り方を変えておくと、バラつきが出ていいです。もちろん、段階的にフープロにかけてもいいんだけど、以前試したとき上手いこといかなくてね。
卵は、本当は白身のみを使うといいらしいのですが、黄身だけ取り分けるというのがめんどうくさいんだよネー。
鰯のタネができたら、万能ネギをドサッと入れて練ります。けっこうこの、練り込みが重要な気がする。そんで、白身魚とちがってあんまりネットリはしないので、邪道と知りつつも小麦粉を適当に加えたり。
とりあえず、鰯の準備は完了。
若布は、砂を落としてさっと茹でておいたのを、食べやすい大きさにカット。写真には写ってないけど、めかぶもいっぱい。
昆布を一切れ水から煮出したら、鰯団子をスプーンで適当に形にしてドボドボ入れます。火が通ったな〜と思ったところでしゃぶしゃぶタイム。
思わずビールから早々に日本酒に切り替えてしまう。まことに素晴らしいお味。日本人で本当によかったと思える瞬間です。
鰯は余ったものは冷凍に。味噌汁に入れても、素揚げにしてもヨシです。