SMEが日本のiTunes Storeに楽曲提供を始めた。このニュースについては、個人的に思うところがいっぱいあるが、ここでは書かない……なんてこともなく、ちょこっとだけ書くw
いち音楽ファンとしての意見なり、ソニーに対する苦言なりはネットで死ぬほど目にするし、ごもっともな感じもしないわけでもないのだが、結局はプラットフォームの問題なのだよなぁ。
iTunes StoreやKIndle Store、あるいはGoogle Playみたいな巨大プラットフォームがあって、日々、巨額のカネが動いているわけです。んで、コンテンツホルダーなりアーティストは、それらのプラットフォームによる恩恵に預かりつつも、がんじがらめに束縛もされている。
そんな中、一部のビッグネームは、プラットフォームに依存せずに直接ユーザーに作品を届けようとする。(電子書籍だけど)JKローリングがそうだし、日本でいうとサザンやミスチルもそんなことを考えているのかもしれない(ちゃんと確認してないけど)。
SMEが7年間戦い続けたのは事実だし、それによって勝ったのか負けたのか、WalkmanがiPod(iPhoneじゃなくて)の売上を上回ったとかそーいう近視眼的なことはどうでもよくて、『七人の侍』みたいに結局勝ったのは農民、みたいなことになってるのかもしれないし、逆かもしれない。でも、とにかく戦い続けてきたことについては、個人的にはポンと肩に手を置いてやりたくなるような感情は持っている。おつかれさま、と。
そんなかんじ。
というわけで、早速だけどSMEの音源をiTunes Storeで買った。米米CLUBのデビューアルバム。1985年、まだ高校生だったころの作品なんだけど、このアルバムをレコードレンタル屋(You&Iね)で借りて聴いたときの衝撃は今でも覚えている。
タイトルは『シャリ・シャリズム』っていうんだけど、確かにサウンドはシャリシャリな切れ味いいギターが印象的。バンド名も異質だったけれど、シャリ=米というダジャレのセンスに脱帽した(笑)。
特にラストの曲が最高にツボったんですよ。これは超名曲だよ。再会できて、とてもうれしい。