花子とアンとオレ物語

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※写真と本文は関係ありません

じつは、放送開始から1話も欠かさず見ている。NHKの朝の連ドラをそうやって見るというのは、生まれて初めてのことだ。それもこれも、テーマが赤毛のアンだからである。女性ホルモンが多く、乙女成分の高いアタクシとしては見逃せないドラマなのだ。

『赤毛のアン』という作品を初めて読んだのは、忘れもしない19歳の夏のこと。

単独行で南アルプス南部全山縦走というプランを立てていたのだが、その予行演習として選んだのが信越国境にある雨飾山。

新宿発の急行アルプスに乗り込み、列車を乗り継いで糸魚川に出て、そこから雨飾温泉までバス。宿の庭先にテントを張り、翌日山頂を踏み南小谷温泉へと下山。再び南小谷発の急行アルプスで帰京した。たしか天気は曇天時折雨といった感じだった。

このとき携えて行ったのが、赤毛のアンだったのである。

酒をなめながらテントの中で読み進め、ちょうど帰りの車内でクライマックスを迎えた。嗚咽がこみ上げ、周りの乗客の視線も気にせず涙をダーダー流したのをよく覚えている。小汚い格好をした若者が本読みながらウェッウェッって泣いてるというのは実にキモい。キモすぎるんだが仕方がないよね、あの展開は。

というわけで評価は色いろあるようですが。思い出の作品のエッセンスが上手いこと散りばめられたドラマ、かなり楽しんでおります。おかげでリバーズエッジ見ると、いつも「そうさなぁ」が脳内再生されてイカン。石橋蓮司、素晴らしい役者さんですナ。

前にも書いたけど、SONYのブルーレイレコを買って以来、通勤中はずうっと録りためたドラマや映画を見ております。今年の春以降は粒ぞろいで、さんざん書いてるリバーズエッジもそうだし(ついに最終回か!)、NHK土曜ドラマのロング・グッドバイもよかったし、今やってる55歳からのハローライフも超☆面白い。

今週はいよいよ孤独のグルメSeason4も始まるし、すっかりテレビっ子になってしもうた。読書量が減りすぎとる……。

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