
週末土日を使って、防火防災管理講習を受けてきた。マンションの組合で防火担当になったからだ。
テキスト代5500円を支払い、大判でブ厚いテキストを3冊渡される。こちらをもとに2日間にわたる講習を受講し、最後にテストを受けて合格すれば修了証をもらえる。
講習はちょっとした実技もあるが、ほとんど座学。ビデオを見せられたりする時間帯も多い。
全体的に流れ作業だし、天下り機関による集金構造が運転免許更新のそれと酷似もしており、なんだかなーという気分になった。
テストで出題される問題も、講習中に「ここアンダーライン引いてください」などと明示されるし、問題自体もひっかけ系が多く、極めつけはどこが間違って何点だったとか、そういうことも一切ナシ。合格ラインも開示されていない。
答案回収後、はい全員合格でした、入り口を施錠しますので、すぐ出てくださいと。あまりにシステマチックだ。
おおむね100人程度の受講者がいて、2日間の講習を週2で回して、110万円/週で440万/月、年間50週回すと仮定すると5500万円の売上だ。それが都内では3会場で回っている。
大した額ではないが、企業の総務部とか、私のようなマンションの組合の人員というのは定期的に変わるので、安定した需要も見込めそうだ。
こんなんで本当によいのか?と思うし、貴重な休日を返せとも言いたい。
逆に需要が大きすぎて丁寧にやる余裕がないのかもしれない。だとしたら、そっちのほうが問題だ。
闇が深い。